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「国際バカロレア」資格を生かした入試方法~国内大学編~

グローバル海外進学コラム

近年、日本でも注目度が高まっている「国際バカロレア」(IB:International Baccalaureate)。国際的な大学入学資格につながる教育プログラムのことですが、国内の大学でもこの国際バカロレア資格を活用した「国際バカロレア入試」と呼ばれる制度が広がってきています。国際バカロレアを生かした入試とはどんな入試なのか、具体的にどのような大学で導入されているのか、ポイントを紹介します。

日本の大学における国際バカロレアの扱い

「国際バカロレア」(IB:International Baccalaureate)とは、国際バカロレア機構(本部:ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムです。受講する生徒に対して未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されたもので、国際的な視野を持った人材を育成するため、生徒の年齢に応じたプログラムを提供しています。年齢ごとに4つのプログラムがあり、全部あわせると平成29年5月1日現在で世界140以上の国・地域、4,839校において導入されています。
日本ではまだまだ耳慣れないこの「国際バカロレア(IB)」という資格、すでにアメリカやイギリスなど海外の学生にとっては非常にポピュラーな資格です。国際バカロレアの「ディプロマ・プログラム(DP)」(※1)をすべて履修し、所定の最終試験に合格すると与えられる「ディプロマ(認定証書)」は、世界125か国以上において大学入試の際に自分の能力を証明する資格として広く活用されています。

日本国内には現在46校の国際バカロレア認定校がありますが、日本の高校卒業資格と同時にIBを取得できる1条校(※2)はおよそ半数の20校となっています。(平成29年5月1日現在)海外の難関大学合格に有利になり、様々なメリットがあるといわれる国際バカロレアですが、国際バカロレア資格を有し、18歳に達した人に対しては日本の大学への入学資格としても認められています。出願要件などは大学ごとに異なりますが、国際バカロレアの資格・スコアが出願資格の1つとして扱われ、必要に応じて小論文、面接などを総合して選抜を行う傾向がみられます。

日本政府は国際競争力の向上などを視野に国際バカロレアの導入拡大を目指し、国内の国際バカロレア(ディプロマ・プログラム)認定校などを2018年までに200校に大幅に増加させることを目標として掲げており、導入を促進するためのいくつかの施策を展開中です。ディプロマ・プログラムの科目の一部を日本語でも実施可能とする「日本語DP」の開発・導入もその1つで、一部の認定校では2015年4月から日本語DP課程が実施され始めました。また、文部科学省は国内大学に対して、入試における国際バカロレアの活用促進の働き掛けを実施したりもしています。こうした国をあげた取り組み等を背景に、今後も日本では国際バカロレアの資格やスコア等を活用した大学入試を積極的に導入、またはさらに拡大していく動きが広がっていくでしょう。

※1 16歳~19歳までが対象。所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能なプログラム。「日本語DP」の対象科目等を除き、英語、フランス語又はスペイン語で実施。

※2 学校教育法第1条に規定されている教育施設で、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学・高等専門学校が該当。学習指導要領に準拠しつつ、国際バカロレア機構の定める教育課程を実施することが求められる。

【参考ページ】:最近よく耳にする「国際バカロレア」って一体何?

日本国内で国際バカロレアを活用した大学入試の例

日本の学校の卒業生を対象に、国際バカロレアを活用した入試を実施している大学・学部をいくつかピックアップしてご紹介します。(平成29年度入試実績をもとに作成)

〈国立〉

大学名対象学部(学科)名入試名称募集人数IBの活用方法入試の概要(選抜方法など)
東北大学文学部・法学部・理学部・医学部(医学科)・工学部・農学部国際バカロレア入試各学部:若干名国際バカロレア資格取得者を対象とした入試(各学部が定める基準以上の成績が必要)出願書類(志願理由書、国際バカロレア成績等)の内容と、小論文試験・筆記試験及び面接試験(学部によって異なる)の結果を総合して合格者を決定する
筑波大学全学群(全学類)国際バカロレア特別入試各学群・学類:若干名国際バカロレア資格取得者を対象とした入試(大学が指定した科目を履修していること)【第一次選考】出願書類による選考 ※IBはスコア、EE(課題論文)、TOK(知識の理論)、CAS(創造性・活動・奉仕)の内容を評価
【第二次選考】面接・口述試験
東京大学法学部・教養学部・工学部推薦入試法学部:10人程度、教養学部:5人程度、工学部:30人程度学部の推薦要件に合致することを具体的に証明する資料として活用(国際通用性のある入学資格試験の成績)提出書類・資料、面接等及び大学入試センター試験の成績(学部によって指定教科・科目は異なる)を総合的に評価して合否を決定する
お茶の水女子大学文教育学部(芸術・表現行動学科を除く)・理学部・生活科学部AO入試<新フンボルト入試>全学で20名出願書類(資料)の1つとして活用【第1次選考】プレゼミナール受講後のレポート、出願書類等を総合的に判定
【第2次選考】文系学科:図書館入試(レポート作成、グループ討論・面接)、理系学科:理科室入試(学科により異なる)
大阪大学文学部・人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部世界適塾AO入試文学部:30名、人間科学部:15名、外国語学部:66名、法学部:25名、経済学部:7名出願資格の1つとして活用(学部によっては出願要件として基準スコアあり)提出書類、小論文、面接または口頭試問、大学入試センター試験の成績を総合して合否判定を行う(学部によって異なる)
広島大学文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・歯学部・薬学部・工学部・生物生産学部AO入試対象別評価方式<国際バカロレア入試>各学部:若干名国際バカロレア資格取得者を対象とした入試(大学が指定した科目を履修していること)出願書類の審査及び面接を総合的に評価して合否判定を行う(理学部は筆記試験もあり)

〈公立〉

大学名対象学部(学科)名入試名称募集人数IBの活用方法入試の概要(選抜方法など)
国際教養大学国際教養学部AO・IB・高校留学生入試15名出願要件の1つとして活用出願書類及び英語小論文試験、面接の結果により総合的に合否判定を行う
横浜市立大学国際総合科学部国際バカロレア入試若干名出願資格として活用小論文、面接の点数及び英語資格による加点の合計点を審査基準として得点の高い者を合格とする ※出願時に学部ごとに定められた基準以上の英語外部検定試験スコア提出が必要

〈私立〉

大学名対象学部(学科)名入試名称募集人数IBの活用方法入試の概要(選抜方法など)
慶應義塾大学法学部国際バカロレア資格取得者〈日本国内〉対象入試・AO入試〈IB方式〉20名(帰国生対象入試とあわせて)国際バカロレア資格取得者を対象とした入試【第1次選考】提出書類により総合的に選考
【第2次選考】論述試験、面接
上智大学文学部(哲学科、英文学科、ドイツ文学科)・総合人間科学部(教育学科、社会学科)・法学部・経済学部・外国語学部・総合グローバル学部・理工学部国際バカロレア(IB)入試 第2期各学部・学科:若干名国際バカロレア資格取得者を対象とした入試(国内のIB認定校にて取得・各学科の指定する科目を履修していること)国際バカロレアのフルディプロマの成績証明書、高等学校の成績証明書、志望理由書、TOEFL®Testスコア(英文学科のみ)による「書類審査」にて総合的に判断し、合否判定を行う
法政大学文学部(哲学科、英文学科)・経済学部(国際経済学科)・人間環境学部(人間環境学科)・キャリアデザイン学部(キャリアデザイン学科)国際バカロレア利用自己推薦入試各学部・学科:若干名国際バカロレア資格取得者を対象とした入試【第1次選考】提出書類による選考
【第2次選考】人間環境学部・キャリアデザイン学部:小論文・面接、文学部・経済学部:面接
関西学院大学神学部・文学部・社会学部・法学部・経済学部・商学部・人間福祉学部・国際学部・教育学部・総合政策学部インターナショナル・バカロレア入試神学部・教育学部:若干名、(以降の学部はその他の入試とあわせての人数)文学部:20名、社会学部・法学部・経済学部・商学部:各10名、人間福祉学部:学部で12名、国際学部・総合政策学部:各30名国際バカロレア資格取得者を対象とした入試【第1次審査】書類審査・筆記審査(英語題材論述方式・日本語小論文)により総合的に評価 ※IBフルディプロマのスコアが32ポイント以上であれば免除
【第2次審査】:面接審査を行い、第1次審査の結果と合わせて総合的に評価
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部・国際経営学部AO入試(総合評価方式・活動実績アピール方式・英語基準AO方式)アジア太平洋学部:3方式あわせて135名、国際経営学部:3方式あわせて70名出願資格の1つとして活用【第1次選考】出願書類による審査(総合評価方式は筆記試験「小論文」も行う)
【第2次選考】個人面接

*内容には変更等の可能性もありますので、必ず大学が発表する最新の「入学者選抜要項」「学生募集要項」をホームページなどで確認してください。

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