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アクティブラーニングとは?

グローバル海外進学コラム

2017年3月、文部科学省から新学習指導要領が公示され、いよいよ2018年度から移行期間が始まる予定です。この新学習指導要領ができあがるまでの検討の経緯などに関する一連の資料によると、学習指導要領改訂のポイントの1つとして、「アクティブラーニング」の視点から「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善についての内容が盛り込まれていることがわかります。実はこのアクティブラーニング、英語4技能の習得にも深い関係があるのです。では、そもそもアクティブラーニングとは何か?今回は、英語学習との関係も含めて簡単にご紹介します。

アクティブラーニングとは?

アクティブラーニングとは「能動的学習」と訳され、もともとは大学の授業で使われていた用語です。大学教育の世界では、アクティブラーニングは「学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る学修」とされています。具体的には、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークなどが当てはまります。では、小学校・中学校・高校でのアクティブラーニングはというと、「課題の発見・解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」のことで、併せて「知識・技能の定着や学習意欲の向上も図ろうという学習方法」とされています。初等中等教育においては、「何を教えるか」という知識の質や量の改善はもちろんですが、「どのように学ぶか」という学びの質や深まりが重視されるので、知識・技能を定着させるうえでも、学習意欲を高めるうえでも、アクティブラーニングが効果的であるとこれまでの実践の成果から指摘されています。この考え方、実はこれまでも小・中・高校で行われてきた「総合的な学習の時間」や、各教科の授業で行っている「言語活動」の学習形態のベースになっていたと考えられますが、2014年の初等中等教育の学習指導要領改訂に関する諮問の中で触れられたことで、一躍、注目を浴びるようになりました。

英語教育改革でもアクティブラーニングの考え方がベースに

2020年度より順次実施される今回の学習指導要領改訂で、大きなポイントとなっているのが「主体的・対話的で深い学び」と表現されている考え方です。これは、子供たちが「何をできるようになるか」を明確にしながら、「何を学ぶか」「どのように学ぶか」という学びの過程の質を重視した改善で、アクティブラーニングとほぼ同等の考え方ととらえられます。つまり、日本の教育改革全体の方針のベースとなる部分に、アクティブラーニングが取り入れられているということ。そしてその改革の一環として、英語4技能を重視した英語教育改革もあるというわけです。今後の英語教育においては、英語の4技能を通じて「英語を使って何ができるようになるか」という観点にポイントが置かれていることからも、その視点が明確に示されているといえます。これからは単に英語を習得するのではなく、それをコミュニケーションの手段として使いこなし、自ら課題を発見し解決していくような能動的な姿勢(アクティブラーニング)が求められるようになるのです。

英語4技能の習得には、主体的に英語を使おうとする態度が必須

では実際、4技能を重視するようになる英語教育の現場は、今後どうなるのでしょうか?これまでの日本の英語教育は「読む」「聞く」といった文法中心に偏りがちだったため、「教えられる」という形の受動的な学習が多いという現状がありました。しかし今後は、「話す」「書く」といったお互いの考えや気持ちを英語で伝え合う、主体的な言語活動を積極的に取り入れていくようになることが想定されます。たとえば、ペアを組んで話し合いをしたり、グループで協力し、教えあって課題に取り組むなど、生徒が能動的に参加する必要がある活動が授業で展開されることになるでしょう。これまでの「読む」「聞く」に加え、「話す」「書く」という2技能を伸ばしていくためには、まずは失敗を恐れず、自ら進んで英語を使おうとする態度を育成することが何よりも重要。そのため、まさにアクティブラーニングの実践といえる授業活動が増えると考えられるのです。英語4技能を重視した教育への転換により、学校での英語の授業も大きな転換点を迎えます。新しい授業形態がすぐに全国的にスタートするかどうかは不透明ではありますが、それでも試行錯誤を繰り返しながら次第に変わっていくことは確実です。生徒の側も受け身でなく、主体的かつ積極的に学習に取り組んでいくことが必要になります。

アクティブラーニングを取り入れた日々の学習が重要に

4技能の中でも、とくに日本人が英語に関して最も苦手と言われてきた「話す」技能。母語となる言語の違いもあって、そもそも発音するのが難しいという面もありますが、日本人でもネイティブ並みの英語を使いこなせるようになる人はいるので、英語を喋るのは別に不可能なことではありません。ただ、「話す」力を伸ばしていくには、頭で考えるだけの学習ではやはり難しいもの。人に向かって自ら発声し、相手とやり取りをする訓練を継続的に行うことではじめて身についていく能力であり、アクティブラーニングが必須の領域といえます。日々の学習で意識して取り組んでいくことが重要になるでしょう。ベネッセのオンライン講座「Global Learning Center(グローバルラーニングセンター)」は、画面を通じてネイティブ講師とのやり取りできるのはもちろんのこと、授業中に受講している生徒同士での英語でのディスカッションなども取り入れており、オンラインながらアクティブラーニングを実践している画期的な講座です。日常的に英語で「話す」という学習を家庭で行い、英語4技能をしっかり伸ばしていく学習法として、自信を持っておすすめします。

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