海外大生体験談

自分で見つけて、自分で選んだ!-自分らしい留学ルート ストーリー②-


毎月「海外進学・留学ラボ協力隊」が書き下ろし原稿で、動画で入試や大学生活についてレポートをお届け。8月のテーマは「自分で見つけて、自分で選んだ!自分らしい留学ルート ストーリー」です。

今回も、海外に進学した先輩たちがどのように自分なりの進学ルートを決めてきたのかをお話しいただきます。海外への進学を具体的に考えていくときに大学、コミュニティカレッジ、語学学校などさまざまな進学の選択肢がありますよね。2回目は、アメリカで様々な学校の選択肢を組み合わせて進学先を選び、学びたかったビジネス分野の専攻を実現したDaiki T.先輩に 「自分らしい留学ルート」のストーリーを語っていただきました。

 

 

語学学校、コミュニティカレッジ、そして4年生大学に転入!
全ての経験がつながって学びたかったビジネス分野を専攻できました

 

Daiki T.先輩

アメリカ アメリカ スプリングフィールド大学 (Springfield College)

 

 

高校で1年間留学したことがきかっけでもっと海外で学びたい意欲が湧きました

 

海外進学を目指す前に留学に関心を持ったのは中学生の頃です。
各国からさまざまな年代の参加者が集まって「生物多様性」をテーマに議論する会議に参加をしたのですが、 英語で言いたいことを言えずにもどかしい思いをしました。その時、流暢な英語を話していた日本の大学生は留学経験のある人たちが多く、まず海外留学に興味を持ちました。

その後、高校2年の時から1年間の留学を経験しました。海外への進学は、高校3年生の、留学から帰国した夏以降に本格的に検討し始めました。留学したことで「語学力をさらに向上したい!」「海外でもっと学びたい!」という気持ちが芽生えたからです。


まずは進学先を決定する上で自分が譲れないポイントを整理!
情報をネットで調べ、カウンセラーに相談して進学先を決定しました

 

アメリカへの進学を目指したのは、高校時代にアメリカへ留学していたのと、憧れの気持ちがあったからです。とはいえ進学に関する情報は最初何も分かっていなかったので、インターネットを使って自分で調べたり、海外進学の情報がもらえる説明会に参加をしたり、そこで知り合ったカウンセラーの方から教えてもらったりしながら情報を集めていきました。

そして、進学先を絞っていくのに「これだけは譲れない!」というポイントを押さえて選びました。 具体的なポイントは、まず”専攻”、”学費”、”周りの環境”の3つが自分の希望や条件に合っているかが大事でした。次に”ビジネスを学べること”、”奨学金制度が充実していること”を確認していきました。そして、最後にアメリカの中でも自分の憧れや地域性を考えて”アメリカ東海岸であること”なども条件に絞っていきました。

選択肢を絞っていく時に学びたいことや、憧れなど譲れないポイントは妥協しないことが大事だと思います。 行きたい大学が明確に決まっていない場合は、まずは短大に進学して現地で情報収集をすることでより良い進学先をみつけられる場合も多いと思います。


語学学校からコミュニティカレッジに通い、最後は人との縁で4年生大学へ転入!

 

高校を卒業した3月からコミュニティカレッジが始まる約5ヶ月間は、語学力の向上と現地での生活に慣れるため語学学校(ELS Riverdale/NY)を選択し進学を決めました。 そこはNew York Cityの北部にあるマウント・セント・ヴィンセント大学(College of Mount St Vincent)に 併設されている語学学校なのですが、ちょうど通った時期がアメリカの夏休み期間中であったため、現地の大学生はほとんどいませんでした。その代わりに、英語を学ぶために集まった世界各国からの学生と出会う事ができました。たった5か月間ではありましたが、今でも交流のある友人もいてまだつながっています!

そして9月から短期大学のハーキマー・カウンティ・コミュニティカレッジ(Herkimer County Community College)に進みました。短期大学を選んだ理由としては大きく2つあります。
1つ目は学費です。4年生大学の1年分の学費にくらべ、短期大学の学費は良心的です。
2つ目は、4年生大学に進学した場合も、最初の2年は基本的に一般教養を学びます。そのため、短期大学での2年と学ぶことはさほど変わりはなく、1つ目の理由にも繋がりますが、学費を抑えることができます。
一般的な家庭で育った私にとっては、学費の問題は非常に大きかったです。

卒業の進路を決める段階ではすでに、コミュニティカレッジから4年制大学に転入する方法での留学を決めていました。なので、コミュニティカレッジでは、一般教養(General Studies)を専攻して2年で卒業。そして、4年制大学のスプリングフィールド大学(Springfield College)に転入をしました。

なぜこの大学に決めたのか…は、コミュニティカレッジからの転入先を探していた時にスプリングフィールド大学のテニスチームから多くの奨学金とともに推薦をもらうことができたからでした。さらに興味があったビジネスの学部もあることから自分が学びたいことの条件も整い、推薦を受けて転入を決めました。推薦をいただいたけた背景は、とても不思議な縁なのですが、テニスチームに所属していた時のチームメイトの叔父がスプリングフィールド大学のテニスチームの監督をしており、私に興味を持っていただいた事がきっかけです!テニスの腕前はそこまでうまい訳ではありませんでしたが、人と人の繋がりが私に1つ選択肢を与えてくれました!


ずっと学びたかったビジネス分野!
単位移行の余力で副専攻も取得し、より深く勉強しました

 

転入した後は、海外進学を決めた時から学びたかったビジネスのマーケティング(Business Administration, Marketing)を専攻しました。 コミュニティカレッジで取得していた単位をうまく移行することができたため、4年制大学の単位取得に余裕を持つことができ副専攻も選ぶことができました。なので、興味があった起業・経営に関することを深めたく思い、Entrepreneurial Studies(企業学)を副専攻として増やしました。

制度がしっかりとしていたので、大学のカウンセラーと授業のレベルやスケジュールを相談して決められましたし、副専攻の単位取得についても調整することができました。おかげで、この副専攻の分野を勉強するにあたって、実際に起業したかのように会社経営を実際にする授業を受けたり、他の学校とのコンペや投資家へのプレゼンを行う機会があったりなど貴重な経験ができました。

将来はMBAを取得するため、また海外の大学に進学をしてみたいと考えています。また、これまでの経験をより活かすために、起業することを目標としています。


~先輩の「自分らしい進学ルート選び」アドバイス~

海外への留学や進学に挫折や失敗はない! 経験は人生の「武器」になります

 

海外進学をして得られたことは、語学力や学んだ分野の知識はもちろんですが、「経験」はかけがえのないもので、今の生活での武器となっています。経験からくる物事の捉え方や、価値観、発信方法は社会人になった今でも自らの武器となっています。

そんな経験ができる機会はめったにありません。海外で経験することが挫折や失敗につながることはありません。 経験したすべては人生の「武器」になりますし、その経験を自分自身で「成功」につなげていくことこそが大事です。この時世に躊躇することや迷うこともあると思いますが、学生時代だけではなく将来使える「武器」を得るためにも経験できることを前向きに捉えて検討してほしいと思います。


※この記事でご紹介している内容は2020年8月11日現在の情報に基づいています。

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