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【日本の大学入試改革(2)】大きく変わる「入試英語」

グローバル海外進学コラム

2017年7月13日に文部科学省より公表された実施方針で見えてきた、2020年度からスタートする「大学入学共通テスト」(以下、共通テスト)の全体像。今回の記事では、従来の大学入試センター試験とは大きく変わる共通テストの中でも、とくに抜本的な改革が打ち出され注目が集まっている「英語」に焦点をあてます。共通テストで実施される英語の試験の概要や、ポイントとなる点に絞ってお伝えしていきます。

4技能を評価するため民間試験を活用
実施には移行期間も

文部科学省が最終案として公表した共通テストの実施方針によると、英語の試験は内容・実施形態ともに非常に大きく変わります。最大のポイントは、現行の「大学入試センター試験」で実施されている英語の試験では「読む」「聞く」の2技能しか問われていないのに対し、「共通テスト」では「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語の4技能評価に変更されること。そのうえで、新たに加わる「話す」「書く」の能力を含めた4技能を適切に評価する方法としては、これまでのセンター試験と同様に50万人規模で、同日に一斉実施するようなテスト形式で行うのは環境整備などが困難との観点から、共通テストの英語では一斉テストを行わない方針。その代わりに、すでに4技能評価を取り入れ一定の評価が定着している民間業者の資格・検定試験を活用することが示されています。
ただし、現行の制度からの大幅な変更に対する受検者・高校・大学への影響を考慮し、2023年度までは「共通テスト」の英語試験として「読む」「聞く」の2技能のみの問題も作成されます。2020年度から2023年度までの4年間は共通テストの英語試験(2技能・主にマーク式)と民間の資格・検定試験(4技能)を活用する方法が併存する形となり、各大学の判断でいずれか、または双方を選択して利用する形となります。2024年度以降は「共通テスト」の2技能の英語問題は作成せず、民間の資格・検定試験に1本化する方針です。

具体的に活用が見込まれる民間試験
期間内に2回まで受検可能

では2020年度から、実際にどの民間試験を受験する必要があるのか、というのが気になるところですが、今回公表された実施方針では、共通テストの英語で用いられる民間の資格・検定試験はまだ具体的に確定していません。今後、大学入試センターが、学習指導要領との整合性や試験の内容、実施体制など大学入学者選抜に必要な水準や要件を満たしていると認定した試験が共通テストに採用される予定です。(認定を受けた資格・ 検定試験を「認定試験」と呼びます)

なお、認定試験は未確定ではあるものの、今回の文部科学省の発表資料には「主な英語の資格・検定試験(平成29年5月現在)」という一覧が添付されています。この資料に記載されている資格・検定試験は以下の通りで、現時点では、認定試験として採用される可能性が高いと推測されますので要注目です。

  • ・Cambridge English
  • ・英検
  • ・GTEC
  • ・IELTS
  • ・TEAP / TEAP CBT
  • ・TOEFL iBT®Test
  • ・TOEIC® L&R TEST
  • ・TOEIC® S&W TEST

各大学が認定試験を利用する場合は、できるだけ多くの種類の試験を対象とするよう求められています。また、受検者の負担、高等学校教育への影響等を考慮し、共通テストで活用できるのは高校3年の4月~12月の間の2回までの試験結果とされています。

評価にはCEFR(ヨーロッパ共通参照枠)による段階別成績表示を利用

文部科学省によると、認定試験の成績活用の際は、CEFR(※)の段階別成績表示を利用するとしています。受検者は、指定されている認定試験の中から各自で選択して高校3年生以降の4月~12月の間に受験(2回まで)し、その試験結果を大学入試センターに提出します。試験の成績と、CEFRに対応した段階別評価の2つが、大学入試センターから要請のあった大学に送付される仕組みとなります。

※「CEFR(セファール)」とは、外国語のコミュニケーション能力を表す指標のことで、欧米を中心に広く使われている国際標準規格です。

【参考ページ】:CEFR(セファール)とは?

今回の文部科学省の方針では、共通テストの英語試験と民間の資格・検定試験が併用される移行期間中も、各大学がどちらの試験を採用するにせよ、入試に英語4技能評価を早期に取り入れることが望ましいと明記されています。今後、大学入試の英語は「読む」「書く」能力だけでなく、「話す」「聞く」能力を含めた4技能をバランスよく伸ばしていく必要があることは間違いないと言えるでしょう。

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