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留学は「何を学ぶか」で決める!2 「心理学」に強い大学・学部の特徴とは?

グローバル海外進学コラム

海外大学の教育レベルや語学力だけでなく、「何を学ぶか」で海外留学を考えるため、人気の専攻分野から留学先を考えるシリーズの第2回。今回とりあげるのは「心理学」です。海外の大学では、心理学は非常にポピュラーな学問とされ、古い歴史を持っています。日本に比べて数十年も進んだ研究がされているともいわれており、留学をして心理学を学ぶメリットは大きいようです。

世界で心理学に強い大学・学部で学べること

海外大学で学べる心理学

心理学は心と人間の行動の研究を行う学問。もっと言えば、人間の行動、思考、行動、相互作用および反応の研究であり、心理学を学ぶ学生は、なぜ人々が特定の方法で行動するのか、彼らが周囲の世界にどう反応するのか、そしてどのような要因がこれに影響を与えるのかを社会的、生物学的、認知的または感情的に解き明かすことをテーマとします。
心理学がカバーする分野は非常に幅広く、正確に定義するのは難しいのですが、心理学には主に行動の遺伝学とホルモンの影響に注目する生物学的心理学と、条件づけと環境要因を通して人間に注目し、彼らの行動が他者によってどのように影響されるかを観察する社会心理学があります。海外の大学ではそれらを一緒に学ぶことも可能な場合があります。
また、アメリカでは、心理学は人気の高い分野。多くの大学に心理学を学べるコースがあり、心理学分野は50以上に細分化されています。さらにアメリカの心理学の研究の特徴として挙げられるのは、2つの異なるアプローチがあることです。1つは実験心理学で、人間の心と行動についての事実を発見するために研究と実験に重点が置かれています。このアプローチでは、実験を確実に遂行するための基本的な科学的方法とデータを解釈するための統計の使い方を理解していることが求められます。もう1つのアプローチは臨床心理学です。このアプローチは人間の心理を理解しようと試みるだけでなく、心理的幸福をもたらすことで人々を助けることも目的としており、医者が患者と対話するのと同じような方法で個人との対話の方法なども学んでいきます。この分野の専門家は、カウンセリング、療法、時には処方薬なども管理できるようになります。

心理学系の学部で学べること

心理学では、人間の行動を科学的方法によって説明することを目指します。仮説を立て、調査し、テストし、統計を利用して特定のパターンを見つけていくのです。そうした専門知識を用いて人間の行動をサポートし、前向きな変化を生み出す方法も研究の対象です。実際の心理学の研究は、さまざまな方法で行われます。実践的なセッション、関連する理論の講義、そして専門的なソフトウェアプログラムの学習など。学部での評価は、定期的な試験からエッセイ、ラボレポート、最終的なプロジェクト論文まで、非常に多種多様です。
心理学の学部課程において、学位プログラムの大半は3年から4年続きます。一部の学習機関では、コースの一環として病院、刑務所、リハビリセンターなどの施設で職業訓練をすることが求められます。ほとんどの心理学の学位の基礎は自然科学および生命科学に基づいていますが、犯罪学や哲学などの人文科学、社会科学についても探求する余地があります。医学、人類学、哲学、生物学、言語学などの他の分野とも深い関りがあり、学ぶ範囲は多岐にわたります。海外では、専門分野を自由に選んで学ぶことができるほど、多くの大学で多様なプログラムが提供されていますが、与えられる学位はBSc (Bachelor of Science)またはBA (Bachelor of Arts)のいずれかです。
学部課程の1年目は、メンタルヘルス、発達心理学、社会心理学、さらに今後の研究で必要される統計などの科学的基礎といった、心理学を学ぶ上での中心的な要素をカバーする入門的な内容で始まります。大学によっては、生物学、物理学、化学および数学から少なくとも1つの科目を学習していることが入学の要件となっている場合もあります。
2年目からはより専門的な内容を学んでいきます。認知プロセスや神経科学、特定の集団の心理学(例えば犯罪者、虐待やトラウマの犠牲者、高齢者など)といったトピックが扱われます。専門分野の例としては、臨床心理学、神経心理学、教育心理学、法医学および犯罪心理学などがあります。
最終学年では、学生は通常、自らの研究分野を選択して独自の研究を行い、データを収集し、調査結果をまとめることが求められます。

心理学系の学部を卒業すると?

心理学の学位を取得すると、その後のキャリアの選択肢は非常に幅広いものとなります。イギリスを例にとると、卒業後はプロの心理学者としてのキャリアに進む人も多く、イギリス高等教育統計局(Hesa)のデータでは心理学を学んだ卒業生の約5分の1がプロの心理学者になっています。その役割は、思春期の子どもに接することを含む教育心理学から、犯罪者や犯罪に関する様々なことを扱う法医学心理学まで、非常に広範囲にわたっています。
プロの心理学者という道を歩まない場合も、心理学に関連する職業に就くことが多くなっています。例としては、アートセラピスト、ソーシャルワーカー、言語療法士、言語療法士、またはカウンセラーとして、心理学関連分野、ヘルスケア、メンタルヘルスサポートなどが挙げられます。医療に関わる分野だけではなく、教育、広告、メディア、経営、組織/産業、スポーツトレーニングなど、社会のあらゆる分野に活躍の場は広がっています。イギリス高等教育統計局(Hesa)によれば、イギリスの心理学を学んだ卒業生の約17%が育児、健康、教育の仕事に就き、15%弱は法務、社会、福祉の職業に、約6〜7%が商業、工業、または公共部門の管理職としていています。ビジネス、人事および財務、マーケティング、販売および広報活動の仕事をする人もいるなど、心理学は幅広いキャリアに生かせる学問であることがここからもわかるでしょう。
また、大学院に進みさらに研究を続ける人が多いのもこの学問の特徴です。主要な大学の修士号さらには博士号など、高度な学位を取得した人材に対しては需要が高く、社会のさまざまなポジションで働く機会が拡大していると言われています。

世界で心理学に強い大学

イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education:THE)」による、2019年度の心理学に関する大学ランキングでは、463校(47か国)がランクされています。総合ランキングでは大学の4分の1以上(136校)がアメリカの大学となっており、続いてランキング校数ではイギリスの大学が69校と2位。以下、オーストラリア(28校)、ドイツ(26校)、カナダ(24校)と続きます。

ここでは、THEで上位にランクされている大学を含む4校をピックアップし、それぞれの大学・学部で何が学べるのかをご紹介します。

スタンフォード大学(Stanford University)[アメリカ]

スタンフォード大学の心理学部は、同大学で最も早く設立された学部の1つです。学部課程および大学院課程があり、学部は心理学の部門領域として知られる感情科学、神経科学、認知心理学、発達心理学、社会心理学という、5つの分野の研究グループで構成されています。

  • ・感情科学分野:感情、文化、および精神病理学に関する基礎研究。実験的、心理生理学的、神経的、そして遺伝的方法などを幅広く使用して、人間の行動の根底にある心理学的メカニズムについての理論をテストしている。
  • ・神経科学:大規模脳システムの機能的組織化から微視的神経化学プロセスまで、人間の脳を研究。トピックには、知覚、注意、記憶、言語、学習、神経障害、影響、ストレス、動機などの神経基盤が含まれる。
  • ・認知心理学:言語、意味・精神的表現、知覚、学習、記憶、意思決定および推論を含む幅広いトピックを研究。手法は行動実験、計算と数学のモデリング、自然主義的観察と異文化間フィールドワーク、ニューロイメージングなど。
  • ・発達心理学:人間の心がどのようにして生涯にわたって発達するかを研究。幼児、子供、ティーンエイジャー、大人を対象とした観察や実験を行う。
  • ・社会心理学:実験的方法を使用して、個々の心と社会的世界との間の相互作用や人間の経験の多くの側面を研究。トピックには、偏見や固定観念、人の認識、社会規範、紛争解決、判断の偏り、思考の文化的多様性、道徳、援助と攻撃、アイデンティティと自己、態度と説得、動機などがある。

また、心理学部は生物学、法律、医学、法律、ビジネスなど、キャンパス内の他の多くの学部と密接な関係を持っており、さまざまな学際的プログラムへの参加することが推奨されています。習慣性行動、精神病理学およびリスク、ステレオタイプなどの分野で研究が行われています。

UCL(University College London)[イギリス]

UCLはロンドン大学を構成する中心的なカレッジの1つで、独立した学位授与機関。イギリスを代表する研究思考の総合大学です。心理学と言語科学のUCL部門は、その分野でイギリス最大の学部であり、120人以上の学術スタッフと約1,500人の学生が在籍しています。
認知、神経科学、言語学、教育、コミュニケーション、医学、健康、言語、聴覚科学などの分野で優秀な研究者が集まっており、基礎と応用の両方を理解することを目指して、精神、行動、言語において世界をリードする研究と教育が行われています。行動神経科学研究室、脳画像研究センター、そして言語科学研究のための広範な研究室を含む最先端のリソースにより、活気に満ちた研究環境を実現しています。提供されている学位プログラムは、ヒューマンコミュニケーション障害における応用研究、認知神経科学、発達神経科学と精神病理学、言語学、音声、言語および認識などです。UCLの学部課程は英国心理学会によって認定されているため、卒業生は会員になる資格を有します。
また、UCLにはビジネス心理学、神経科学、意思決定科学、ヒューマンコンピュータインタラクションなど20の分野で修士号を取得することが可能です。

イェール大学(Yale University)[アメリカ]

イェール大学の心理学専攻は、臨床、認知、発達、神経科学、社会心理学の分野でコースワークと研究を行っています。法律、医学と公衆衛生、政治と公共政策、さらにはマーケティング、財務、管理などのビジネス分野で、教育・研究におけるキャリアの基盤が提供されています。BA、BSのどちらの学位プログラムとも、レベル別に用意された多様なコースの中から、規定に沿って興味のある授業を選択することができるようになっています。

ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)[アメリカ]

ペンシルベニア大学の心理学部は、北米で最も古くから機能し続けている、歴史ある学部です。同大学の心理学専攻の特徴の1つは、実証的研究に重きが置かれていることです。
心理学専攻の目標は大きく2つ設定されており、1つは一次経験的文献の批判的な読書を通して、また心理学的データの収集と分析による直接の経験を通して、学生が心理学トピックへの科学的方法を適用するやり方に慣れることです。もう1つは、統計的推論が心理学的データに適用されるときの基礎を理解することです。心理科学を完全に理解するには、統計的推論のプロセスを左右する理論的原則を基本レベルで理解する必要があるためで、学部レベルでの統計的能力の目標は、広く定義されている統計的推論の基礎に関する知識を習得することとされています。
学部内の注目されるコースとしては、幸福の理論的、科学的、そして実践的な側面と、学生が自分の幸福感を高めるためにこれらの方法をどのように利用できるかを探ることを目的とする「幸福の追求(The Pursuit of Happiness)」が挙げられます。

卒業後は幅広く活躍できる可能性を秘めた学問
心理学を学ぶなら研究が進んでいる海外で!

心理学という学問は扱っている分野が非常に幅広く、海外では領域もかなり細分化されています。興味ある分野を深く追求して学ぶことができ、卒業後も学んだことを生かせる職種は多種多様です。そういう意味では、心理学の学位を取得した場合の活躍の可能性は限りなく広く、将来を見越しても学びがいのある学問といえるでしょう。日本では限られた大学・学部でしか学べないため、敷居が高い印象を持たれがちかもしれませんが、海外では教養としても非常にポピュラーな学問。アメリカ、イギリスをはじめ、多くの国の多くの大学で心理学に関するプログラムが提供されています。本気で心理学を学ぶなら、ぜひ海外留学を視野に入れて考えていきましょう。

心理学の分野で高い評価を受けている大学が多いのはアメリカ。留学して大学の授業についていくには、高い英語力が必須になります。通常の英語によるコミュニケーション能力はもちろんのこと、アカデミックな英語にもある程度慣れておかないと、なかなか大変です。海外で心理学を学びたいなら、なるべく早いうちからベネッセの中学生・高校生向けオンライン講座「Global Learning Center(グローバルラーニングセンター)」で英語対策に取り組んでいくのがおすすめです。ネイティブやバイリンガルの先生から直接指導を受けられるので、海外大学での授業にもしっかりと対応できる実践的な英語の能力を磨いていくことができます。海外留学に必要なTOEFL®テストなどの英語テストのスコア対策に対するサポートも万全です。将来の充実した学びに向けて、留学準備はGLCにおまかせください。

※この記事でご紹介している内容は2019年4月26日現在の情報に基づいています。

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