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海外大を受験するなら対策必須!の「エッセイ」とは?

グローバル海外進学コラム

海外大学への進学を目指す場合、避けて通れないものの1つに「エッセイ」があります。日本でも入試に導入する大学が徐々に増えてきていますが、海外の大学では出願時の提出資料としてエッセイがほぼ必須とされています。とくに、難関とされる大学の場合、エッセイは合否判定において重要な位置づけとなっていることが多いのです。今回は、海外大学への進学時に必要とされる「エッセイ」について、課される理由・目的や出題の傾向などをご紹介します。

海外大に進学するなら対策必須のエッセイとは

海外大学の入試で課されるエッセイの役割

海外、とくに欧米の大学の入試は、日本の大学とは大きく異なります。最も大きな違いは選考方法。日本のように、決められた期日に行われるセンター試験や大学ごとの個別学力試験といった、一斉学力テストは、海外大学では原則としてありません。海外大学では、出願期限までに決められた書類を提出し、その内容をじっくり審査したうえで、様々な観点から総合的に評価して合否判定が行われることがほとんどです。

■海外大出願の際に求められる主な資料(アメリカの場合)

  • 1)高校の成績
  • 2)指定された試験のスコア(SAT®、ACTなど)
  • 3)課外活動の実績など
  • 4)英文エッセイ(Admission essay)
  • 5)推薦状
  • ※留学生の場合は、英語力を証明するテスト(TOEFLなど)のスコアが求められることもある

海外大の入試において、志望動機や入学志願者の人となり、キャリア、学問的関心などを見るために出題されているのがエッセイです。エッセイライティングは、合否を左右する大きな決め手になるともいわれる非常に重要な要素。バラエティに富んだ様々なテーマが設定されることがありますが、突き詰めれば、共通して問われているのは「入学志願者の考え方や成長過程」と考えてよいでしょう。エッセイの内容を通して、成績やSAT®、TOEFL®テストなどのスコアだけではわからない学生の個人的な経験や価値観、意欲、目標などを具体的に知り、多面的な能力を総合的に評価するためのものといえます。

アメリカの大学入試におけるエッセイの種類

ここからは、大学のアドミッション(入学審査)でとくにエッセイが重視されるアメリカに絞ってお伝えします。

アメリカの大学に出願する際に必要とされるエッセイは、以下の2つに大別されます。

  • ◇コモンアプリケーション・エッセイ(Common Application Essay)
  • ◇サプリメンタル・エッセイ(Supplemental Essay)

■コモンアプリケーション・エッセイ(Common Application Essay)とは

アメリカの大学は、出願にあたってオンラインで願書(Application Form)を提出するのが一般的。中でも、800以上の大学(※)で使える最も有名な共通願書システムがコモンアプリケーション(Common Application)であり、サイト上で必要事項を入力すればシステムを通して希望する大学に一括で出願することが可能となっています。このコモンアプリケーションの入力時に必須となる項目の1つが「コモンアプリケーション・エッセイ(Common Application Essay)」で、コモンアプリケーションを利用している大学すべてで入力必須のメインエッセイとなります。

※マサチューセッツ工科大学やカリフォルニア大学(UC)系列など、有名大学でもコモンアプリケーションを受け入れていない大学もあります。また、アメリカ以外の国(イギリス、ドイツ、カナダなど)でもコモンアプリケーションを採用している大学もあります。詳細は各大学のHPで確認してください。

【参考記事】:アメリカ留学の共通願書「Common Application」とは?

■サプリメンタル・エッセイ(Supplemental Essay)とは

サプリメンタル・エッセイは、各大学が独自にテーマを設定して、提出を要求することがある補助エッセイです。エッセイテーマは大学ごとに異なり、非常にバラエティに富んでいるのが特徴です。なお、サプリメンタル・エッセイも、コモンアプリケーションのシステム上で入力するオンライン提出となります。

コモンアプリケーション・エッセイの出題傾向

コモンアプリケーション・エッセイは、複数のPromptと呼ばれるエッセイテーマ(トピック)の中から1つを選んで、英単語650語以内で書くことが求められます。2019-2020年度のエッセイプロンプトはすでに発表されており、3年連続でプロンプトの変更はなく、以下の7つで構成されています。

■2019-2020 Common App Essay Prompts

1. Some students have a background, identity, interest, or talent that is so meaningful they believe their application would be incomplete without it. If this sounds like you, then please share your story.
(自分自身の核となるような背景やアイデンティティー、興味、才能などのストーリー)

2. The lessons we take from obstacles we encounter can be fundamental to later success. Recount a time when you faced a challenge, setback, or failure. How did it affect you, and what did you learn from the experience?
(何かに挑戦、挫折、失敗した経験があなたに与えた影響や、その経験から学んだこと)

3. Reflect on a time when you questioned or challenged a belief or idea. What prompted your thinking? What was the outcome?
(あなたがある信念や考え方に疑問を呈したり、挑戦したときに、どう考え、どのような結果だったか)

4. Describe a problem you’ve solved or a problem you’d like to solve. It can be an intellectual challenge, a research query, an ethical dilemma – anything that is of personal importance, no matter the scale. Explain its significance to you and what steps you took or could be taken to identify a solution.
(あなたが解決した、もしくは解決したい課題について、あなたにとってのその課題の重要性と、解決手段について)

5. Discuss an accomplishment, event, or realization that sparked a period of personal growth and a new understanding of yourself or others.
(成果や出来事、新たな認識など、自分自身の成長や、自分・他人に対する新しい理解をもたらした事柄について)

6. Describe a topic, idea, or concept you find so engaging that it makes you lose all track of time. Why does it captivate you? What or who do you turn to when you want to learn more?
(時間を忘れて取り組みたくなるようなトピック、アイデア、コンセプトについて、何があなたを惹きつけるのか、何がまたは誰がそうさせたのか)

7. Share an essay on any topic of your choice. It can be one you’ve already written, one that responds to a different prompt, or one of your own design.
(あなたがすでに書いたもの、異なる質問への回答、あなた自身が考案したものなど、あなたが自由に選んだトピックでのエッセイ)

コモンアプリケーション・エッセイのテーマ設定の特徴を一言で表すなら、「自分について説明・アピールするためのエッセイ」と言えるでしょう。非常に漠然とした問いばかりが並んでいるように感じますが、これまでの自分の行動や考えたことなどを題材に、自分自身を見つめなおし、「自分はどのような人間か?」を表現できるようなトピックとなっています。何かに挑戦した経験や、困難を乗り越えて達成したこと、印象に残っている出来事など、自分が成長してきた過程で考え方や価値観に大きな影響を与えた事柄から、何を学んできたのか、どんな人間になったのかという個性をしっかり言葉にし、筋道を立ててまとめることが必要になります。

サプリメンタル・エッセイの出題傾向

大学別に課されるエッセイで、プロンプト(エッセイの課題)は大学ごとに異なります。分量も、150語程度の短めのものをいくつも課すものから、500語程度の長文を書いてよいものなど、大学によってさまざまです。プロンプトを良く読み、何を問われているのかをきちんと理解したうえで、聞かれていることに簡潔に答えていくことが大切になります。

それぞれの大学が学生に求める資質などがプロンプトに反映されていることが多く、出題の内容は非常にバラエティに富んでいますが、全体的な出題傾向としては以下のようなテーマ設定がよく見られます。

■サプリメンタル・エッセイでよくみられる出題傾向

  • ・その大学に進学したい具体的な理由(志望動機)や熱意、入学後の学業計画、またそれが将来の自分にどう役立つかについて説明するもの
  • ・特定のテーマを通じて知的好奇心と可能性をアピールする内容(「もっとも影響を受けた課外活動について」「好きな本と著者」「好きな映画」など)

■2018-2019年度のサプリメンタル・エッセイのプロンプト例

各大学の特徴や価値観、求める人物像などがうかがえるエッセイプロンプトの例を、いくつかピックアップしてご紹介します。

・スタンフォード大学(Stanford University)

What is the most significant challenge that society faces today? (50 words limit)

What five words best describe you? (10 words limit)

Tell us about something that is meaningful to you and why. (100 to 250 words)

・コロンビア大学(Columbia University)

List the titles of the required readings from courses during the school year or summer that you enjoyed most in the past year. (150 words or less)

List the titles of the books you read for pleasure that you enjoyed most in the past year. (150 words or less)

・シカゴ大学(University of Chicago)

You’re on a voyage in the thirteenth century, sailing across the tempestuous seas. What if, suddenly, you fell off the edge of the Earth?(one- or two-page)

Lost your keys? Alohomora. Noisy roommate? Quietus. Feel the need to shatter windows for some reason? Finestra. Create your own spell, charm, jinx, or other means for magical mayhem. How is it enacted? Is there an incantation? Does it involve a potion or other magical object? If so, what’s in it or what is it? What does it do?(one- or two-page)

・イェール大学(Yale University)

What inspires you? (35 words or fewer)

You are teaching a Yale course. What is it called? (35 words or fewer)

Think about an idea or topic that has been intellectually exciting for you. Why are you drawn to it? (250 words)

・ポモナカレッジ(Pomona College)

Oscar Wilde said that there are two tragedies in life: not getting what one wants and getting it. Tell us about an experience of not getting what you wanted or getting it and why it was a tragedy.(between 400 and 600 words)

・ダートマスカレッジ(Dartmouth College)

“I have no special talent,” Albert Einstein once observed. “I am only passionately curious.” Celebrate your curiosity. (250-300 words)

エッセイは海外大の合否に大きな比重を占める。
「良いエッセイの例」を参考に、内容をしっかりと練って書こう

どちらのエッセイも、人物評価を重視するアメリカの大学の入学審査では最も重要な書類と言っても過言ではないとされています。とくに志願者のほとんどがトップクラスの成績や、満点に近いようなテストスコアで出願するような上位大学であるほど、そういった数値化されたものでは学生同士に差がつかないため、エッセイが合否を左右する可能性が高くなるのです。
まず、内容の前に気を付けなければならないのは、基本的なライティングのスキルやルールがきちんとしているかどうか。その大学で充実した学びができることを証明する意味でも、正しい文法や単語のスペル、構文、句読点の打ち方などは非常に重要であると同時に、クリアすべき最低限のレベルと言えるでしょう。また、指定された文字数を守ることも大切です。

ただ、エッセイは志願者の文章能力を見るものではないので、必要以上に文章を飾り立てる必要はありません。重要なのは、自分がどんな人間か知ってもらうことです。具体的な経験やエピソードをまじえつつ、どれだけ論理的に説得力のあるストーリーを組み立てられるか、自分の考え方や人間性をどれだけ強く文章に反映できるかが勝負になります。エッセイを書き始める前に、自分がどのように成長してきて、これからどんな人間を目指していくのかしっかりと自己分析を行い、他者と比べた際の自分の強みや価値をよく考え抜く必要があります。多くの場合、エッセイは複数のプロンプトの中からいくつかを選択して書く形式ですので、自分の特徴を最も良く表現できるプロンプトを選ぶことも大切なことです。

また、各大学で独自に設定しているサプリメンタル・エッセイの良い例が、「Essays that worked」として大学のHPに掲載されていることがあります。志望校のHPをチェックし、高い評価を受けたエッセイが公開されていたら、必ず確認してみることをおすすめします。その大学がどんな学生を求めているかもわかりますし、エッセイの書き方の参考にもなります。また、民間のサイトでも、合格者たちのエッセイを集めて公開しているものもあります。良いエッセイの例と、自分が書いたエッセイを比較し、何度も書き直したうえでベストなエッセイを提出するようにしましょう。

■「良いエッセイ」の例を公開している大学 (例)

ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)

ハミルトン大学(Hamilton College)

コネチカット大学(Connecticut College)

正しく洗練された英文エッセイを完成させるにはGLCで対策を

きちんと相手に伝わるように、かつ自分の特徴をアピールできるように、英文でエッセイを書くのは非常に大変なもの。いったん書き上げたとしても、一人ではどこが悪いのか、なかなかわからずに苦労していることも多いようです。そんな、海外大進学のために質の高い英文エッセイを完成させたい方には、ベネッセの「Global Learning Center(グローバルラーニングセンター)」をおすすめします。GLCはTOEFL®テストなどの英語テストのスコア対策だけではなく、英文エッセイの対策にも自信あり。アメリカ大学進学・SAT®対策講座では、少なくとも週に1回はエッセイを書くトレーニングを行います。また、英文エッセイに特化したAcademic Writing Plusというオプション講座もあり、ネイティブ講師の添削を通じて、より洗練されたエッセイを作成することができます。完成度の高い、洗練された英文エッセイで、海外大学の合格を勝ち取りましょう!

※この記事でご紹介している内容は2019年6月14日現在の情報に基づいています。

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