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最近よく耳にする「国際バカロレア」って一体何?

グローバル海外進学コラム

「国際バカロレア」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか? アメリカやイギリスの学生にとっては、ごく一般的に知られている資格ですが、日本ではあまり知られていない言葉かもしれません。世界で活躍できる人になりたいと考えている人は、是非チェックしておきましょう。今回は、注目が高まっている国際バカロレアを徹底解剖します。

国際バカロレアとは?

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年にスイス・ジュネーブで設立された非営利組織・国際バカロレア機構(IBO)が認定する教育プログラムのことを言います。この教育プログラムは、国際バカロレアが独自に認可した小学校・中学校・高校のみが提供できるもので、日本国内には現在38校のバカロレア認定校が存在します。国際バカロレア認定校で学ぶ生徒たちは、独自のカリキュラムに沿った授業を受け、国際バカロレアが課す試験に合格するとディプロマ(認定証書)が与えられます。このディプロマが、世界的には非常に価値がある資格になっており、近年は日本国内でも大変注目を浴びています。というのも、世界75か国約2500以上の大学の入試において、自分の能力を証明する資格として広く活用されているからです。
特に、国際バカロレアの課すディプロマ試験で合格し、満点に近いハイスコアを獲得すると、TOEFL®TestやSAT®などのスコアテストと同様に、難関大合格に大変有利だと言われています。そのため、海外の学生にとっては非常にポピュラーな資格になっています。

国際バカロレアの魅力

大学の入学資格に使えるメリットはもちろんですが、最大の魅力は、世界に通用する論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力などが身につけられること。欧米の大学で学ぶ際に必要となる基礎的な力や、将来グローバル社会で活躍するためのスキルを、高校時代から磨いていけるのは、何物にも代えがたい財産になるでしょう。
なお、海外の名門大学として、誰もが知るハーバード大学やオックスフォード大学、ケンブリッジ大学などは独自の基準を設定し、国際バカロレアを個人の能力を証明する入学資格として認めています。また大学入学後も、大学で受講すべき基礎科目の受講が不要になったり、スコアによっては入学後の単位振り替えに使えたりと、さまざまなメリットを受けることができます。
国際バカロレアは、自分のスキルを上げる教育プログラムとして、難関大への入学資格として、非常に優れた資格と言えるでしょう。
ただし注意すべき点として、国際バカロレアの資格だけでは、海外大に入学できないことは念頭に入れておくべきです。基本的にはTOEFL®TestやSAT®等の共通テストのスコア提出も必要なので、合格を有利に運ぶプラスアルファの資格と言った感じです。TOEFL®TestやSAT®対策も欠かさずに行ないましょう。

国際バカロレア認定校とは?

国際バカロレアの認定校についても知っておきましょう。 国際バカロレアの認定を受けている学校は、世界140以上の国・地域で4,610校にのぼっています(平成28年7月1日現在)。
一方、日本における国際バカロレア認定校は、38校あります。その内訳として、「1条校」と呼ばれる学校と、インターナショナルスクールがあります。1条校とはいわゆる一般的な幼稚園・小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学・高等専門学校が該当します。国際バカロレアのプログラムに関しては1条校もインターナショナルスクールも違いはありませんが、日本の高校卒業資格と同時に国際バカロレアを取得できるのは、基本的には1条校のみになっています。日本国内のバカロレア認定校38校のうち、1条校は14校となっています。海外大を目指すなら、1条校を目指すのがオススメです。

【関連ページ】:国際バカロレアの認定校|文部科学省

ディプロマプログラムの授業について

海外大受験の際に使える「ディプロマ」を取得できるのは1条校のディプロマプログラムのみですが、インターナショナルスクールでもカリキュラムは同じです。以下は、ディプロマプログラムのカリキュラム一覧です。通常、1〜5のグループの科目から1つずつ選択し、さらに1〜6のどれか1つの科目を選択して、合計6つの科目を2年間履修する必要があります。また、大学やその後の職業において必要となる専門分野の知識やスキルを、大学入学前の段階で準備しておく観点から、6科目のうち、3~4科目を上級レベル(各240時間)、その他を標準レベル(各150時間)として学習します。

国際バカロレアの科目

1.言語と文学
言語A:文学、言語A:言語と文化、文学と演劇

2.言語習得
言語B、初級語学

3.個人と社会
ビジネス、経済、地理、グローバル政治、歴史、心理学、環境システム社会、情報テクノロジーとグローバル社会、哲学、社会・文化人類学、世界の宗教

4.理科
生物、化学、物理、デザインテクノロジー、環境システムと社会(※)、コンピュータ科学、スポーツ・運動・健康科学

5.数学
数学スタディーズ、数学SL、数学HL、数学FHL

6.芸術
音楽、美術、ダンス、フィルム、文学と演劇

加えて、ディプロマ取得のためには以下の3つの単位取得が必要です。

ディプロマ取得のために必要な課題

●Extended Essay(EE:課題論文)
研究課題を決め、自分で調査・研究を行って学術論文にまとめる

●Theory of Knowledge(TOK:知識の理論)
学際的な観点から個々の学問分野の知識体系を吟味し、論理的思考力を育成する

●Creativity/Action/Service(CAS:創造性・活動・奉仕)
課外活動としていろいろな人と共同作業することにより、社会での経験を積む

2年間の科目履修と3つの課題をクリアすると、ディプロマ取得のための最終試験がありますが、すべて英語(またはフランス語、スペイン語)で行われます。日本の大学入試でよく見られるような選択問題はなく、小論文のような記述式の問題が課されます。合格ラインは、45点満点中、原則として24点以上を取得する必要があるとされ、合格率は約7割程度と言われています。海外の有名大学などに入学しようとするほど高い合格スコアが要求される傾向にあり、オックスフォード大学は38点~41点、ケンブリッジ大学は40-41点と言われています。海外難関大を目指すなら、高得点で合格することが重要です。

国際バカロレアの今後について

日本政府は2018年までに国際バカロレア認定校を200校に増やすという目標を掲げ、さまざまな取り組みの最中にあります。国際バカロレアは授業をすべて英語、フランス語、スペイン語で行なわなければならないことがバカロレア教育導入に対する大きなハードルになっていましたが、今年度より一部の授業で日本語と英語の併用によるディプロマ習得プログラムが認められるようになりました。この改定により、全国の公立高校などでも国際バカロレアのプログラムが導入しやすくなり、認定校が増えていくことが見込まれています。
また、バカロレアを利用した入試を行う大学が増えています。筑波大では平成27年度から全学部で国際バカロレア特別入試が実施されていますし、東大の教養学部や法学部で平成28年度から推薦入試における能力証明の資格として、国際バカロレアが採用されました。上智大でも平成28年度から、全学部で国際バカロレア資格が日本人・外国人問わず出願資格として認められています。日本政府が2018年には国内の国際バカロレア認定200校を目指していることからも、国内の大学での国際バカロレアのスコアを活用した入試は、今後も増える傾向にあります。
中学生の皆さんは、国際バカロレア認定校で学べることを1つの基準にして高校を選ぶのも良いかもしれません。将来、グローバルに活躍したいと思うなら、国際バカロレア認定校は要チェックです!

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