海外大生体験談

海外大に入学して驚いたこと!-勉強編④課題、自宅学習について-

世界で活躍中のGLC卒業生「海外進学・留学ラボ協力隊」が書き下ろし原稿、動画で入試や大学生活についてレポートします。5・6月の2か月連続でお届けするテーマは「海外大に入学して驚いたこと」。 勉強編ラストの今回は、課題や自宅での学習について語っていただきます。

海外大学に行ったらとにかく授業だけではなく課題や自宅学習が大変というイメージがあります。勉強の量やどれぐらいハードなの?また、フリータイムはあるの?など気になりますよね。国や大学、専攻が異なる先輩たちがどれぐらい勉強をしているのか、どのように勉強をしているのかを紹介してもらいましょう。 紹介をしてくれる先輩たちは、今回もアメリカからYuka T.先輩(Middlebury大学)とKaito N.先輩(Havarford大学)、オーストラリアのY.H先輩(Western Sydney大学)、オランダからMia T.先輩(Leiden大学)の4名です。

 

Y.H.先輩

オーストラリア ウェスタンシドニー大学(Western Sydney University)

 

 

中学・高校と違い、専門的で深い予習が大前提!

 

毎日、絶えず勉強をしています!どれぐらい勉強しているか…大学側が目安として出している一週間の勉強時間で細かく考えてみると、
1)大学の講義で1時間
2)オンラインで宿題が出るのですがそれが週1時間
3)各週によって違う範囲のリーディングを事前に目を通すので3時間
4)チュートリアルといって講義とはまた違った生徒主体で作り上げられていく講義の復習や理解のための授業で2時間
5)その他課題などに取り組む時間として3時間
と言われています。でも、この勉強時間は一単位あたりの時間で、通常一学期に4つの単位を取るので、単純計算でも週48~50時間!1日当たり7、8時間!は机に向かっていたり授業を受けていたりということになります。中学や高校と違って講義が1日にひとつしか入ってなくて授業自体は1時間しかないということはざらにありますが、その1コマの1時間に加え、予習に費やす時間が必要です。というのも、授業は予習前提でどんどん進んでいくので、その授業に向けて予習の段階で指定された範囲のリーディングやコンセプトの理解に時間を使います。授業内容が専門的であるということと、もちろん英語ということもあってとても時間がかかります。各週それぞれの単位ごとに読むべき資料やビデオの指定があるので、授業がある前日までに必ず目を通します。大量にあるので、読み切れなかった場合は太字などで強調されているキーコンセプトだけでも頭にいれて授業に臨むようにしています。

また、このペースで勉強時間が進むので効率的になるよう工夫しています。例えば、エッセイやレポートが出されたときに私がよくやるメモのとり方(下の写真)。まず、どの単位から何の課題が出ていて、締め切りがいつなのか?今回のテーマは何なのか?を書き出し、授業で習ったコンセプトを考えていきます。そして、そのコンセプトに対する自分の意見を裏付けるために、同じ主張の本を引用して、要約しながら書きます。いわゆるエッセイまたはレポートの設計図です。 エッセイなどが評価されるのは、内容がいかに問われていることに忠実で、そしてより深く自分なりに解釈しているかというところにかかっています!なので、まずはマインドマップのように自分の理解を書き出して深めます。その後、限られた文字数の中でどういう優先順位でどれをどのくらい書いていくのかを決めて書き始めるようにしています。


エッセイやレポートが出されたときのメモ


 

 

Yuka T.先輩

アメリカ ミドルベリー大学(Middlebury College)

 

 

食事・睡眠以外は勉強。でもそれは学びの可能性を広げています!

 

海外の大学では、常に勉強!と聞いてはいましたが、噂どおりでした。海外の大学はとにかく予習・復習の自習が大変です。リベラルアーツでは特に、本気で授業を受けようという姿勢のある生徒でいる限り、学期中に休みはありません!毎回の授業前に課題があるのはあたりまえ、授業に出るのもあたりまえ、です。 勉強の量は予想どおりでしたが、驚いたことは、教授は生徒一人ひとりの名前と顔を最初の2週間くらいで覚えてしまう方がほとんど。すごいのは授業一日目から全て予習して覚えてきた教授もいるくらいです!つまり、生徒の名前と顔を一致させつつ各生徒の学習進捗を教授が把握してくださっています。進むべき学習進捗に遅れが生じないように、ごはんを 食べるのと、課外活動と、睡眠以外は基本ずっと勉強しています。なので、よく「何時間くらい勉強してる?」と聞かれるのですがわかりません…笑。 ごはんは休憩も兼ねて1時間くらい、睡眠は毎日ミニマム6時間。そこから課外活動の時間も全体から引いた時間が私の勉強時間です。つまり起きている間ずっとですね!

テストやレポート・プロジェクトの課題が出されるスタイルは隔週だったり、学期に3回だったりと様々ですが、基本的に「常に何かの大きな課題に向けて準備している」という感覚です…、伝わるでしょうか。でもそれだけ、教授達が私たちの「学び」の可能性に期待している、ということなんです!だからこそ、期待されている分だけ学びたい、搾り取れるだけ学問知識と経験を搾り取りたい!と思えます。だから、私はここでの学びに本当に感謝しています。


授業1日目から全員の名前を予習し覚えてきたこの史上最強の心理統計の教授

最終日のこの日、一人ひとりに「あなたはどうクラスに貢献したか」を書いた表彰状を配ってくれました! 私の表彰内容は「エクセルを使ったF分布作成のマスタークリエイター」の称号です。 たまたま、教授がこの作成に困っていた時、作成の仕方を解読してクラスにシェアしたのでこうなりました。笑



期末前、一人で空き教室のホワイトボードにひたすら書きまくるのが私流の勉強法
常にMyホワイトボードマーカーを持ち歩いています。

 

 

 

Kaito N.先輩

アメリカ ハバフォード大学(Haverford College)

 

 

徹夜で課題も。でも、クラスメイトと深まる絆!

 

教授・授業レベルにもよりますが、宿題は基本的にかなり多く出ます。特に平日は授業の合間や部活・夕食後から就寝まで絶えず宿題に追われています。ただ、寮に住んでいて、学校内にも勉強できる設備が整っているので、苦痛には感じません!数学やコンピューターサイエンスなどの自然科学分野では、毎週課される宿題が中心で、課題の一つひとつに取り組むにも何時間もかかるものがほとんどです。ただ、一人でただ解くだけではなく、教授のオフィスアワーを利用して質問しに行ったり、チューターに質問したり、様々なサポートを受けることができます。また、大変な分、提出された宿題に対して、かなり細かくフィードバックをもらうことができます。他にもクラスメイトと一緒に問題に取り組むこともできます。共同プロジェクトがある際には、徹夜をしないといけないような日もありますが、その分クラスメイトとの絆がぐんと深まります(笑)!

ライティングセミナーや歴史などの人文科学・社会科学分野では、予習としてリーディングを課されることがほとんどです。一年生の時は読むのが遅くてとても苦労しました。また、学期中にいくつかエッセイを書いていく必要がある場合が多く、その締め切りがある週は四六時中ストレスを感じます…。なので、前もって計画をしておかないと、なかなか良いエッセイを書くことができません。ただ、ライティング専用のチューターがいて、そのような人たちに相談をすることができるので、一年生の時には毎週利用して乗り越えていました!

 

Mia T.先輩

オランダ ライデン大学(Leiden university)

 

 

友人10人とテスト勉強をシェア。ひとりでやるより効率アップ!

 

正直に言うと相当ハードです。授業自体は一日に2時間ほどしかありませんが、常にリーディング、エッセイなどの課題に追われています。土日もあるようで無いのが現実です。 テスト前も、勉強の範囲が広過ぎです!日本では勉強も暗記ものが多かったので一人で勉強することが効率良く感じて黙々と勉強をするスタイルでしたが、海外の大学では理解力を図るテストなのでスタイルを変えています。というのも、理解力を深めるには、一つの分野でも最初から最後までの勉強を全部やらないといけないので、すべて理解を追いつかせることは時間的に無理な点もあります。なので、テスト前の勉強法として一つのグーグルドキュメントをグループのみんなでシェアしています。 分野の中で得意な部分をそれぞれが埋めて共有します。そうすることで効率よくテスト勉強をすることができ、自分の理解に時間をうまく使って深めていくことができます。

しかし、ずっと勉強をしていては精神的に苦しいです。なので、忙しいからこそオンとオフの切り替えをしっかりつけることで、友達と遊ぶためにさっさと課題を終わらせるようになります。個人的に、頑張って勉強すればするほど遊ぶときの楽しさが増すと感じています。そして気分がリフレッシュしたところでまた勉強に集中できるのです。


※この記事でご紹介している内容は2020年5月26日現在の情報に基づいています。

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