海外大生体験談

やっといてよかった!やっときゃよかった!英語対策 -英語の弱点をどうやって発見&克服した?-


毎月「海外進学・留学ラボ協力隊」が書き下ろし原稿で、動画で入試や大学生活についてレポートをお届け。7月のテーマは留学前に「やっといてよかった!やっときゃよかった!英語対策」です。今回は、「英語の弱点をどうやって発見・克服した?」についてです。

海外大を受験する!と決めて勉強を進めていくうちに英語の勉強が思ったように進まない…と留まることもあるのではないでしょうか。そこで今回は7人のラボ協力隊に、どのように自分の英語の弱点を発見して、それを克服したのか、をうかがっていきます。

 

 

T.M.先輩

アメリカ ピッツァー大学(Pitzer College)

 

 

間違えやすい問題パターンを見つけて復習の繰り返しをしていました

 

TOEFL・SATともに、問題のパターンが決まっているので、まずはどういうパターンがあるのかを知ることが大事だと思います。その中で自分の間違いやすい問題のパターンを見つけて、それだけを徹底的に反復しました。私にとって一番の課題はSATのリーディングでした。単語のレベルもTOEFLより高くて歯が立ちませんでした。
そこでまずは、過去問を読んで分からない単語に線を引き、すべて辞書で調べました。そして、問題文の選択肢に出てきた単語も同じように調べました。さらによく出てくる単語はカードを作って暗記をし、同じ文章を何度も読むことで単語の意味を理解していきました。単語に慣れてくると、次なる壁はスピードでした。本番よりも短い時間で解く練習をして、試験会場で緊張してもすべての問題が解き終わるように訓練を重ねました。



 

Jennie E.先輩

アメリカ ウェズリアン大学(Wesleyan University)

 

 

リーディングの読解スピードを計測して弱点を発見しました

 

SATのテストテイキングの効率を上げるため、リーディングの文章を読むスピードを毎週タイマーで測っていました。タイマーで測ることで、3~4分で読むべき必要がある文章を私は5~6分かけて読んでいることや読んでいる内容が100%吸収されてない、つまり自分が理解できていないことに気づきました。その弱点が分かって以降、読むスピードと理解度を上げるため、”TIME Magazine”や”New York Times”の記事を利用してSATのリーディングと似た長さと内容の記事を毎日読んで練習。そして、読んだ内容を誰かに説明することで理解しているかを把握していきました。



 

 

Y.S.先輩

東京大学(海外大進学と併願の上、国内進学を選択)

 

 

なぜ間違えたのかをノートに記録していくことで理解度を高めました

 

SATの対策では、間違えた問題ごとにどんな問題だったか(推察問題や語彙の問題など)を分類し、なぜ間違えたのか、今後どうすれば間違えないのかを下の写真のようにノートに記録していきました。これをやり始めてから理解度が飛躍的に上がったように感じています。 また、”mikan”という単語帳アプリや”Weblio辞書”の単語帳・クイズ機能を利用して隙間時間に単語を覚えていました。特に”Weblio辞書”の方は語彙力診断の評価がめちゃくちゃ辛口なので、その評価をあげていきたい意欲がわいて勉強のモチベーションを上げるのに最適でした。


間違えたところを記録していたノート



 

Yuki Y.先輩

アメリカ バックネル大学(Bucknell University)

 

 

苦手だったライティングを重視してエッセイスキルを磨きました

 

高校1年生の頃はライティングが苦手だったので、外部の英語のテスト(IELTS)を対策する際もライティングを重視して勉強しました。まずはIELTSの対策本を購入し、そこで論理的な構成でエッセイを書くスキルを磨きました。苦手だったライティングの対策で論理的な意見の書き方を覚えたことで、スピーキングでも構成的な意見を述べることができるようになり、さらにリーディングもどのような構成で筆者が書いているのか掴めるようになりました。

高校3年生の時にはSATを勉強し始めたのですが、その時アカデミックな文章が苦手で読めないことが発覚しました。そこで私は毎日”Khan Academy”を使用してリーディングを欠かさず勉強しました。”Khan Academy”のリーディングは1パッセージずつに分けて出題されていて、13分で一つの問題を解き終わります。最初はその時間を意識したペース配分が難しかったのですが、徐々に速読力が身に付いていきました。速読をして理解できなかった問題は丸付けの後にもう一度熟読して理解を深めました。そこで分からなかった単語も出てくるので、その単語を”Quizlet(単語学習アプリ)”に登録して復習しました。



 

Michiru I. 先輩

アメリカ ウェルズリー大学 (Wellesley College)

 

 

出願エッセイの弱点分析と練習はSATエッセイ改善にも繋がりました

 

私は、エッセイが苦手でした。エッセイを書いていく中で自分が表現する英語の文は長すぎたり、段落構成が日本語と違うので全体的にやや分かりにくい文章を作ってしまったりすることが多いことに気づき、自分の弱点であることを把握しました。ただ文章を区切るだけではなく、高度な文法技術や普段使わないような言い回しをどんどん習得することで文章も綺麗になっていき、同時にSATのエッセイの点数も上がっていきました。



 

 

Ryosei O.先輩

アメリカ スワースモア大学(Swarthmore College)

 

 

早めのSAT対策と客観的なアドバイスにより点数が伸びました

 

海外進学に向けた勉強を始めた際、SAT対策を早めに開始したことが苦手の克服になりました。また、塾でもSAT対策授業を取っていたのですが、その講座を遅すぎない段階で受講したことが良かったと思います。自力で参考書や過去問を通じて勉強していたのですが、本番の点数は満足できるものではなく、2か月後に受けた本番でも点数はなかなか伸びませんでした。塾の授業で先生が分かりやすくコツを教えて下さり、その後一気に点数が伸びました。自分の勉強法で弱点をうまく見つけられない時に客観的に相談する相手がいるとより発見しやすいと思います。



 

 

Yuki H.先輩

アメリカ ブラウン大学(Brown University)

 

 

苦手なスピーキングは、日本にいても友達と英語で話していました

 

リーディングやライティング、リスニングは日本にいても簡単に勉強できると思いますが、スピーキングはやはり喋れるようになるのが大変でした。そのため、僕は周りの友達などと意識的に英語で話すことによって自分をトレーニングしました。補いにくい英語力は、考えを変えて意識的に環境を作り出すことが克服につながると思います。



※この記事でご紹介している内容は2020年7月14日現在の情報に基づいています。
※SATやTOEFLなど検定試験の実施状況は、新型コロナウイルスの影響により大きく変動している場合があります。今年度の最新情報については、必ず公式HPでご確認ください。

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