海外大生体験談

海外留学でどうする?どうなる? 親子の関係 ① ~”海外進学したい!”って、親にどうやって伝えた?~

今回からお届けするのは、“親との関係“についてです。いざ海外進学を目指す!となった時、親には書類や金銭的なことなども含め相談をしなくてはなりませんし、協力をしてもらうことが欠かせません。先輩たちはどのようにして海外進学の覚悟を伝え、どのような選択肢を親に相談しながら進学を決めていったのでしょうか。1回目の今回は、先輩たちに海外進学の希望を伝えた時のことを振り返っていただきました。

 

 

今回の「ラボ協力隊」


Saki N. 先輩

アメリカ デポー大学(DePauw University)1年生。

中学生の時に国連の仕事に興味を持ったことが海外進学のきっかけ。現在は、大学で文化人類学部と音楽(ピアノ)専攻を目指している。

 

Hibiki T. 先輩

アメリカにあるコミュニティーカレッジのオレンジコーストカレッジ(Orange Coast College)1年生。フィルムと音楽を世界のエンターテイメントの中心であるアメリカで学びたいと思い海外進学を決意。

 

Emika K. 先輩

オーストラリア メルボルン大学(The University of Melbourne) ファウンデーションコース 1年生。海外進学への芽生えは、小さい頃から英語が好きだったことから。自然が豊かで、豊かな建築の文化のあるオーストラリアを選択し進学。

 
Isshin Y. 先輩 

アメリカ スワースモア大学(Swarthmore College)1年生。

中学生の時の短期留学が機となり、海外の大学での学生生活に憧れを持つようになりアメリカに進学。

 


 

Q. 親に「海外に行きたい!」と、いつ、どうやって打ち明けたのか教えてください!その時の反応は、一体どんな感じでしたか? 

 

Saki N. 先輩

 

私が初めて海外進学について親に話したのは、結構早かったんです…中学2年生でした。それは、学校から帰っておやつを食べていた時、母に話したのが最初でした!

 

 「この前、将来の夢で“国連に入りたい”って言ったじゃん?調べたら、ニューヨーク大学が出てきて、海外の大学がすごく面白そうなんだけど…どう思う?」と、なにげない日常会話の延長線上で話したのを今でも覚えています。 母は「面白そうだねー!」ととても好意的でした。突然の提案にも驚かなかったので、素直に嬉しかった反面「え、海外だよ⁉ 本当にいいの?」と、逆に私が驚きました。

 

父には晩御飯の時に伝えたのですが、「…???何があったの?!…どうしてそこまでしないといけないの?!」と、突然降って湧いた将来の話に、そして、海外大学を受験することに不思議がっていました。反応は思ったとおりでしたが、母とのギャップが大きかったのと、私の話す内容が全く耳に入っていなかったので少しショックでした…笑。

 

 元々、将来の夢の話をするきっかけは、母親が何気なく「将来なりたいものとかあるの?…国連とかは?」と話してくれたことが発端だったんです。私は、「海外で働く、海外の大学に行くという選択肢もあるんだ!」と考えてみたことも無かったことを知り、一気にワクワクする思いが溢れました。 

 

でも、これには実は、裏話があって(母から後から聞きました)…笑。中学受験を終えた私が「塾をやめたい」と言ったのを聞いた母は、“これはやばい!中学受験後の燃え尽き症候群になってしまう!“と思ったらしく、「塾をやめる」という私の意思は尊重しつつも学ぶことをやめてしまうことに危機感を覚えたというのが事の始まりだったそうです!私が学校へ行っている間に母なりに政治や環境問題をネットで調べ、私に積極的に政治や環境問題の話を振り、私が常に何かを考えることができるように心がけていたようなのですが、その会話の中で、「国連」というワードを会話の中で発した瞬間、急に私が目を輝かせた!…というわけでした。 

 

今の夢はまた変わってしまいましたが、国連や海外に夢抱くようなきっかけを親からもらえたことに今はとても感謝しています。 

 

Hibiki T. 先輩

 

私は海外進学を意識したのが遅くて、高校2年生の冬からだったので卒業まであと1年という状態からのスタートでした。なので、もちろん親に話した時期もその冬でした。話したシチュエーションは、母との日常の会話の中でした。 その時、すでに国内で行きたい大学も学部学科もほとんど決まっていたのですが、その学科で勉強する内容は大学へ行かなくても独学でも学べる内容かもしれない…と感じ始めたのがきっかけでした。そう思い始めると、なんだか色々と考えが深くなっていって、だんだんと“自分のやりたいことは本当にこれなのか?”と考えるようになりました。 私が学びたいことって “音楽と映画“だと気付き、自分が本当にやりたいことの答えを見つけた時には自然と海外に行こう!と決意が固まりました。 

 

私は日頃からよく母に「〇〇をやってみたい!」「〇〇に行ってみたい!」などという話をしていたので、この時期で、しかも海外に行きたいという突然の話ではありましたが、驚かれはしなかったです。でも、母に「ただ外国に行きたいだけなんじゃないの?」と言われ、“なぜ海外でないといけないのか?”、“なぜ大学院からではいけないのか?”など、よく説明して欲しいと言われました。今考えると自分の決心が生半可なものではないことを母は私自身が自分に対して確認できるよう仕向けてくれていたのだと思います。

 

父は、昔から私の進路や勉強に関して一言も何かを言われたことがなく、常に応援してくれる父なのですが、さすがに何かあるかな…と感じていました。が、「アメリカの大学に進学したい!」と伝えた時も特に何も言われず応援のスタンスでした。私は正直“反対されるかな…”と思っていたので少し意外でした!

 

Emika K. 先輩

 

私は中学生の頃からずっと“いつかは海外に行きたい!“と思っていて、普段の会話からずっと親にも話していたので、考えをずっとため込んでから決意を固めて親に話す!…みたいな、切り出したというような場面は特にありませんでした。 が、私がいくら行きたいと思っていても、最初は親も私も実現できると思っておらず、実現の仕方も分からなかったので、ただの“夢見る私の願い“みたいな感じでした。なので、海外に行きたい話もなんとなく現実感もない話でしたし、話している中でも親も”お金がないから…“と受け流していたような感じでした。

 

それが変わったのは、高校2年生の4月でした。海外進学に関する講習会に参加したことがきっかけで、海外進学の仕方は一気に具体的なイメージで掴むことができたんです!具体的に何をすればいいか分かってくる中で、親も“行きたいのなら応援する!”という姿勢に変わっていって、私の夢は今現実になりました!

 

Isshin Y. 先輩 

 

私は、中学3年生の時に短期留学プログラムで東海岸の大学を訪れたことがありました。その時に「綺麗なこんなキャンパスと緑に囲まれて、満足するまで勉強してみたい!」というような大学生活の妄想が膨らみ、海外の大学を意識するようになりました。その短期留学を体験したことで私が海外の学校に憧れていることはなんとなく自然と親に伝わっていたと思います。 

 

大学進学という現実が近づいた高1の頃、進学の選択を迫られます。国内大学のことも、海外の大学のことも調べていけばいくほど“日本の大学ではできないこと”や“海外に行けばできること“が自分でも目につくようになり、海外進学に熱意が増していきました。 そこで、高校2年生の夏に、海外進学を本格的に志望することを親に伝えました親の反応としては、「どの選択肢でもいいが、後悔しないようにしっかりがんばれ!」と言われたのを覚えています。海外進学関係でできる範囲のことを手伝ってくれたことは助かりました。

 

元々真面目に取り組む限りは、自由に様々なことをさせてくれる親だったので、サポートスタンスで話を聞いてくれたこと、そして実際に海外進学に関しても多大なサポートをしてくれたことに感謝!です。

 

 

いかがでしたか? 

先輩たちが親に海外進学の希望を伝えるシチュエーションは、意外にも改まって決断を伝えるというよりは、普段の会話の中で相談をしているようでした。日頃からおうちの方に今後の進路に関わる自分の興味や関心事を何気ない会話の中で共有をしたり、意向があることを理解してもらったりしておくことが大事なんですね。

どうして行きたいのか理由を深めるための相談相手としても身近でよい存在であることが先輩の話からも分かりました。次回は、“親にサポートしてもらって助かったこと“を語っていただきます。

※この記事でご紹介している内容は2021年8月10日現在の情報に基づいています。

 

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