海外大生体験談

【短期留学より長期留学派!の先輩に聞きました】海外大の学生として「入学→卒業する」メリット③

様々な「海外で学ぶ」方法の中から、海外の4年制大学へ入学〜卒業することを選択した先輩たち。その背景にはどのような思いや目的があったのでしょうか。今回お聞きしたのはニューヨーク大学のMei T.先輩。入念な大学のリサーチと自己理解を深めて海外大進学を決断した経緯と、実際に進学してわかった良さや価値をうかがいました。

 

求めていた学問ができる大学を発見!言語・文化的にも最良の環境で学べて、刺激に満ちた毎日です。

 

今回の「ラボ協力隊」


Mei T. 先輩 

ニューヨーク大学 1年生。興味や好きなことにエネルギーを徹底的に注ぎ込むタイプで、中高時代は課外活動として英語劇、バスケ部、留学生のサポートなど精力的に取り組んだ。特に英語劇の経験は大学での学びにつながる軸となり、現在は演劇教育を専攻している。

 


 

Q:国内大ではなく、「海外大」を目指した理由やきっかけは?

 

アメリカなら自分の興味があることを学べる!リサーチや対話を重ねて確信しました。

 

私が海外の大学に行きたいなと思い始めたのは、アメリカの大学のキャンプに参加したのがきっかけでした。高校の交換留学で1年間オハイオにいたときに、たまたまオハイオの大学で1週間ほど大学のクラスを体験できるという機会があり、興味本位で参加しました。すると、思いがけず授業がとても楽しくて、自分の英語力を試しながら自分の好きなことを学べる環境に魅力を感じ始めました。

 

交換留学を終えて高校2年生の夏に日本に帰国してからは、日本の大学も考えましたが、アメリカの大学への憧れが忘れられず、アメリカの大学のリサーチを始めました。ただ、両親にはずっと何が勉強したいのかなぜ海外が良いのか問われ続け、私も最初ははっきりと答えることができず、アメリカの大学のリサーチと共に自分が勉強したいことについても考え始めました。

 

私は演劇に興味を持っていましたが、教育を学ぶことにも興味がありました。また、演劇には芸術面やエンターテイメントとしてだけではなく教育面でも価値もあると思っており、学んでみたいと思っていました。それがどんな分野で学べるものかはわからないままでしたが、アメリカの中で教育に強い大学や演劇に強い大学を探していると、たまたま“Educational Theatre”という学科を発見! 驚いて詳細を見てみると、私がまさに学びたいと思っている演劇の教育面を扱っていました。

 

Educational Theatreは日本語に訳すと「演劇教育」。日本の大学で同様の専攻がないか探しましたが、見つけられませんでした。最終的に高校3年生の夏頃、アメリカの大学で演劇教育を学ぼうと決めました。

 

日本の大学で演劇か教育のいずれかを学ぶこともできたと思います。日本人だから日本の大学に行くのは大切、という意見をいただいたこともあります。ただ、私としてはまず興味があることを学べることが第一。それも、より演劇が進んでいる国で、演劇教育が学問としてより発達している文化の中で学びたいと、強く思いました。

 

NYに住む特権はやはり観たいときに観たい分だけBroadway showsが観られること!割引チケットの情報もたくさん入ってきます♪

 

また、24時間英語に埋もれた生活ができるというのも魅力でした。私は昔から英語というスキルに強い憧れをもっていて、高校交換留学を通して英語圏で生活することが英語上達にどれほど役に立つかを肌で感じたと同時に、もっと英語をマスターしたいという思いが強くなりました。そのためには英語圏で生活することが欠かせないと考えたのも理由の一つです。

 

 

Q:短期留学や編入ではなく、長期留学となる「進学」を選んだ決め手は?

 

演劇教育を学ぶのに最適な環境で、最大限の学びと経験を得たかったから!

 

目指す大学で、できるだけのことを経験したかったからです。私の志望した(現在通っている)ニューヨーク大学は演劇教育で著名な教授がいる大学で、その方たちの授業を少しでも多く受けたいと思いました。

 

英語がもっとうまくなってからの編入や、日本の大学を卒業するために短期の留学にするという手もありました。でも、どうしても自分の志望大や演劇教育が学べる環境以外で時間を過ごすのが惜しいと思い、進学を決めました。

 

最近はこういう特別有名ではないけど素敵なところ探しにハマっています!New Yorker目指して:)

 

 

Q:実際に海外大へ進学して気づいたこと、良かったと感じることは?

 

教授と近く、深い関係性と志高い学友の存在。とても刺激になる日々です!

 

まず一つ目は、教授の方々と深く関われることだと思います。長くいればいるほど私たち学生も教授がどんな方で、どのようなことを勉強または研究されているのか、そして教授の方々も学生のことをどんどん深く知っていってくれます。教授の方々はその分野のプロなので、自分の将来にプラスになることを惜しみなくたくさん教えてくれて、興味や将来の可能性が広がっていきます。

 

二つ目は、同じような志を持った人たちと一緒に勉強できることです。国境を越えてまで勉強するために来るのは、簡単ではありません。言語や文化の違いの中で生きていくのはやっぱり大変なこと。でも、だからこそ海外から来ている学生たちは、夢への志がより強いと感じます。

 

私のいるニューヨーク大学は特にインターナショナルな学生が多いので、それぞれが夢に向かって強く生きている環境の中で生活できることは、とても刺激になります。

 

こちらもまたまた穴場です。Manhattanが一望できるとても素敵な場所。長くいるからこそ知っている自慢の場所です:)

 

 

Q: 海外大で学びたいけど、コロナもまだ心配。進路を考える中高生へアドバイスをお願いします!

 

コロナにかかわらず、海外大を譲れない理由があるか突き詰める。現状もリサーチしよう!

 

正直、日本の大学で自分が満足できそうなら海外の大学に行く必要はないと思います。これは、コロナがあってもなくても言えることではないでしょうか。経験として「海外で勉強してみたい」なら、進学ではなく留学という手もあります。

 

そう考えるのは、私が進学か留学かで迷ったとき、たくさんの大人から経験談を聞いて、日本人で生まれ育った人として、日本の大学を卒業するのは大切だと学んだからです。もし日本で演劇教育が学べていたら、私はきっと日本の大学に行っています。それほど「どうしても海外大だ」「この大学だ」という理由がない限り、日本の大学が良いと私は思います。

 

そしてやっぱり、4年間海外大で勉強するのは大変だと思います。費用も労力もかかります。さらに今はコロナのせいで自分の思う通りの海外生活が過ごせないかもしれません。それでも「やっぱり海外だ!」と思う強い意志があるならば、海外大が良いと思います。大変な分、得られるものも多いです!

 

コロナの状況も州によって違います。私のいるニューヨークでは、まだ少し制限はありますが、だんだん緩くなってきています。私は、この2年間のパンデミックで規制に慣れたのか、それとも単に規制が緩いのか、日常生活にほとんど影響がないように感じます。

 

もしかしたらコロナやパンデミックという文字を見ると、まだ海外なんて…と思うかもしれませんが、案外それほど影響なかったりします。自分が行きたい大学のコロナ対応やその州の規制を調べてみてから考えてもいいのではないでしょうか。

 

いかがでしたか? 

何を学びたいか、なぜ海外大か。家族との対話も通して自分自身に何度も問い、大学のリサーチを重ねて、ついに求めていた学びに行き着いたMei T.先輩。国内大進学のメリットを考慮しながら、しっかり考え抜いて出した決断だからこそ、今ここでしか得られない学びや経験を最大化しようという覚悟と充実感が感じられました。

次回は、アメリカ デポー大学のSaki N.先輩にうかがいます。

 

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※この記事でご紹介している内容は2022年4月19日現在の情報に基づいています。
 

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