日本でリベラルアーツが学べる大学はどこ？

最近、よく耳にするようになった「リベラルアーツ」。そもそもリベラルアーツとは何なのか? よくわからない人も少なくないのでは。今回はリベラルアーツの歴史や特徴、リベラルアーツが学べる大学をご紹介します。

リベラルアーツの歴史

リベラルアーツの歴史は、古代ギリシアまでさかのぼります。古代ギリシアには、「自由市民」と「奴隷」の2つの身分がありました。奴隷にはならず、自由人として生きていくために身につけるべき諸学問として誕生したのがリベラルアーツでした。 その後、リベラルアーツは言語に関わる「文法」「修辞学」「論理学」の3学と、数学に関わる「算数」「幾何」「天文」「音楽」の4学で構成される「自由7科」として古代ローマに体系化されました。この基礎的な7領域の学問が、現在のリベラルアーツの原型になっています。 これらのリベラルアーツは、中世ヨーロッパにまで引き継がれ、17世紀頃アメリカにも伝播しました。今ではアメリカ全土に、600校ものリベラルアーツカレッジが存在しています。皆さんもご存知のハーバード大学も、元をたどるとリベラルアーツカレッジとして創立されていたことは、意外な事実ですね。 昨今リベラルアーツは日本でも注目を集めるようになり、国際教養大学AIUや国際基督教大学ICUを始め、リベラルアーツに特化した大学や学部が増えてきています。

日本のリベラルアーツ大学の特徴

アメリカのリベラルアーツカレッジ同様、日本のリベラルアーツ系大学においても、特定の学問にかたよらず、人文科学、社会科学、自然科学、芸術などを横断的に学べることが特徴の一つになっています。自分の興味に応じて、さまざまな学問を幅広く学べるのは、大きな魅力と言えるでしょう。 またグループワークが重視され、ディスカッションやプレゼンテーションの授業が多いほか、英語に力を入れている大学が多いのも特徴です。 特定の学問に縛られず、幅広い知識や教養を身に着けながら、語学力も上げたい人には、リベラルアーツは魅力的に感じられるのではないでしょうか。

リベラルアーツ教育を提供している日本の大学

日本のリベラルアーツ大学およびリベラルアーツ教育を提供している大学・学部をご紹介します。

リベラルアーツ大学なら、TOEFL^®テスト対策をお早めに

リベラルアーツを学べる大学に入学する場合、入試はもとより、入学後にも英語力を向上し続けていくことが大切です。そのうえで、高校のうちから取り組んでおきたいのがTOEFL^®テストです。 立命館アジア太平洋大学APUでは、一定以上のTOEFL^®テストスコアを提示することで、英語入試が免除になります。また国際教養大学AIUや国際基督教大学ICUなどでは、入学直後に行われるクラス分けテストとして、TOEFL^®テストが導入されています。多くのリベラルアーツ大学でTOEFL^®テストスコアが英語力の証明として、重要視されています。 日本でリベラルアーツ教育を受けられる大学・学部を目指すなら、早いうちからTOEFL^®テスト対策をしておくことが大切です。

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※この記事でご紹介している内容は2016年5月13日現在の情報に基づいています。

※この記事は、旧GLCウェブサイトの「グローバル海外進学コラム」2016年5月13日に掲載されたものです。