海外大学進学情報

コロナ禍でもできる!中学生が海外大進学を見据えてやっておくべきこと5選


中学生の皆さんの中には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で学校が長期間にわたって休校となり、学習に影響が出た方もいるのではないでしょうか?学校が再開されても、部活や行事が中止・延期になるなど、楽しみにしていた学校生活がいまだ大幅に制限されているという場合もあるでしょう。中学生だから大学入試まではまだ時間があるとはいえ、世の中がコロナの影響で大きく揺れ動き、「自分の将来はどうなってしまうの?」と不安になることもあるかもしれません。とくに海外大進学への憧れを持っていた人にとっては、現在の世界の状況はとても気になっていることでしょう。

たしかに、なかなか先を見通すことが難しい世界にはなっていますが、ただ心配しているだけでは何も生まれません。今のうちに自分にできること・得意なことを伸ばしつつ、やりたい学びを得るための下準備をしておけば、この先どのような状況になってもベストな選択ができるはずです。大変な状況が続く今だからこそ。「いつか」やってくる進路選択のときではなく、「今」できることを少しずつ始めてみてはどうでしょうか?

中学生が海外大進学を見据えてやっておくべきこと5選

海外大学への進学を見据えて中学生がやっておくべきこと

大学は海外に、と考えている人はもちろん、高校生や大学生になったら一度は海外留学をしてみたい、と夢見ている人も必見!“海外で学ぶ” “海外で生活する”ために、今からしておいて損はない「準備」をご紹介します。もちろん実際に海外大受験をするならば、本気で英語を勉強することが必要になってきますが、まだ「憧れ」レベルであっても中学生のうちから無理なくできる準備をしておくと、いざ海外留学をする際に必ず生きてきます!

① 英語に親しんでおく

今から海外大進学を目指して頑張っている、というわけではなく、漠然と留学に憧れがあるという人の場合、中学生で「海外留学を意識して英語の勉強に力を入れる」というのは、なかなか難しいのでは? もちろん、できるならそれに越したことはないのですが、まだそこまでいかなくても日々「英語に親しんでおく」だけで、積み重ねると何もしない状態とはかなり違ってきます。
たとえば、好きな海外ドラマや映画を英語音声で見ること。字幕なし、日本語字幕、英語字幕など、いろんなパターンで比較しながら見ると、次第に英語表現の雰囲気がつかめるようになるはずです。できれば日常的に使われる英語フレーズの多いドラマなどを選ぶと、英語で会話をするときのテンポやイントネーションなどが、感覚的にわかってきます。気になったフレーズや、便利な表現をメモするなどして覚えていくとさらに効果的。知らず知らずのうちに、単語力やリスニング力、会話における英語表現力の向上が期待できます。最近では、インターネット上で英語の動画などもたくさん公開されているので、面白そうなものを検索して見てみるのもよいかもしれません。
また、興味があれば英語のニュースを見たり、英語の本や雑誌を読んだりするのも良いでしょう。グローバルなものの見方、出来事の捉え方を知ることができます。
学校の勉強+αの習慣で、無理せず、少しずつ英語に触れていくことが後々の使える英語力につながっていきます。

② 好きなことをとことんやっておく

将来、海外留学をするかしないかに関わらず、中学時代にぜひやっておいてほしいのが、自分の好きなことにとことん取り組む経験をすること。今やりたいことが、必ずしも英語や海外に関係することでなくても大丈夫です。勉強でも趣味でもスポーツでも、なんでもいいので真剣に向き合い、取り組んでいく中で、興味・関心は自然といろんな分野に広がっていきます。そしてそれが次第に、大学で「学びたいこと」や、将来就きたい仕事を発見したりすることにつながっていくことが多いのです。
また、学校以外の場で活動の幅を広げておけば、海外大進学を目指すことになった場合にも役立ちます。海外大の入試で必要な「アプリケーション」という書類に必ずある「課外活動」の欄に、中学から高校にかけて続けている活動として書くことができ、自分の個性や人間性をアピールすることができます。
興味がないけれど役立ちそう、ということにわざわざ義務感で取り組むより、自分が好きなことのほうがやる気や熱意を保ち続けられるはず。コンクールなどがある場合は良い成果に結びつき、結果的に入試の際の武器になることも期待できるでしょう。

③ 好きな「国」や「街」の研究をしておく

海外大で学びたい、と思う理由は人それぞれ。英語を身につけたい、世界で通用する学位を取得したいという人もいれば、異文化交流に興味がある、海外生活を体験したいという場合もあるでしょう。留学するうえで何より大切なのは、将来を視野にいれたうえで何を学びたいのかしっかり考えること。世界の大学では、その国や地域でしか深く学べないような分野や、日本よりも先進的な研究をしている分野も学問がたくさん提供されていますので、その国・大学でしか学べないことをやりたいのであれば、留学先は比較的楽に決まるかもしれません。
ただ、その大学でしか学べない、というような分野ではない場合、どこの国のどこの大学に留学するか、かなり迷ってしまうのもよくあることです。そんな時、実は大事になってくるのが、この国・この街で暮らしてみたいと思う「感情」の部分。海外留学の意義やメリットは学問だけでなく、その土地の自然や文化、歴史に身を置き、直接肌で触れられるという点も大きな要素で、留学の満足度は国や街に左右されることも多いからです。
日常の生活の中で触れるテレビの旅行番組やインターネットの動画、本・雑誌などで、いろいろな国の街の雰囲気や生活の様子などを目にする機会があれば、少し注目してみましょう。気になる国や街があれば、風土や歴史的背景などを自分で詳しく調べてみるとなお良し。好きな国や憧れの街をいくつか作って研究しておくと、留学先を選ぶ際に絞りやすくなります。

④ 日本の文化や歴史について知っておく

海外では自分の国や故郷について語れるのは当たり前だと思われています。留学すると、大学でできた友人やホームステイ先のホストファミリーに、日本という国についてよく聞かれます。現地の人々は、あなたを通して日本という国をよく知ろうとしてくれるのです。日本での七夕やお祭り、クリスマスなどの年中行事や、着物などの文化・風習、ひらがなや漢字といった文字、アニメや映画、若者の間で流行っていること、さらには武士やお城、忍者など、海外の方が興味を持ってくれる「日本」はいろいろ。日本の文化や歴史を正しく紹介できることが、コミュニケーションにとって非常に大切になります。折り紙などの日本の遊びを教えてあげたりするのも、人との距離を縮める良いきっかけになったりします。
また、海外の大学には様々なテーマでディスカッションをする授業がたくさんありますが、どんなテーマでも必ずと言っていいほど「日本ではどんな状況?」「日本人としてはどう思う?」などと、日本人としての意見が求められます。その場では、日本人を代表する立場として、発言しなければなりません。日本という国を自分なりに理解し、説明できるようになっていないとうまく会話に参加できない可能性がありますし、逆に言えばそれができれば授業でも存在感を発揮できるはずです。
海外では「日本を英語で紹介する」ことになりますが、まずはベースとなる日本への理解が必要。普段から、身近な日本文化について家族で話してみたり、時間があれば歴史博物館などに足を運んでみたりするなど、自分が暮らしている日本をいろいろな面から知る機会を意識的に作っていきましょう。

⑤ 家の手伝いをする

え?そんなこと?…と思うかもしれませんが、これが実はとても大事なこと。海外大で学ぶということは、外国で、家族と離れて、ホームステイや寮での生活が前提となります。それまで保護者がなんでも世話をしてくれていた環境にいた人にとっては、慣れない海外の生活習慣の中でのホストファミリーとの生活や一人暮らしは、かなりの大きな変化。学校での授業や宿題より、海外生活に慣れることが大変だと感じる留学生もけっこういるようです。
寮での生活だと身の回りのことはすべて自分でやらなければいけませんし、ホームステイの場合もホストファミリーが何もかも面倒を見てくれるわけではなく、家族の一員として家事の分担を割り振られることも。できないなんて言ってられません。まさに、家事=生きる力、です。
海外に行っても戸惑わず生活していくためには、早いうちから積極的に家の手伝いをしていくことが一番。食器の片付け、ベッドメイキングといった簡単なことから、掃除、洗濯などまで、ふだんは保護者がやってくれることも少しずつ自分でやれるようになっていくとよいでしょう。できれば基本的な料理もできるようになっておくと、食事がついていないアパートでの一人暮らしをしなければならなくなっても安心。ホームステイ先で、たまに和食をふるまってあげたりするのも喜ばれます。

いかがでしたか? 外国や英語で学ぶことに興味を持っている人なら、思ったよりもできそう、という感じがしたのではないでしょうか。この先の可能性が広げられるように、今できることに注目して取り組んでいけるとよいでしょう。

※この記事でご紹介している内容は2020年8月14日現在の情報に基づいています。

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