海外大学進学情報

【2021版】海外大・グローバル大入試でPRできる!アカデミック系課外活動の「受賞歴」とは?


2021年のコロナ禍において、海外大入試でPRできる「課外活動」に関する情報シリーズ2回目。今回は、アカデミックな「受賞歴」について取り上げます。
海外大の共通願書(コモンアプリケーション)などには、課外活動歴のほかに、アカデミックな受賞歴について記載する欄もあります。活動に参加したことで得た知識や能力などはもちろんアピールの材料になりますが、「受賞」となればそれ以上。コロナ禍で一部状況が変わっているものもありますが、国際大会や全国大会での受賞という経歴は、努力の結果としてわかりやすいため、引き続き入学審査官の目を引く効果的なアピールとなることが期待できます。

【2021版】海外大・グローバル大入試でPRできる「受賞歴」

21年度に実施される大学にアピールできる受賞歴の例

「受賞歴」欄の記載対象となるのは、中学3年生から高校3年生の出願時点までの間に獲得したアカデミックな受賞歴。海外大学合格のために必須というわけではありませんが、国際大会・全国大会での受賞という経歴は、とくにトップスクールの場合は高い評価を受けると言われています。

では、海外の名門大学への出願者は、実際にどのような大会で獲得した賞をアピールしているのでしょうか?受賞歴の主なタイプと具体例を下記にまとめてみました。「受賞」ではないものの、海外大学への進学を希望する高校生を対象とした奨学金(選考を伴うもの)を獲得した場合も、こちらに記載することができます。

もちろんここで挙げた以外にも、中高生が参加できるコンテストやプログラムはたくさんあります。自分が得意な分野、挑戦できそうなものは、ぜひチェックしてみましょう。

※参加資格などの詳細は、各大会等のホームページ等で最新情報を確認してください。参加資格に制限がある場合もあるので注意が必要です。
※各教科系オリンピックの名称は通称です。

◆各種の学術的な大会・イベントなど

主なタイプ 大会・イベントなどの名称 実施内容 日本での主催団体
各教科系のオリンピック
⇒各教科や哲学・情報など、それぞれの分野でオリンピックが開催されている(国内上位入賞者は世界大会に出場可)
数学オリンピック <対象>高校生以下
<実施内容>
国際大会:算数・数学好きな学生が参加する数学コンテスト。前提とする知識は世界各国の高校程度(整数問題、幾何、組合せ、式変形等が題材)。
日本大会:国際大会へ派遣する日本代表は、日本数学オリンピック(JMO)で選考される。予選は答えだけを問う12問(3時間)、本選は証明を要求する記述式問題5問(4時間)に取り組む。
公益財団法人 数学オリンピック財団
物理オリンピック <対象>大学入学前の学生
<実施内容>
国際大会:1チーム最大5名で競う物理学のコンテスト。理論問題・実験問題にそれぞれ5時間をかけて挑戦する。
日本大会:20歳未満の学生が参加できる全国規模の物理コンテスト「物理チャレンジ」(第1チャレンジ・第2チャレンジ)で特に優秀な成績を修めた者で最終選考を行い、日本代表を選考する。
公益社団法人 物理オリンピック日本委員会(JPhO)
化学オリンピック <対象>高校生
<実施内容>
国際大会:実験問題と筆記問題にそれぞれ5時間かけて取り組む化学の大会。各国の代表は4名以内で、個人戦で競われる。問題は事前に公開されるシラバス(「国際レベルの高校化学教育」の内容)の範囲から出題される。
日本大会:高校生以下の学生が化学の実力を競い合う「化学グランプリ」に参加した中3~高2までの成績上位者、または日本化学会の支部からの推薦によって代表候補を選抜。合宿等により代表が選考される。
公益社団法人 日本化学会
生物オリンピック <対象>高校生
<実施内容>
国際大会:生物学の理論問題および実験問題への取り組みをテストする大会。各国の代表は4名(+チームリーダー2名)。
日本大会:20 歳未満で大学入学前の学生が参加できる「日本生物学オリンピック」の結果をもとに、高校 2 年生以下の成績優秀者約 15 名による代表選抜試験を行い、日本代表を選考する。
国際生物学オリンピック日本委員会
地学オリンピック <対象>高校生
<実施内容>
国際大会:地学の能力を競うコンペティション。各国の代表は最大4名の学生(18歳以下)と2名のメンター。地学の全ての分野がテーマとなり、理論試験と実技試験が行われる。
日本大会:中高生が参加できる「日本地学オリンピック」の成績上位者(中3~高2)で最終選抜を行い、代表を決定する。
NPO法人 地学オリンピック日本委員会
地理オリンピック <対象>16歳~19歳の学生
<実施内容>
国際大会:地理学のコンテスト。試験は「記述」「マルチメディア」「フィールドワーク」の3種目。出題・回答はすべて英語で行うことが義務付けられている。
日本大会:「科学地理オリンピック日本選手権」の金メダル受賞者のうち、世界大会出場資格のある者で代表選考を行う(4名)。
国際地理オリンピック日本委員会
情報オリンピック <対象>高校生までの生徒
<実施内容>
国際大会:数理情報科学の大会。各国の代表は4名まで。競技は個人戦で、与えられた問題に対して設計したアルゴリズムに基づいてプログラムを書き、実際にコンピュータ上で実行させて出力した結果の正しさを競う。
日本大会:高校生以下の競技プログラマー日本一を決める「日本情報オリンピック」で優秀な成績を修めた者の中から、最終選考で代表を選出。
特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会
哲学オリンピック <対象>20歳までの高校生
<実施内容>
国際大会:哲学エッセー・コンテスト。各国の代表は2名。与えられた4つのトピックのうち1つについて英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語のいずれかでエッセイを書く
日本大会:中学生・高校生を対象とした「日本倫理・哲学グランプリ」の入賞者で選考会を行い、グランプリ・準グランプリを受賞した2名を代表に選出。
国際哲学オリンピック(IPO) 日本組織委員会
英語力の比重の高い大会
⇒英語でのディベート大会やスピーチコンテスト、エッセイコンテスト、模擬国連など
※日本語での弁論大会、論文コンクール等での受賞なども記載可
全国高校生英語ディベート大会 1校につき1チーム(英語のネイティブ・スピーカーではない4名~6名で構成)が出場。都道府県大会の上位最大64校が集まり、英語でのディベートで勝敗を競う。 一般社団法人 全国高校英語ディベート連盟(HEnDA)
チャーチル杯争奪全日本高等学校生英語弁論大会 1952年に始まった、全国の英語を母語としない高校生を対象とした英語弁論大会。参加者は5分間の英語スピーチを行う。 関西学院大学ESS部
青山学院大学ESS部
IIBCエッセイコンテスト 全国の高校生を対象とした英文エッセイコンテスト。テーマに沿ったエッセイ(501語以上700語未満)を、1校あたり2作品まで応募可。 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
全日本高校模擬国連大会 参加者が各国の大使に扮し、議題について実際の国選と同じように議論・交渉を行い、決議案(DR)の採択を目指す模擬国連(Model United Nations; MUN)を行う。
※上位入賞者は国際大会への参加資格を獲得
グローバル・クラスルーム(Global Classrooms)日本委員会
その他のアカデミックな大会
⇒ビジネスコンテスト、プレゼンテーションコンテスト、複数のスキルをすべて英語で競う大会など
World Scholar’s Cup(WSC) 中高生の総合的な教養を英語によって競う大会。世界の50以上の国で国内大会が開かれ、世界中で2万人近い学生が参加している。
※上位入賞者は世界大会への参加資格を獲得
World Scholar’s Cup Japan

◆その他

主なタイプ 受賞歴への記載事項の例
国際会議
国際交流プログラム
高校生を対象としたアカデミックな国際交流プログラムや国際会議に、国内での選考を経て、日本代表として参加した場合なども記載可
奨学金プログラム 各種奨学金を獲得したことも受賞歴として記載可
グルー・バンクロフト基金の奨学金IELTS奨学金など、さまざまな機関が提供している「支給するための選考」を伴う奨学金プログラムのほか、高校が成績優秀者に対して支給する奨学金などがある

※入賞ができなかった場合でも、願書の課外活動欄に記載することは可能です。また、大会への参加資格を得たにもかかわらず、都合で参加できなかった場合も記載してよいことになっています。

中学、高校とコツコツ続けてきたことや、得意なことがある人は、海外大学への出願を早めに意識して大会やコンテストにチャレンジしてみましょう。参加することだけでもその積極性やチャレンジ精神が評価されますし、もし「受賞」ができればそれまでの頑張りがきちんと形として認められ、海外大学や国内大の総合型選抜でもアピールすることができます。
2021年はコロナ禍により、各種大会やイベントのオンライン化の流れが継続していますので、チャンスはより広がっているといえるでしょう。居住している地域に左右されることなく大会等に参加できる条件が整っていることをプラスにとらえ、ぜひ興味がある分野でトライしてみてはいかがでしょうか?

上記のうち「模擬国連」は次回詳しくご紹介します。お楽しみに!

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※この記事でご紹介している内容は2021年5月14日現在の情報に基づいています。

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