海外大に進学するならおさえておきたい「返済不要」の奨学金まとめ -’23/6月更新版-
新年度がスタートして早2か月。進路について本格的に検討を始めている方もいらっしゃるのでは?ここ数年続いていたコロナ禍もようやく落ち着き、海外留学の動きも再び活発になってきています。今、進路の選択肢の1つとして海外大進学を考える、という流れはかなり盛り上がりを見せつつあると言えるでしょう。
ただ、海外大には憧れるけれど、渡航費や授業料、生活費などの費用が気になり、躊躇している方もいるかもしれません。そんなときに、金銭面で大いに心強いのが「奨学金」の存在です。そこで今回は、海外奨学金について、現在の最新情報をお伝えします。2024年の留学に向けて、動き始めている奨学金もあります。募集人数や条件のハードルが高い奨学金もありますが、自分のやりたい学びを叶えるために必要であれば、しっかり対策をたてて臨んでみてはいかがでしょうか?

日本で募集している返済不要の奨学金情報
海外留学を目指す人向けの奨学金は多くの団体によって実施されています。卒業後に返済が必要な「貸与型」、返済不要の「給付型」、特定の大学で学ぶための学費等支給など、多種多様なタイプがあります。対象者や支給の条件なども様々です。
今回はその中から、「日本国内で募集していること」「大学生向けであること」「返済不要であること」という3つの条件を満たす海外奨学金をピックアップしてご紹介します。
日本学生支援機構(JASSO) 海外留学支援制度(学部学位取得型)
学士(Bachelor)の学位取得を目指して、日本から海外の大学に留学する方を対象に、日本学生支援機構が国費により学修活動に必要な経費を支援する制度。グローバル人材の育成に必要な海外留学促進などを目的とし、給付型の奨学金が支給されます。
<2023年度募集要項> (2023年4月~2024年3月の間に留学を開始する方が対象)
*2023年度の募集はすでに終了しています。
*2024年度募集要項はまだ公開されていません(例年、前年度の9月以降に公開)が、要件や提出書類についてはあらかじめ2023年度のものを参考に準備を進めることが推奨されています。
支援対象者(主な資格要件) |
海外の大学で学士の学位を取得するために留学する日本人学生等 <資格要件>(定められた16の要件をすべて満たすことが必要) |
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支援対象となる留学計画 | (1)対象分野及び課程:学士の学位取得が可能な分野(芸術の実技分野を除く。)及び課程 (2)対象国(地域):(1)について学位取得が可能な大学が所在する諸外国(地域) (3)留学先大学:学士号が取得できる諸外国(地域)の大学 ※大学入学準備コースの在籍期間は支援期間に含まれる |
支援人数(予定) | 45名 |
支援期間 | 原則4年間 ※学位取得のために定められた修業期間を限度とする |
給付内容 | ●奨学金:月額5万9,000円~11万8,000円(留学先地域により異なる) ●授業料:実費額(各年度250万円を上限) |
他の奨学金との併給 | 可 |
応募時期の目安 |
【学位応募システム 事前登録期間】 【応募書類受付期間】 ※応募受付・選考は終了しています。 |
採否結果の通知 | 2023年3月3日(金曜日) |
WEBサイト | 2023年度海外留学支援制度(学部学位取得型) https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/gakubu/2023.html |
笹川平和財団スカラシップ
日本の将来を担う若者が、視野を拡げ、国際感覚を養うとともに、将来の活躍の土台となる優れた知識を修得することを目的として、2022年度に笹川平和財団が開始した給付型の奨学金制度。アメリカもしくはイギリスの大学に学士号を取得する目的で留学するための奨学金を支給するとともに、豊富な情報提供や個別相談等の機会を設けることで留学を後押しします。
「社会課題の解決に意欲があり、海外で学ぶことで成長したいと考えている方」であれば誰もが対象者となり、年齢制限や年収制限はとくに設けられていません。
<2022年度募集要項>(2023年留学)
*2022年度の募集はすでに終了しています。
対象者(主な応募資格・要件) |
●財団が指定する米国・英国の大学への入学の許可を得た者(英国の場合は大学から指定されたFoundation Courseへ入学の許可を得た者を含む)で、2023年秋に第1学年への入学を目指す者 |
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対象となる大学・専攻分野 | アメリカもしくはイギリスに所在し、同財団が指定する大学リストに掲載されている大学[米国大学30校、リベラルアーツカレッジ(米国)15校、英国大学8校]が対象。 ※専攻分野の指定はなし ※イギリスの大学留学に先立ち Foundation Course を1年間受講する場合は、志望する大学が指定する Foundation Course への進学を認められた方のみを対象とする |
支援予定人数 | 2023 年度期留学生については最大50名程度の奨学金支給を予定 |
支給金額 |
●実費支給: 授業料・寮費(食費含む)、健康保険料、往復旅費交通費(1往復のみ) |
支給期間 |
●米国大学 大学卒業までの通算4年間 *卒業時期は、入学年次から起算して5年以内が原則 |
奨学金の支給開始時期 | 2023年8月下旬(予定) |
応募受付 | (ア) 第一期: 2022年8月1日~2022年8月21日17時 (イ) 第二期: 2023年4月21日(金)20時~5月2日(火)正午 ※応募受付は終了しています。 |
合格発表 | (ア) 第一期: 2022年10月中旬 (イ) 第二期: 未定(確定次第、対象者に通知) |
他の奨学金との併給 | 国内の給付型奨学金(総額100万円以上)との併給は不可 ※国内外の返済義務のある奨学金、海外の給付型奨学金、奨学金に該当しない使途の支援金等との併給は可 |
WEBサイト | 笹川平和財団スカラシップ https://www.spf.org/scholarship/ |
柳井正財団 海外奨学金プログラム
日本と世界の発展のために、高い志や情熱を持つ日本人学生がグローバルな水準で学ぶことを支援する返済不要の給付型奨学金プログラムです。原則として、対象とされている米国の概ねトップ50に入る大学、および同等レベルの英国の大学への留学に対し、奨学金が支給されます。
※奨学金支給対象大学を2022年度より大幅拡大
奨学金の種類
下記の「予約型」「合格型」の年2回の選考が行われており、応募条件を満たしていれば両方の選考に応募することが可能です。
◆公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型)
インターナショナルスクール含む世界中の高等学校に在籍し、学校から推薦を受けた日本国籍を有する学生を対象とした選考です。1校ごとの推薦人数の上限はありません。
※2022年第7期奨学生募集より対象高校を拡大
※2021年第6期までは1校あたり3名が上限とされていた高校からの推薦人数の上限を撤廃
◆公募制海外大学奨学金(合格型)
インターナショナルスクール含む世界中の高等学校に在籍している日本国籍を有する学生を対象とした選考です。学校からの推薦は必要ありません。
対象大学 (2024年秋入学者) |
米国の概ねトップ50に入る大学、および同等レベルの英国の大学 ◆米国 ◆英国 ※詳細はホームページでご確認ください。
<予約型>
<合格型> |
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募集人員 | ●公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型):米国・英国合わせて年間20名程度 ●公募制海外大学奨学金(合格型):米国・英国合わせて年間20名程度 |
支給金額 |
奨学生1名当たり年間US$95,000(英国は£65,000)を上限とし、財団が大学ごとに必要な費用(授業料、寮費、保険料)を算出し4年間(英国は原則3年間)支給。支給額の内訳と詳細は以下(ア)(イ)(ウ)とし、(ア)(イ)の支給額の合計は年間US80,000(英国は£54,000)を上限とする。
(ア)授業料と寮費(Room and Board)は、就学のために大学から請求される金額とする。(長期休暇期間中の追加の寮費は対象とならない)
※現在の居住地から留学する大学への旅費交通費(最短経路)について往路・復路 分を留学期間中一回に限り支給 |
支給期間 |
◆米国:大学卒業までの通算4年間 ◆英国:大学卒業までの原則通算3年間 |
他の奨学金との併給 | 日本国内の複数の給付型奨学金との併給は不可 ※就学のために大学から請求される費用以外の使途(研究費、起業資金など)に充てるための給付金、行政による一時金との併給は可能 |
WEBサイト | 柳井正財団 海外奨学金プログラム https://www.yanaitadashi-foundation.or.jp/ |
【第8期公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型) 応募要項の概要】
<2024年秋入学>
応募資格・条件 | 応募には、以下の(1)~(9)の全てを満たす必要があります。 (1)将来、グローバルな知見を持って各分野をリードし、日本社会の発展に貢献し得る資質を持つ者 (2)在学期間中を通じて日本国籍を有する者 (3)国内の他の給付型奨学金を受給していない者。但し、国や自治体による奨学金、国内外の返済義務のある奨学金、海外の給付型奨学金、奨学金に該当しない使途の支援金等(研究助成金、起業資金、行政による一時交付金等)との併給は可とする (4)当財団の奨学金を4年間(英国は原則3年)受給することに合意した者 (5)当財団が企画する広報活動、コミュニティ構築等に協力することが出来る者 (6)国や地域に関わらず、在籍している高校から推薦状が得られ、2023年9月から2024年8月末までに卒業見込みの者 (7)本奨学金プログラムの対象大学に入学できる学力、資質等を備え、原則20歳以下で、2024年9月の入学を目指す者 (8)本奨学金プログラムへの出願時点で、原則、語学試験及び学力試験においてスコアを保持しており、下記の水準以上の者 ・語学試験TOEFL iBT®テスト 90 又は IELTS 6.5 ・SAT® 1400 又は ACT 31 又は IB 38(予測スコア) *出願時点でスコアが無い、もしくは水準を満たしていない場合でも、推薦高校が本奨学金の対象大学に入学できる学力、資質を備えていると認めた 場合は提出不要 (9)本プログラムに応募した学生の世帯構成員による家計支持者の所得が2022年度(2021年分)と2023年度(2022年分)のそれぞれにおいて定められた基準を満たす者 *詳細については応募要項で確認してください。 https://www.yanaitadashi-foundation.or.jp/application/ |
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応募受付 | 2023年7月7日(金)~2023年8月11日(金)16:00 ※Website上の応募フォームから応募 ※応募フォームに不具合が発生した場合は財団指定のエクセルの応募フォームにて応募受付を行う |
書類受付 | 2023年5月18日(木)~2023年8月11日(金) ※2023年8月11日の消印は有効 |
書類選考 | 2023年8月12日(土)~9月5日(火)(日本時間)の期間で実施 |
一次面接 | 2023年9月10日(日)終日(日本時間) 対象:書類選考合格者 / 会場:原則オンラインで実施 (英語による受け答えを含む場合あり) ※対面に変更する場合あり |
最終面接 | 2023年9月18日(月)終日(日本時間)(予定) 対象:一次面接合格者 / 会場:原則オンラインで実施 (英語による受け答えを含む) ※対面に変更となる場合あり |
合否通知 | 2023年9月29日(金)までに、財団より本人宛にEメールで通知 |
【公募制海外大学奨学金(合格型) 応募の流れ】
大学に進学する前年の12月末から、大学に進学する年の4月中旬にかけて選考が行われます。
※2024年秋入学の応募要項の詳細はまだ発表されていません。
応募資格・条件 |
①在学中を通して日本国籍を有する者
*詳細については今後発表される応募要項で必ず確認してください。 |
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応募登録 | 1)財団ホームページ内の海外奨学金応募ページの奨学金応募フォームより新規登録し個別のID番号発行 2)奨学金応募フォームより基本情報、出願大学、各種試験のスコア、課外活動、趣味、資格、Essayなどの必要事項を入力 |
合格大学登録 | 大学合格発表後、合格した米国・英国の大学情報を奨学金応募フォームに入力 |
一次面接 | (対象):一次面接招聘者 (会場):原則オンライン |
最終面接 |
(対象):一次面接合格者 ※英語による受け答えを含む |
合否通知 | 2024年4月末日迄に財団よりEメールで合否を通知 |
孫正義育英財団
「高い志」と「異能」を持った若者を財団生として認定。財団生には、新しい価値観やテクノロジーに触れる環境や、一流の志を持つ仲間と交流する機会に加え、必要に応じて夢を実現するための支援金の提供など、未来を創る人材として世界へ羽ばたくための様々な支援が提供されます。希望者には、進学・留学に限らず、将来経験したいことや今後成し遂げたいことを応援するための支援金が給付されます。支援内容・金額は選考過程で個別に決定されます(給付された支援金には原則として返済の義務はありません)。
<財団生の募集> (第7期支援人材募集)
*第7期の募集はすでに終了しています。
対象者(応募資格) |
応募時点で25 歳以下で、かつ下記(1)から(5)の応募資格のいずれかを満たしている方(応募資格のある者のうち、選考委員会による選考を通過した者が財団生となる。ただし、原則として認定日から1年間は準財団生となる) |
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募集人数 | 35人程度 |
支援金給付 | 進学・留学に限らず、将来経験したいことや今後成し遂げたいことを応援するための支援を一人一人検討。支援金給付者の進路、その他一切については、本人の自由 |
支援金給付金額 | 支援内容・金額は選考過程で個別に確認しながら決定 ※原則として、返済の義務はなし |
支給期間 | 原則、準財団生期間を含む財団生認定期間支援金を給付 *進学・留学支援を受ける場合、支援金給付対象者に採用された年度に開始した1学年分の学費および生活費を、原則、支援対象者に採用された年度にさかのぼって支給 |
募集期間 | 2023年1月17日(火)午前10時~3月1日(水)午後2時(日本時間) ※最終選考は5月~6月予定、財団生として認定は7月を予定 |
他の奨学金との併給 | 可 |
WEBサイト | 孫正義育英財団 https://masason-foundation.org/ |
公益財団法人グルー・バンクロフト基金
90年以上におよぶ歴史と実績を持つ、アメリカの一流リベラルアーツ大学への進学を支援する奨学金制度。毎年、日本の高校卒業生に奨学金を支給し、4 年間アメリカ各地にある一流の小規模・全寮制リベラルアーツ大学に留学することを支援しています。また、200名以上の卒業生との交流を通じて、後輩に対する情報提供や各種支援も行われています。
<2023年夏出発>
*2023年夏出発の奨学生の募集は終了しています。
奨学金の種類 (3種類の奨学金から、1つを選んで応募)
■奨学金 1:奨学金年8万ドル (1名)
米国のリベラルアーツ大学に進学する者に対し、毎年8万米ドルを上限に4年間支給。合格生には 基金より志望校2校に推薦状送付。
■奨学金2:奨学金年2万ドルと提携校へ授業料全額免除推薦(各大学1名)
下記の提携校の授業料全額免除の奨学金に推薦し、基金より毎年2万ドルを4年間支給。
・DePauw University
・Grinnell College
・Union College
*各大学1名。原則Early Decisionによる出願が条件。なお、Grinnellは家庭の経済状況によっては授業料全額免除にならない場合あり
■奨学金3:提携校へ授業料一部または全額免除の推薦(各大学1名)
下記の提携校の授業料一部免除へ推薦、加えて基金より年1万ドル4年間支給
・Earlham College 授業料70%以上免除、加えて基金より年1万ドル4年間支給
・Knox College 授業料3.5万米ドル以上免除、加えて基金より年1万ドル4年間支給
・Lake Forest College 授業料3.5万米ドル以上免除、加えて基金より年1万ドル4年間支給
下記の提携校の授業料一部または全額免除へ推薦
・Mount Holyoke College 授業料2.5万米ドル以上免除
・The College of Wooster 授業料3.65万米ドル以上免除
・Ohio Wesleyan University 授業料全額免除
※留学先大学からの奨学金(授業料免除)、当基金からの奨学金及び他団体からの奨学金の合計金額が、予想される年間の授業料と生活費の合計を上回る場合には当基金の奨学金を減額する場合あり
募集の概要
応募資格 | 1)在学期間中を通じて日本国籍を有すること 2)学校教育法による正規の高等学校第3学年に在学中で2023年6月までに卒業見込みの者 および応募時、上記高等学校を過去一年以内に卒業した者(高卒認定試験合格者を含む)。 高等専門学校については応募時に3年生ないし4年生に限る 3)上記以外の高等学校を2023年6月までに卒業見込みまたは1年以内に卒業した者につい ては、学校教育法による正規の小・中・高等学校の課程を8年以上履修していれば応募資格を認める。但し、応募時にすでに米国の大学に入学しているもの又は合格し入学予定の者を除く 4)本基金の趣旨を理解し賛同すること 5)家計支持者の所得金額(共働きの場合は合算額)が2千万円以下である者(保護者同伴面談時に課税証明書を提出) |
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留学中の保護者負担 | 当基金奨学生及び当基金の支援による留学生は、留学期間中、毎月1万円を負担する必要あり(毎年6月頃に1年分を一括請求)。 ※留学生の支援のための経費に充当される |
応募受付 | 2022年8月15日(月)-9月14日(水) ※すでに終了 |
保護者同伴面談 | (書類選考~面接試験に合格した場合) 2022年10月8日以降の土曜日または日曜日 ※すでに終了 |
他の奨学金との併給 | 奨学金1、奨学金2は原則として併給は不可 奨学金3は併給が認められる場合あり |
WEBサイト | 公益財団法人グルー・バンクロフト基金 http://grew-bancroft.or.jp/ |
Kiyo Sakaguchi奨学金
学業成績が優秀で、「数学」の分野を極めるためにアメリカ留学を希望しているが、経済的な理由により実現が困難な高校生、大学生に機会を提供し、本人のチャレンジ精神・夢の実現を支援することを目的とした返還不要の奨学金制度。プルデンシャル生命保険の社会貢献活動の一つとして、数学というフィールドで未来を切り開く次世代の人材を支援しています。
<募集要項>
対象者(主な応募資格・要件) | ●アメリカの大学・大学院にて数学科目の専攻を希望する高校生もしくは大学生 ●日本にある高校、大学に在籍していること ●日本に在住していること ※現在の専攻が数学である必要はない ※応用数学や保険数学など数学に関する学問に限る ※既に留学中の方や社会人は対象外 ※コミュニティ・カレッジ、語学留学、数学科がない大学、数学が専攻できない大学に留学する場合は対象外 |
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支給金額(支給内容の概要) | 大学もしくは大学院留学中の授業料に対し、年間300万円を上限として支給 ※奨学金の給付内容に生活費(寮費や食費)やテキスト代、ビザ取得に関わる費用、渡航費は含まれない |
支給期間 | 給付期間は1年更新・最大4年間 |
募集人員 | 1~2名 |
募集時期 | 募集〆切:毎年8月末日(エントリーフォーム必着) 合否決定:12月予定 ※通年で募集しており、毎年8月末が募集〆切となる |
選考方法 | 第一次選考:書類審査 第二次選考:面接 ※面接時に(1)成績証明書、(2)資格証明書、(3)納税証明書もしくは所得証明書、住民票を持参 |
他の奨学金との併給 | 可 |
WEBサイト | Kiyo Sakaguchi奨学金 https://www.prudential.co.jp/company/social/scholarship.html |
村田海外留学奨学会 海外留学奨学金
海外留学を志す日本人学生・研究者を対象とした奨学金制度。これからの日本を背負う向学心あふれる若者に、世界で学ぶ機会を提供したいとの思いで設立された財団によって提供されています。本人の希望する海外の大学学部または大学院、研究施設に1年間または2年間留学できる制度で、基礎学問専攻者を中心に選考によって選ばれた奨学生に対して学費・生活費・往復旅費など留学期間中の必要経費が支給されます。
<2023年度 募集要項>
対象者(主な応募資格・要件) | ●アメリカの大学・大学院にて数学科目の専攻を希望する高校生もしくは大学生 ◆専攻分野:法学、経済学・経営学、理学、工学各科 ※奨学金の支給開始(採択年度の翌4月以降)から、1年以上留学予定の方に限る |
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支給金額(支給内容の概要) | 大学もしくは大学院留学中の授業料に対し、年間300万円を上限として支給 ※奨学金の給付内容に生活費(寮費や食費)やテキスト代、ビザ取得に関わる費用、渡航費は含まれない |
支給期間 |
◆学生:2年間 ※奨学金の支給開始は、採択年度の翌4月以降 |
募集人員 | 2名から4名程度 |
募集期間 | 2023年7月1日(土)~2023年8月12日(土)消印有効 |
第一次審査(書類審査) | 2023年8月~9月(予定) |
第二次審査(語学試験) | ◆日程:2023年10月(予定) ◆方法:オンライン(Zoom) ◆試験科目:留学希望国の語学試験 |
第三次審査(面接試験) | ◆日程:2023年11月(予定) ◆会場:村田機械株式会社内 公益財団法人 村田海外留学奨学会 ◆試験科目:人格、識見を判定するための面接試験 ※オンラインでの審査は予定していない |
合否連絡 | 2023年12月(予定) |
他の奨学金との併給 | 可 ※ただし、他に合格した奨学金と比較し、場合によっては減額の可能性あり |
WEBサイト | 公益財団法人村田海外留学奨学会 海外留学奨学金 https://www.muratec.jp/murata-scholarship/ |
*注意*
新型コロナウイルス感染拡大の影響やその他の要因により、予告なく情報が変更される可能性があります。各奨学金制度を提供する団体等の公式ホームページ等を随時チェックし、自身が留学を検討する、または決定する時期に合わせて、基準を満たせそうなものがあるかしっかり確認していってください。
返済不要(給付型)の奨学金は人気が高く、競争率が高い傾向があります。大学入学から支給されるものは募集人員が少なめで、応募資格も厳しいため、かなりの狭き門ではありますが、「海外大学で何を学び、身につけたいのか」という学びへの強い意欲と、高い語学力があれば、奨学金獲得への道もみえてくるはず。早いうちからしっかり対策をしていけば決して無謀な挑戦ではありません。
まずは気になる奨学金を、自分でもぜひ調べてみてください!
※この記事でご紹介している内容は2023年6月3日現在の情報に基づいています。