海外大学進学情報

アメリカの大学に進学を希望するなら「大学新聞」を読んでみよう

海外大学を選ぶ際、どんな情報を参考にするかは常に悩みどころ。もちろん大学・学部のカリキュラムや設備、研究内容は重要ですが、実際に通う学生たちのリアルな様子や関心事も知りたいものです。そこで注目したいのが大学新聞。たとえばアメリカでは多くの大学では学生が大学新聞を発行しており、全米の学生の76%が過去30日間に学校の新聞を読んだことがあると回答している調査もあります。こうした大学新聞は、キャンパスのイベントや学校のニュースをカバーするだけでなく、学生の興味・関心を反映した問題を掘り下げていて、学校ごとの校風も読み取ることができます。
そこで今回は、アメリカで学生に人気があり、特徴のある5つの大学新聞をピックアップしてご紹介します。気になる大学があったら、大学新聞をチェックするのも学校を深く理解する手段の1つとなりえます!

アメリカの大学に進学希望なら「大学新聞」を読んでみよう

アメリカ最古の大学の日刊紙
週刊・月刊のメディアも精力的に発行

Yale Daily News

イェール大学(Yale University)

1878年に創刊されたYale Daily Newsは、アメリカ国内で最も古い大学の日刊紙です。学期中の月曜日から金曜日に発行されており、イェール大学およびコネチカット州ニューヘブンの地域社会にサービスを提供しています。
創刊以来、財政的にも編集的にも大学からは独立しており、ボランティアの学部生スタッフの手によって運営されています。スタッフは約300人、記者のほとんどは1年生と2年生で、編集委員会は主に3年生で構成されています。

日刊紙の他に、金曜日には「WEEKEND」と呼ばれる芸術や文化に関するレビュー・記事を掲載する付録や、月刊誌「Yale Daily News Magazine」、さらには毎年エール・ハーバード・ゲームデー号や入学式号、新入生号などいくつかの特別号も発行しています。

【Webサイト】:http://yaledailynews.com


国内で2番目に古い大学新聞
ブログや週刊の芸術雑誌とも連携

Columbia Daily Spectator

コロンビア大学(Columbia University)

コロンビア コミュニティ向けの文学雑誌として 1877年に創立されたColumbia Daily Spectator は、継続的に運営されている大学のニュースメディアとしてはアメリカで2番目に歴史があります。学期中は週 5 日オンラインで発行、印刷版も週に 1 回発行されています。ブログ「Spectrum」や週刊の芸術・特集雑誌「The Eye」とも連動して、コロンビア大学やニューヨーク州のモーニングサイド・ハイツ、ウェスト・ハーレムなどの数千の読者にニュース、データ分析、芸術報道、解説、スポーツ報道、キャンパスやニューヨーク市周辺の写真などを提供しています。

運営しているのは、バーナード・カレッジ、コロンビア・カレッジ、一般教養学部、工学・応用科学部の学部生で構成された学内最大の学生組織(メディアグループ)。1962年からは大学から財政的に独立しています。200人以上いるスタッフは、それぞれ取材、執筆、編集、写真、デザイン、イラスト、ビデオ制作、ソフトウェア開発、ソーシャルメディア、データ分析などを担当しています。

【Webサイト】http://columbiaspectator.com/


複数のキャンパスコミュニケーションメディアを運営
四半期ごとのライフスタイル マガジンも発行

Daily Bruin

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles (UCLA))

1919 年に創刊されたDaily Bruinは、UCLAのメインキャンパス新聞として、UCLAの学生・教職員・スタッフやウェストウッドにキャンパス内のイベント、トレンド、重要な地域のトピックなどを提供しています。学期中は月曜日から金曜日まで、ファイナルウィークは週2回、夏期(サマークォーター)は週1回(月曜日)に発行されています。また日々のニュースのほかに、季刊のカルチャー・ライフスタイル誌「PRIME」を発行したり、ニュースを定量的に分析するデータジャーナリズム・ブログ「The Stack」、UCLAの教授やアパートのレビューサイトであるbruinwalk.comも運営しています。

毎日印刷されている約9,000部の新聞は、UCLA内の数十か所で配布されます。オンライコンテンツとソーシャルメディアによる発信は、年間を通じて世界中のデジタル読者に届けられています。

編集委員会はUCLAの学生で構成されています。キャンパス内にあるオフィスでは、約500人の学生が17の編集セクションに分かれて、毎日紙面を制作しています。学生スタッフはそれぞれ、編集者、記者、写真家、ビデオジャーナリスト、デザイナー、プログラマーなどを担当しています。

【Webサイト】http://dailybruin.com/


これまでに数々の賞を獲得した名門紙
速報性のある報道に定評あり

The Daily Collegian

ペンシルバニア州立大学(Penn State University)

「質の高いキャンパス新聞を発行し、学生スタッフにやりがいのある教育経験を提供すること」をミッションとして掲げるThe Daily Collegianは、学期中は平日の月曜日・木曜日に、1日約7,000部を発行しています。印刷物はペンシルバニア州立大学のユニバーシティ・パーク・キャンパスで無料配布されています。そのほかに週刊のThe Weekly CollegianやThe Daily Collegian Onlineも運営しており、The Weekly Collegianはコモンウェルス・キャンパスの学生、学生の保護者、卒業生、その他大学の最新情報を知りたい購読者に郵送されます。

運営は学生、教員、専門家からなる理事会を持つ独立非営利法人によって行われており、すべてのメディアの執筆・編集、広告の募集は学生が行っています。組織はニュース部門とビジネス部門で構成されています。ニュース部門にはニュース、スポーツ、オピニオン、ライフスタイル、写真、マルチメディアなどのスタッフがおり、ビジネス部門にはセールス、マーケティング、クリエイティブなどのチームがあります。

【Webサイト】http://www.collegian.psu.edu/


全米で高い評価を受ける大学新聞
卒業生にはエミー賞やピューリッツァー賞などの受賞者が多数

The Cornell Daily Sun

コーネル大学(Cornell University)

The Cornell Daily Sunは1880年に創立され、大学から独立した組織として運営されてきました。制作とビジネスのフルタイムスタッフ数名を除き、すべてコーネル大学の学生で構成されていて、現在はニューヨーク州イサカのダウンタウンにあるオフィスビルで運営されています。
学期中は火曜日・木曜日に印刷版を発行しており、キャンパス内やイサカ地域の 100 以上のニューススタンドで入手できるほか、オンラインでも読むことができます(いずれも無料)。大学とその周辺のニュースだけでなく、AP通信などからの記事も取り上げています。卒業号・新入生号など特別号が発行されることもあります。

卒業生として、エミー賞受賞プロデューサーのエド・ザッカーマンや、少なくとも9人のピュリッツアー賞受賞者など、数多くの著名人を輩出しています。

【Webサイト】http://cornellsun.com/


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※この記事でご紹介している内容は2023年3月3日現在の情報に基づいています。

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