保護者向け留学ニュース

【保護者向け】名門大留学生の保護者に聞きました!「海外進学に向いているのはどんな子?」

いまや、海外大学を選ぶのは特別な子ではない、という時代。もしかしたらお子さまも、海外大に惹かれる日が来るかもしれません。親としては「我が子に合った進路」を選択してほしいと思うのが常ですので、自分の子に海外大が合っているなら検討してみても良いかも...というかたも多いのではないでしょうか。とはいえ、「うちの子、海外に向いてるの?」「そもそも、海外向きってどういう子?」などを見極めることはなかなか難しいものです。

今回は、お子さまが海外留学中の保護者の皆さんに、自身のお子さまとの関りも踏まえ、ずばり、「海外進学に向いているのはどんな子だと思うか」をお伺いしました。ぜひお子さまのことを思い浮かべながら、チェックしてみてください!

海外進学に向いているのはどんな子?

自分の意見を発信でき、自分の意思で動けること

自分の意見を発信でき、自分の意思で動ける

■Hayate M. 先輩(アメリカ ウェズリアン大学〔Wesleyan University〕)のおうちのかた

苦手と自分が思っている物事も最初から拒むのではなく、興味、関心を持てる柔軟性が必要だと思います。さらに、意見をもっていないことは存在していないことと同じ、と見なされる欧米文化において、たとえ流暢でなくとも発信できる勇気と図々しさを持ち合わせることも大切だと思います。(もちろん、留学前に論理的に英語で話せる訓練をなるべく多く積んでおくことも必要です。)
一方で、困難にぶつかった際には、プライドを捨て周囲の人に指示や助けを仰げる謙虚さも大切と感じています。

■Yasuko.K 先輩(アメリカ・ミネルバ大学〔Minerva Schools at KGI〕)のおうちのかた

英語力より何より、しっかりとしたアイデンティティが確立している子が向いていると思います。ひとり海外に渡り、暮らすということは、日本国内で親元を離れた大学に行くのとはかなり違い、とても心細いはずです。それを押し切って外国に身を置くというのは、”友達と一緒じゃないとできない”とか周りの子がどうしているかを気にして行動するような子どもには難しいのでは。自分が何を正しいと感じ、何を信じて行動するのか、といった確固とした自己が確立していないとできないと思います。
我が家では本人に何かを強制したことがなく、好きなことをさせていました。子どもの可能性を信じて、口出ししすぎないことも大事かと思います。

とくに欧米では、自分の意見をはっきり言えることがとくに重要になってきます。たとえ英語に少し不安があっても、臆せず自分の考えを相手に伝え、自分の意思で動いていけるお子さまは自分らしい道を切り拓いていけるでしょう。

社交的で、コミュニケーション力があること

■Lilia A. 先輩(アメリカ・カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校〔California State University, Los Angeles〕)のおうちのかた

娘や海外生活を共にした娘の友達を見て感じたのは、性格がみんな似ていること。温厚明るく、人に対して優しいんです。留学中の子どもとのビデオ電話では、娘も、その友達も自分の家族以外の大人たち(友達の家族)と日常生活のこと、将来のことなどを話します。年齢や国籍に関係なく、コミュニケーションをとれることが大事だと思います。

■Ryosei O. 先輩(アメリカ/スワースモア大学〔Swarthmore College〕)のおうちのかた

海外大学に向いているのは、まず「学ぶ」ことに意欲的で、向上心がある子だと思います。ただ、海外大に進学する大きなメリットは勉強だけでなく、様々なバックグランドを持ったいい仲間を作れること。社交的で大学でたくさん友達を作りたいという気持ちがある子は、より海外大学のメリットが得られると思います。
我が家では息子の小・中学校時代にアメリカ・カナダの滞在経験があり、今でも当時の友達とSNSで繋がっていて、どのだいがくに進学したなどの情報も入ってきていたので、自分も北米の大学にいきたいという気持ちになったのかもしれません。

海外大には世界中から優秀な学生が集まってきます。そこでできる友人は、生涯の財産になります。せっかく素晴らしい環境に身を置けるのですから、積極的に人と関わろうとする姿勢を持てれば留学生活が充実します。

好奇心・チャレンジ精神が旺盛であること

■Hana M. 先輩(アメリカ・ペンシルベニア大学〔University of Pennsylvania〕)のおうちのかた

どんなことでも一歩踏み出すチャレンジ精神があること。まずは飛び込んでみないと、自分に合うかどうかもわかりません。そのうえで、自分がチャレンジしたいことをきちんと言葉で説明し、相手を納得させるだけの交渉術を身に着けていると強みになるのではないでしょうか。周りが反対意見の場合に、それを打ち負かすだけの熱意と準備、語彙力がなければ、感情だけでは太刀打ちできません。実際、娘はディベート大会も強かったです。

知らない世界に出ていくことは、誰だって怖いもの。それでも勇気を持って踏み出すことができるのは、好奇心チャレンジ精神が不安や恐怖を上回るから。新しいことにワクワクできるお子さまは、海外でも十分にやっていけます。

夢の実現に向けての強い意志を持っていること

■Kiyoka E. 先輩(カナダ・ダグラスカレッジ〔Douglas College〕)のおうちのかた

自己実現に向けて、人一倍の根性の持ち主で、負けず嫌いな性格であることが第一条件かと思います。単純に興味本位や夢があるだけでは、結果的に挫折してしまうと思います。渡航後は一人で何事も判断していかなければならないので、苦悩する現実を受け止め、活力に変えられるハートを持てることが重要です。
我が家では普段から現代のグローバル社会の実態や英語の必要性、また目的もなく4年制大学に進むことの無駄さについて話をしてきましたので、グローバルな選択肢を増やしたうえで自分で進路を決めさせました。

精神論だけで様々な困難を乗り越えることはできませんが、それでもやはり、心の持ち方は重要。自分のやりたいことをしっかり持ち、そのために頑張ることができる強い意志は大切です。

基本的な生活力があること

■Y. H. 先輩( オーストラリア・ウェスタンシドニー大学〔Western Sydney university〕)のおうちのかた

海外という未知な場所においても、好奇心旺盛でいられる子、そして一人でも臨機応変に対応できる知恵があって、継続する力がある子は留学を楽しんでいけると思います。さらに、基本的な生活力が備わっていると、語学で戸惑う以前に「困ること」が減ると思います。料理や掃除、整理整頓などが、苦に思わない程度にできると楽だと思います。

慣れない海外での一人暮らしは、最初のうちはやはり、それなりに大変なようです。寮に入れば食事の心配はないこともありますが、洗濯や掃除などは不可欠。得意ではなくても、身の回りのことが一通りはできる自信をつけておくと安心です。

=まとめ=

お子さまが海外大に進学した保護者のかたに伺った「海外大学への進学が向いていると思う子」は、いかがでしたでしょうか?

●自分の意見を発信でき、自分の意思で動けること
●社交的で、コミュニケーション力があること
●好奇心・チャレンジ精神が旺盛であること
●夢の実現に向けての強い意志を持っていること
●基本的な生活力があること

もちろん、性格や考え方は人それぞれ。ここで挙げた「海外向きの子の条件」が必ず全員に当てはまるかどうかは一概には言えませんので、あくまでも先輩保護者の皆さんの経験をもとにしたご意見として、参考にしていただければと思います。

ただ、今はまったく海外大を選択肢として考えていないお子さまも、もしかしたら、実は海外進学が向いているかもしれません。また、最初から海外大が向いているとは感じられないお子さまでも、留学準備中や海外での学び・生活の中でこうした力が伸びてくることも多々あります。

可能であれば、国内・海外問わずに視野を広げ、多くの選択肢の中から、お子さまに一番合った進路選択ができることを願っています。

ベネッセでは、グローバルな進路を実現する多様な学習プログラムをご用意しています。丁寧な個別カウンセリングをもとに、お子さまの希望に合わせた、「お子さまだけの海外留学・進学」をプロの知識と経験でしっかりサポートします。

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※この記事でご紹介している内容は2023年7月7日現在の情報に基づいています。

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