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海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!アメリカならではの常識・カルチャー

海外留学を考え始める際に、まず悩みがちなのが国選び。そこで今回から、留学先として人気の国の「文化」や「生活習慣」の特徴について、4回シリーズでお届けしていきます。「この国、面白いな。行って体験してみたいな」と思えるような、その国ならではの情報をピックアップします。知っておけば、実際に現地に行った時の「カルチャーショック」も回避できるかも!? まず第1回目はアメリカです!

海外進学・留学のために知っておきたいアメリカならではの常識・カルチャー

想像以上になんでも大きい

アメリカのものは、とにかくサイズ大きいという印象を持つ人は少なくないようです。食品も服も、日本では見たこともないほど大きなサイズのものが並んでいます。とくに食べ物・飲み物の大きさは衝撃を受けるかもしれません。スーパーでは牛乳が1ガロン(約4リットル)の容器で売られているのが一般的ですし、スナック菓子などの袋もジャンボサイズ。ファーストフード店でセットを頼むと、ポテトやジュースまでが桁違いの量(しかも飲み物はお代わり自由のことが多い)であることも。普通のレストランで出てくる食事や飲み物も、日本の倍くらいの大きさがあるものも珍しくありませんが、食べきれなかったものは「ドギーバッグ」という容器にいれて持ち帰る習慣があります。

レストランやホテルなどでチップを支払う習慣がある

レストランやホテル、タクシーなどでサービスを受けたときは、チップを渡す習慣があります。チップとは本来の料金にプラスして払うサービス料のこと。たとえばアメリカのレストランではテーブルごとに担当のウェイター・ウェイトレスが決まっており、注文や会計などの際にはテーブルの担当者を呼んで行うため、支払いの際にチップ分を上乗せするのです。いちおうチップは任意ではあるのですが、サービスを受けたら渡すのがマナー。レストランやタクシーは利用した金額の10%~20%程度、ホテルのポーターであれば荷物1個につき1ドルがチップの相場とされており、良いサービスを受けた場合はやや多めにします。現金でもクレジットカードでも払えます。店舗によってはあらかじめ料金に含まれているケースもありますが、それ以外の時は支払い忘れないようにしましょう。

食事は「甘い」と「しょっぱい」の組み合わせ!家庭では料理を手作りしないことも多い

アメリカでは甘いものは甘く、塩辛いものは塩辛く、という味付けがけっこうあります。甘いものと塩辛いものを組み合わせて食べることもよくあります。家庭によっては、食卓にほとんど手作り料理が出てこないことも。冷凍のピザやチキンをレンジで温めたもので食事を済ますケースも多々あります。とくに野菜を家で調理して食べる、ということが少ない傾向があり、ブロッコリーやカリフラワー、マッシュルームなどわりとなんでも生で食べることが多いです。留学中に、米や野菜、魚、肉などで手の込んだ日本の食事が一度は恋しくなるのはよくあることです。

アメリカならではの行事や祝日があり、過ごし方が日本とは違う

アメリカの年中行事やイベントには、日本では馴染みがないものも数多くあります。Thanksgiving Day(感謝祭:11月の第4木曜)やIndependence Day(独立記念日:7月4日)、Memorial Day(5月最後の月曜)、Labor Day(9月の第1月曜)などは、アメリカではとても大切な記念日で、各地でパレードや花火などが開催されます。
また、日本と同じイベントでも祝い方が違うことも。たとえばクリスマスは、アメリカでは家族が帰省して集い、年末を過ごすイベントです。25日はほとんどのお店やレストランも閉まり、家でゆっくり過ごす人が多いです。バレンタインデーは手紙やお菓子、贈り物など愛を表現するものを、主に男性から女性へプレゼントするのがしきたりです。

見知らぬ人にもフレンドリーに挨拶、レディーファーストは絶対

アメリカでは通りすがりの知らない人から挨拶されたり、目が合ったらにっこり笑いかけられたりするのは日常茶飯事。見知らぬ者同士でも日常的な会話を交わし合うのが一般的なので、軽く挨拶を返すぐらいの余裕をもっているとよいでしょう。 また、アメリカはレディーファーストの文化が徹底されている国。プライベートの場だけでなく、公共の場やビジネスの場でも女性が優先される傾向が多くあります。男性が女性に対してドアを開けてあげたり、エレベーターで先に降りてもらったり。女性より先に何かをしようとする男性は、マナー違反とみなされることもあるので要注意です。

お互いのことはファーストネームで呼び合うのが基本

アメリカ人はお互いをファーストネームで呼ぶことが多いです。初対面の場ではさすがに「Mr.」や「Ms.」などの敬称を苗字につけるのが基本ですが、自己紹介をしあったら距離を縮めるためにファーストネームを使う傾向があります。相手が目上であっても、フォーマルな場面以外ではファーストネームを呼び捨てにすることが多々あります。学校であれば、クラスメートはもちろん、先生のこともファーストネームで呼ぶことが一般的です。

自己主張が強く、Yes, Noをはっきり言う

日本では公の場だけでなく、プライベートな場でも空気を読んだり、オブラートに包んだりした表現が好まれることもありますが、アメリカはまったくそんなことがありません。しっかり自分の意見を持ち、それをきっぱりと自信を持って主張する傾向があります。Yes・Noも、いろんな意味を含ませたりせず、はっきり言いきります。日本人に比べると、口調やリアクションが強めな人が多く、直接的な表現も多いので、少し攻撃的に聞こえることも。しかしアメリカの人々にとってはそれが普通で、特に悪気はない場合がほとんどです。
意見を求められるのは、自分のことを理解しようと尊重してくれているから。自分の考えを曖昧に濁すことなく、しっかりと伝えることで、お互いの信頼関係を築いていきましょう。

使っていないときのバスルーム(トイレ)のドアは開けておく

アメリカではトイレとお風呂・シャワーが同室になっているのが一般的ですが、バスルーム(トイレ)が空いているときは、ドアを開けたままにしておくのがマナーです。ドアが閉じていれば使用中で、開いていれば入れるというわかりやすいルールになっているのです。バスルームを共有している住居(ホームステイや寮)などの場合は、とくに気を付けましょう。
ちなみに公共の場にあるトイレの個室は、日本では考えられないほどドアの下が大きく開いていることが多いです。犯罪防止のために中の状況がわかるようになっているのですが、慣れるまでは落ち着かないかもしれません。

異なる文化の中で暮らすことは、慣れるまではやはり負担に感じる人も多いかもしれません。しかしながら、見方を変えればただの日常が新しい発見の宝庫。異文化における考え方、習慣、行動などを直に体験できることが、留学の醍醐味でもあります。アメリカならではのダイナミックなカルチャーに触れることで、今までの常識が覆され、自分の殻を破れるような経験ができるかもしれません。

▼アメリカの大学生活について知りたい方は!

【参考ページ】「アメリカ留学について知っておいたほうがいい10のこと」


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※この記事でご紹介している内容は2024年2月1日現在の情報に基づいています。

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