アカデミックやスポーツ…だけではない、あなたの個性を表現する課外活動の生かし方
海外大の合否判定で非常に重要な要素の1つとされる「課外活動」は、目に見える成績や成果だけが評価対象となるわけではありません。もちろん輝かしい受賞歴や好成績は高い評価を可能性はありますが、最も大事なのは結果そのものではなく、その活動で何を得たか・何を身につけたか、どんな能力やスキルを磨き、どんな人間性を獲得したのかという点です。つまり、まったく別の種類の活動でも、同じような力(たとえばリーダーシップなど)を身につけているということもありうるわけです。今回は、「これもあり!?」と思うようなことでも、立派な課外活動として認められる事例をご紹介します。
何をもって「課外活動」とみなされるのか?
学校の授業以外で日常的に行う活動(単位取得のためではない活動)は、すべて課外活動としてカウントされます。趣味やアルバイトも課外活動と認められることがありますが、ある程度の期間、定期的に取り組んだものである必要があります。
また、基本的に授業外で取り組んだ活動がすべて課外活動であるとはいえ、重要なのは量より質。最近では1つのテーマやストーリーに沿った分野での奥深さが求められる傾向があります。自分自身の成長に大きな影響を与えたもの、実社会で役立つスキルを身につけたもの、熱意をもって長く続くられたものが高い評価につながると言われています。
「個性が出ている」課外活動の例
課外活動で大切なのは、その活動を通してあなたの素晴らしい人間性が大学に伝わること。たとえば一見、課外活動としては弱いのではないか…と思ってしまうような下記のような活動でも、本気で取り組んだものであればあなたの個性を表現することは十分に可能です。入試で評価されそうだから、という理由で課外活動を選ぶのではなく、自分が「好きなもの・こと」から課外活動を絞り、とことん打ち込んだ経験のほうが結果的に説得力の高い活動になります。もしかしたらあなたにも、すでに取り組んでいることや、課外活動になるとは知らずに続けてきたことのなかに、海外大入試でアピールできるものがあるかもしれません。
◆コンピューター関係◆
自分の趣味に関するWebサイトを作成・運営する、PCやモバイルのアプリを開発する、自作のコンピューターを組み立てる など
◆環境関連◆
学校の花壇や樹木を管理する、植樹イベントを企画する、コミュニティガーデンのための募金活動をする など
◆ボランティア活動◆
動物保護施設を手伝う、地域の子どもたちの学習支援を行う、地域の清掃活動などに参加する など
◆数学・科学関連◆
チェスクラブや天文学クラブを立ち上げる、数学や科学に関する高校生の大会に参加する など
◆音楽◆
学校の合唱コンクールでクラスのリーダーになる、地域の合唱団に参加する、オリジナルアルバムを制作する など
◆アルバイト◆
ファーストフードの店員やコンビニのレジなどを続ける、高校生可のインターンシップに参加する
◆海外経験◆
学生交換プログラムに参加する、学校主催の海外研修に参加する など
◆学校の新聞やパンフレットの編集◆
学校の新聞の企画・編集をする、学校紹介パンフレットのレイアウトを担当する など
◆生徒会活動◆
生徒会長や委員長などの役員を務める、新たな生徒企画を実行する など
◆文化祭◆
文化祭実行委員を務める、クラスや部活動の企画を主導する など
たしかに海外大入試にとって課外活動は重要な要素です。しかし、だからといってそのためだけに課外活動を行うという意識ではなかなか長続きしませんし、それによる成長も期待できません。たくさんの受験生を見てきた入学審査官には、付け焼刃であることが書類からすぐに見抜かれてしまいます。 「課外活動リストの数を増やすため」や「海外大合格のため」というだけの意識はいったん捨てましょう。取り組んだ経験から大きな価値のあるものを得ることができると、自分が心から信じている課外活動に情熱を傾けて、しっかり継続していくことが何よりも大切です。
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※この記事でご紹介している内容は2024年9月25日現在の情報に基づいています。