海外大生体験談

英語を学ぶのではなく、英語をツールとして学問を学びたかった


世界で活躍中のGLC卒業生「海外進学・留学ラボ協力隊」が書き下ろし原稿、動画で入試や大学生活についてレポートします。4月のテーマは「大学進学を考えたきっかけ」。
今回は、カナダにあるブリティッシュコロンビア大学に通うNatsumi .Tさんにご登場いただきます。

 

 

Natsumi. T先輩

カナダ ブリティッシュコロンビア大学(The University of British Colombia)

 

 

■海外進学を意識したきっかけ■

海外に進学した学生の話を聞いて“英語で学びたい!”気持ちが芽生えた
小さい頃から両親が共働きで保育園や幼稚園に預けられていたので、家族以外のたくさんの人と毎日を過ごすためか、人と会話をするのが好きで好奇心も旺盛な子供でした。小学校に入るとALT(Assistant Language Teacher)だった外国人の先生と出会い、興味の赴くままにその先生に積極的に話しかけるようになりました。その頃、英会話にも通っていたので英会話で覚えてきた言葉をALTの先生に試しに使ってみる、というのを繰り返していました。 はじめは全く通じずに恥ずかしく思うことも多く、毎回が試行錯誤。そこから伝わるように英語の力をもっと伸ばしたいと思うようになりました。また二人いる兄たちと英検などで切磋琢磨するうちに自信もつき、将来は英語を生かした道に進みたいと思うようになりました。中学校は大学受験前提の中高一貫校に入ったので、将来は日本の大学に通い、その中で一年くらい海外へ留学できたらいいな…くらいに思っていました。

その意識が大きく変わったのは高校1年生の夏。これまた興味と好奇心から、地元熊本県の海外進学推進事業が開催する、海外大進学イベントに参加しました。そこで、実際に海外大学に進学し、物理専攻を学んでいる方の話を聞きました。はじめは英語でとても苦労し、教授に質問に行くも怒られてしまうほど基礎から分からず泣きながら勉強をしていたが、ひたすら努力し乗り越えたことで、重要な役割を研究室で担うようになり、教授からの厚い信頼を得られることができたお話でした。その時、自分はまだ、大学は受験さえ乗り越えれば半分遊びに行くようなイメージを持っていたので、大学で困難にぶつかってもひたすら努力するその人がかっこいいと思い、自分もそんな死ぬほどの努力を大学のうちにしたいと思いました。そして、環境が大きく変わる海外に行くことこそ、自分にとって「死ぬほど努力できる」大きなチャレンジになるんじゃないか、と感じました。 また、日本の文化も海外の文化も好きで興味があったので、日本の文化を日本語でより深く理解するように、海外の文化をより広く使われている言語である英語で理解したい、その研究をする際のツールとして英語を使いたいと思いました。 これがきっかけで、英語を学ぶというより「英語“で”学問を学びたい!」と思い、英語を“学ぶ対象”ではなく“学びのツール”として初めて意識し、海外へ進学したいと思うようになりました。

 

■海外進学の決断を支えたもの■

母の応援、同じ海外進学を志す友人の存在が支えでした
一番大きな後ろ盾になってくれていたのは母です。「海外の大学に進学したい。」、そう決意した直後に母へ相談しました。母は私の意志を尊重してくれるとともに、もっと進学へのステップを具体的にしようと次の一歩の手助けをしてくれました。通っていたのが地方の公立高校ということもあり、海外進学という前例はほとんどなく、情報が少なかったため、より大きな県で開催される説明会に行ったり、月に一回、県の高校生を集めて行われる県とベネッセが共同開催する集まりに片道一時間をかけて行ったりしました。とにかく情報集めに苦労しましたが、母は送り迎えをしてくれ、説明会に一緒に参加をして話を聞いてくれました。

幸いなことに、その集まりの中で同じ目標を持つ友達を作ることもできました。インターネットで調べた情報を通して、ベネッセの進路カウンセラーから聞くお話、海外進学を希望する友達からの情報など、使えるもの、頼れるものは全部使って情報集めをしました。その集めた情報から、治安の良さやアメリカの大学に比べて学費が安いこと、大学数が少ない分高い水準の教育が受けられることなどからカナダへの進学を決めました。 また、他の国々の文化に興味があった私にとって、多文化社会のカナダでは、大学での座学的な学びだけでなく日常生活からも、文化についての生きた学びができるのではないかと思い、特に留学生も多いブリティッシュコロンビア大学を目指すようになりました。

 

■海外に進学した今、感じること■

たくさんの人と交流を通した試行錯誤が自分の自信になっています
海外に進学しようと決意したことは、今までの人生の中で一番大きな決断であるとともに、自分にとって大きな挑戦になったと思います。また自分にとってだけでなく、支えてくれる家族やお世話になった先生方にもたくさん影響する決断でもあったと思っているので、大学では今までいろんな人にお世話になった分、様々なことを吸収できるように意識しています。今は、課題やテスト、日々の予習・復習など、たくさんのやることに追われながらも毎日がとても楽しいです。 高校生の時、好奇心が強いせいか、なかなか極めていきたい学問を絞れなかったり専攻に悩んだりしたこともありました。その時、担任の世界史の先生が向き合って話してくれたことで、学問と自身の興味の共通点を見つけることができました。今でもはっきりと卒業後に何をするかは、決め切れていないのですが、授業や日常生活の中で色々な人の話を聞き、興味のある分野に触れることで、少しずつですが将来の自分が見えてきています。

小さい頃から他の人と交流する中で自分を見つめ直し、たくさん考え、相談する、を繰り返してきました。その試行錯誤の繰り返しが今の自分の基盤となり自信にもつながっていると思います。たくさんの人たちとの関わりを大事に、これからも試行錯誤を続けていきたいです。


英語を話す興味を広げてくれた先生
小学校の時から中学にかけて大好きでお世話になったALTのAlice先生


 


大学のオリエンテーションの時の写真
多文化社会のカナダ。日本人は私だけでした!



※この記事でご紹介している内容は2020年4月28日現在の情報に基づいています。

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