海外大生体験談

自分らしい奨学金④ 奨学金どうするか悩み中…そんな高校生に先輩たちがアドバイス!

これまで様々な角度で奨学金についての生声をお届けしてきました。今回は先輩たちが「今、奨学金を意識している高校生たちへ、これだけは伝えたい!と思うメッセージやアドバイス」 です。奨学金も、相手あってのもの。どのように気持ちを伝え、相思相愛の感覚になってもらうか、奨学金を取れるのは本当に「すごい人」だけなのか? …そのような疑問に対してのヒントにもなるはずです。

 
 

 

1週目:① 情報はどうやって集める?ベストな奨学金の見つけ方  

2週目:② いつ・何をした?奨学金対策スケジュール【受験勉強との両立法も】 

3週目:③ 奨学金を得た先輩たちが「入学後」に生かしていること【コロナ禍の対応も】 

4週目:④ 奨学金どうするか悩み中…そんな高校生たちにアドバイス!◀︎ 今ココ!
5週目:⑤ 先輩たちが直接語る!奨学金リアル体験談動画 ❸❹

 
 

 

今月の「ラボ協力隊」


 

 E.F. 先輩

 

アメリカ ノックス大学(Knox College)2年生。

勉強内容、生活環境から自分がより成長したいと思ったのが、海外留学のきっかけ。

 


 

Michiru I. 先輩

 

アメリカ ウェルズリー大学(Wellesley College)2年生。

興味のあった国際関係学や比較政治学が発達していることを知り、アメリカへ留学を決意。

 

 


 

Natsume T. 先輩 

 

オーストラリア トリニティカレッジ(Trinity College -Melbourne foundation-)2年生。

進化と生態系の分野に強いオーストラリアの大学を選んで進学。

 

 


 

Jennie E. 先輩 

 

アメリカ ウェズリアン大学 (Wesleyan University) 2年生。

文系・理系の区別をせず幅広く学べる環境を求めて、アメリカに留学。

 

 


※現在は、コロナ禍の影響で全員日本に帰国・待機中

 

 

 

Q. 「自分にチャレンジできる?」「すごい人にならなければ受けられない」と思っている高校生は多いはず。そんな後輩たちにメッセージやアドバイスを!

 

Natsume T. 先輩

私は南極の生態系に興味があり、それを軸に全てのエッセイを書きました。振り返ると、今行われている研究や私が興味のある研究、その研究がどう社会に貢献できるかなど、具体的なイメージを先方に伝えられたのが良かったのかなと思います。

 

奨学金は、自分が海外大学に進学する理由が明確にあり、機構が定める基準をクリアしていればなにか「すごい」ものがなくても、得ることができると思います。これは、多分自分が受けている奨学金に限ったことではないのではと思います。

 

インターネットを見ていると、「無限!?」と感じるぐらい、自分にはないような経験をしてる人がたくさんいます。「自分もそれになりたい!」と思うのではなく、「自分はどんな人で、これからどんな人になりたいのか」を考えていければいいのではないかと思います。

 

 

Jennie E. 先輩 

私も「自分は奨学金とれない、無理だ」という悩みを抱えていました。でも、実際にとれています!挑戦してみないと結果は分からないので、色んな奨学金にチャレンジしてみてください。また、奨学金に挑戦したいということは、海外大に行く意味があるほど大きな夢を持っているはず。その夢を奨学金の書類、エッセイや、面接で伝えてください!

 

奨学金の書類と面接の準備は結構時間がかかるため、ある程度自分はどの奨学金を受けるのかを考えて絞りつつ、優先順位を決めた方がいいと思います。そして、大きな夢を持っていて、その夢に向かっている姿を課外活動やエッセイで表現してください。

 

 

Michiru I. 先輩 

私のように奨学金が進学に必要条件の生徒は、「何がなんでも合格するのだ」という気持ちが本当に必要になってきます。奨学金の書類選考は倍率が高く、また特に海外大出願提出後に応募の締め切りがある団体は、大学に入る目的が明確になっている受験生ばかりでレベルが高いです。油断しないで書類を作成してください。

 

どこの団体の書類も、全体を通して一貫性や具体性のある人物像を描いているかどうかを俯瞰的に判断することが必要です。例えば全く同じエピソードの体験を1つの書類で2カ所に書いていたらあまりにももったいないので、常に自分の多面的要素が現れているか確認してください。家族や先生に読んでもらうことを恐れず、ゲットできるアドバイスは全て手に入れて磨きに磨きをかけてください。

 

 

E.F. 先輩

そもそも私は海外大学進学者がたくさんいる高校に通っていたわけではなかったため、その観点からの奨学金に対する思いと、それに関連した自分のやりたいことを書いていた点が評価されたのかなと思っています。ただ同期の奨学生と知り合えば知り合うほど、基準はなんだったのかがわからないなと感じます。

 

何か評価基準を気にしながらエッセイなどを書くよりも、とにかく偽りなく「自信を持って書類を書ける・面接で話せること」に重きを置いたほうがいいと思います。私はこの奨学金がなければ海外大進学という選択肢はなかったので、今とても助けられていると感じます。学校への出願もあり、奨学金を後回しにして疎かにしてしまいそうになる瞬間もあるかもしれません。でも大学出願後、奨学金が必ず助けになる瞬間が訪れます。諦めずにギリギリまで粘って頑張って欲しい、と思っています!

 

 

いかがでしたか? 

奨学金はいわゆる「すごい人」のためだけのものではなく、夢ややりたいことを海外大で実現したいと願う「みんなの」もの。そのために何をしてきたか、それを生かして何をやりたいのか嘘偽りなく誠実に伝えられることで、「応援」の証をいただく、それが奨学金の本質だということが、先輩の話から伝わってきます。また、奨学金にチャレンジするというチャンスを生かし、これまでの自分をいったん棚卸しする機会を経ることは、きっとこの先の人生、あらゆる場面で役に立つのではないでしょうか。

※この記事でご紹介している内容は2020年10月27日現在の情報に基づいています。

※奨学金制度の内容、試験方法などについて、当時の先輩の状況と異なる場合があります。最新情報については、必ず各奨学金のHPなどをご確認ください。

 

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