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グローバルに活躍したいなら知っておきたい「国際資格」11選〜ビジネス編


将来、世界で活躍するためにできることは何でしょうか? 大学での勉強に力を入れたり、課外活動を通じて視野を広げたりすることはもちろん大切ですが、さらに+αとして「国際資格」の取得も視野に入れみてはいかがでしょうか。今後、全3回の連載でグローバルに活躍したい人が知っておくべき国際資格をご紹介していきます。今回は「ビジネス編」として、4つの国際資格をご紹介します。グローバルなビジネスシーンで活躍したなら、取得しておいて損はないでしょう。

グローバルに活躍できる「国際資格」11選_ビジネス編

世界で通用する!ビジネス系の国際資格

1. 経営学修士(MBA)

MBA(Master of Business Administration)は経営学修士と呼ばれ、世界各国の経営学の大学院(ビジネススクール)修士課程を修了した人に授与される学位(修士号)のことです。MBAプログラムでは、マーケティング・会計・経営戦略・経済学・人事戦略など多岐にわたるビジネス系の科目をまんべんなく学びます。学問としてだけではなく実際の現場で通用する力を鍛えることを目標としたプログラムで、企業を経営するために必要な能力を身につけることができます。
ビジネススクールは経営者や経営をサポートするビジネスプロフェッショナルを1~2年という短期間で育成するため、入学の時点でビジネスの基礎や専門性を身に着けていることが求められるので、一定期間の実務経験が条件となっているところがほとんどです。 さらにアメリカのビジネススクールの場合は、多くがTOEFL®テストやGMATの受験が義務付けられています。
日本でのMBAに対する評価は企業によって異なるようですが、アメリカにおけるMBAは管理職や経営者としてキャリアアップする際の条件とみなされています。企業の採用・昇進ともダイレクトに結びついているため、アメリカでは年間7~10万人がMBAを取得しているとも言われています。欧米の企業で働きたい場合は、ぜひ取得しておきたい資格です。

2. 国際貿易資格(CITLS)

CITLS(米国公認国際輸出入スペシャリスト=Certified International Trade Logistics Specialist)は、国際基準のビジネス資格です。世界90か国以上で認められており、世界最大の国際貿易に関する証明規格プログラム団体IIEIが認定しています。 資格を得るためにはまず大学やスクールで3か月間のプログラムを受講することが必須となり、修了後の試験に合格すると国際資格CITLSが取得できます。この資格プログラムでは、貿易実務を習得しながら輸出・輸入に関わるビジネスを始めるための経営戦略を学びます。単なる貿易知識だけではなく、 経営プラン、市場調査、流通システム、商品の仕入れや管理方法、保険など実際にインポートビジネスを開始するために必要なノウハウを学ぶこともでき、希望すれば海外企業でのインターンシップも可能です。 貿易会社などの企業で働きたい方だけでなく、個人でアパレル・雑貨などを扱う輸入セレクトショップを開きたいような方にもおすすめの資格でしょう。

3. 国際上級米国上級秘書資格(CAP)

CAP(Certified Administrative Professional)は、アメリカにある世界最大の秘書協会IAAPが認定する、オフィスプロフェッショナルの国際資格です。CAP資格の認定には、マネジメント(経営理論・人事管理)・ビジネスコミュニケーション・会計・IT・情報セキュリティ・ファイリング管理など、広範囲にわたる実践的な業務知識とビジネス能力が求められます。また高度な英語力も求められる難関資格です。そのためCAPは「プレMBA」と称されることもあるほど、国際ビジネスに関わる者としてバランスの取れた能力を証明する資格と言われています。
CAP受験には社会人としての一定の実務実績が必要で、4年制大卒以上で2年以上、短大卒で3年以上、学位なしで4年以上となっています。 実務経験を積み、ビジネススキルを磨いた後でないと取得は難しい資格ですが、海外ではもちろん、日本でも外資系企業での秘書業務などへのキャリアが期待できる資格です。

4. CFA協会認定証券アナリスト (CFA)

CFA(Chartered Financial Analyst)は経済・産業・企業の動きを分析し、株式や債権の投資価値を評価する国際的なアナリスト資格です。現在までに全世界での資格保有者は12万人以上にのぼっており、金融プロフェッショナルとして世界でも高く評価されています。 CFAの試験はLevel 1からLevel 3まで 3つのレベルが設けられており、試験科目は統計・数量分析、職業倫理基準、財務諸表分析、ポートフォリオマネジメントなど投資に関する幅広い専門的知識が求められます。各レベルに合格するためにはそれぞれ最低250時間の勉強が必要とされ、受験者が3つの試験すべてに合格するまでには平均で4年間を費やすといわれるほどの難関資格です。合格後、CFA認定を受けるためには大学卒業以上の学位か、それに相当する学位や職業経験と専門的な実務経験を4年以上有していることが必要となります。 試験はすべて英語のため高い英語力も求められますが、それだけに専門的な知識と高度な英語力を備えている証にもなります。アメリカを中心とした海外の金融機関では非常にステータスの高い資格です。

グローバルに活躍したいなら、国内国際系大学や海外留学を目指そう

国際舞台で評価されるためには、やはり国内資格だけでなく、海外でも通用するグローバルな価値のある資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?ただし、大前提となるものは、なによりもまず高い英語力が必要です。 国際資格を目標に世界で使える英語力を身に着けるには、語学に力を入れている日本国内の国際系大学も良いでしょう。さらに国内にとどまらず、海外留学もぜひ視野に入れてみてください。将来、どのような業界で働くにせよ、英語力は必ず力になります。国際資格取得への道、ひいては国際社会で活躍する道が、ぐっと開けるはずです!

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※この記事でご紹介している内容は2016年9月23日現在の情報に基づいています。

※この記事は、旧GLCウェブサイトの「グローバル海外進学コラム」2016年9月23日に掲載されたものです。

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