海外大学進学情報

海外大研究シリーズオーストラリア編③ シドニー工科大学

いまだ新型コロナウイルスの脅威が完全に消えたとは言えない世界。気軽に海外の大学を直接訪問し、自分の目で見てくることは難しい状況が続いているため、このシリーズでは海外大進学に興味がある方に向けて、世界の人気大学を中心に「そこが知りたい!」と思うポイントをまとめた情報をお届けしています。
オーストラリア編の3回目は、Times Higher Education (THE)が発表した2021年の「ヤングユニバーシティランキング(Young University Rankings)」で世界のトップ10入りを果たしたシドニー工科大学(UTS)を取り上げます。公立の工科大学ながら、非常に多彩なコースが提供されているオーストラリア屈指の総合大学であるシドニー工科大学の魅力をご紹介します。

海外大研究シリーズオーストラリア編3_シドニー工科大学

シドニー工科大学(The University of Technology Sydney :UTS)の基本データ

設立年 1988年  
所在地 ニューサウスウェールズ州シドニー  
学部数 学部課程は9つの学部・スクールで提供されている  
学生数 学部生 約34,000名
大学院生等 約12,500名(2020年)
※うち留学生が約14,000名
 
大学ランキング(*1) THE:160位
QS:133位
 
主な分野別ランキング(*2) THE Young University Rankings 9位
Engineering & technology(THE) 101-125位
Business & Economics(THE) 101-125位
※QSではNursing:11位、Art & Design:25位、Library & Information Management:27位、Sports-Related Subjects:29位
 
授業料と財政援助

●授業料:
【学部の場合】授業料はコースによって異なる(約31,000~47,000豪ドル)
<2021年の授業料の例>(年間)
・Bachelor of Business (Honours):39,984豪ドル
・Bachelor of Science (Honours) in Information Technology:44,832豪ドル
・Bachelor of Communication (Honours):35,952豪ドル
※ほかに学生サービスおよびアメニティ料金(SSAF)が必要(フルタイムの学生は年間156.50豪ドル)

●財政援助:留学生は、各国・企業などの支援制度を活用する

●奨学金:大学が留学生を対象とした奨学金・助成金を提供している
例)
・UTS Vice-Chancellor’s International Undergraduate Scholarship:標準コース機関の授業料の全学免除
・DUTS Undergraduate Academic Excellence International Scholarship:標準コース期間の授業料の25%を免除

 
合格率 非公表  
留学生率 約30%  
立地環境 メインキャンパスはオーストラリア最大の都市であり世界屈指の国際都市でもあるシドニーの中央ビジネス地区に隣接し、非常に便利な立地。セントラル駅を最寄りとし、中心部から徒歩で回れる範囲内に4つのキャンパスと、タワー・ビルディングを含む複数の施設を有している。周辺には多くの飲食店が立ち並び、国際都市ならではの様々な国の文化や食べ物を楽しむことができる環境。オペラハウスをはじめとしたコンサートホール・劇場のほか文化・芸術施設も多い  
著名な卒業生 ヒュー・ジャックマン氏(俳優)、ピーター・ドイル氏(作家)、アンナ・ファンダー氏(作家) など  
公式URL https://www.uts.edu.au/  

*1 THE:Times Higher Educationが発表している「World University Rankings 2021」
  QS:Quacquarelli Symonds発表している「QS World University Rankings® 2021」
*2 Times Higher Education「World University Rankings 2021 by subject」より

シドニー工科大学(UTS)の特徴

校風

オーストラリア最大の都市・シドニーの中心部にモダンなキャンパスを構える公立大学。工科大学という名前ですが、ITやデータサイエンスなど以外にもビジネスやコミュニケーション、法律、教育、看護学、薬学、さらにはデザイン、建築など多彩なコースを開講する総合大学となっています。1988年創立と若い大学(前身はNSW Institute of Technology)ですが、成長著しく「2021 Times Higher Education (Young University)」で9位、「2021 QS Top 50 (Under 50)」〔創立50周年以下の大学〕では11位にランクインしています。
同校は「 グローバルに影響力を駆使する一流の技術公立大学になること」というビジョンのもとで運営されています。「Think differently」をモットーに掲げ、学生が実践的な技術を身につけることを重視し、ビジネス界やコミュニティーと強いつながりを築いているのが特徴。留学生が多く、キャンパスは国際色豊かです。

人気のある専攻

人文・社会科学、ビジネス、デザイン・建築・建設、工学・情報技術、健康、法律、科学、健康大学院、TDスクールの9つの学部・スクールに、約130の学士コースがあります。コース内容は環境、建築、ビジネス、科学教育、IT、デザイン、工学、法律、通信、国際学、薬学、助産学、看護など多岐にわたります。ITはもちろん、国内有数の規模を誇るビジネスや建築学、看護・医療系のプログラムに定評があり、留学生も多く在籍しています。近年はとくに看護コースやデザインの人気が高まっているようです。オーストラリア工科大学ネットワーク(ATN)の加盟校でもあり、他州の工科大学と提携し、工業系の研究にも力が入れられています。

授業の特徴

実践的な学習とリサーチができる大学として知られるUTS。就職後に活かせるスキルと知識を合わせて習得できるカリキュラムとなっており、ケーススタディ型の授業に重点がおかれています。商工業、金融の中心地であるシドニーという土地柄を生かし、産業界との繋がりが非常に強く、多くの学部でインターンシップが必須科目として含まれています。就職率が高いことでも有名です。在学中の学生達がオーストラリア以外の海外で学ぶことも奨励されています。

施設・設備の特徴

シドニーの中心・セントラル駅から徒歩約5分ほどの場所に位置するメインキャンパス(シティキャンパス)は3つの地区(ヘイマーケット、ブロードウェイ、ブラックフライアーズ)に分かれています。それぞれに個性的でスタイリッシュ、かつ近代的な造りの建物が並び、最先端技術を取り入れた施設が数多くあります。世界的に有名な建築家フランク・ゲーリー設計のビジネススクール”Dr Chau Chak Wing Building“が2015年に完成したのに続き、2019年8月には10億豪ドルもの総工費をかけたUTS Centralがオープン。7フロア(地下2フロア)で構成され、図書館や読書室、自習室、研究ラボ、カフェやレストラン、ジム、クリニック、24時間コンピュータールームなども入っています。また、UTSライブラリーはLRSと呼ばれる最新の検索システムを導入しており、南半球で最も技術的に優れた図書館とも言われています。

学生生活の特徴

キャンパス周辺に様々なタイプの寮が提供されています。バス・トイレ・キッチンもついたステュディオタイプから、ベッドルームは個室でトイレやバス、キッチンなどを共同で使うシェアタイプまで、自分のニーズにあわせて選ぶことができます。

コロナ禍での授業

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する国と州の行動制限に基づき、業務や研究に不可欠な場合等を除いてキャンパスは閉鎖されており、学生・スタッフは基本的に在宅での活動が求められています。

※どうしても必要な要件でキャンパスに立ち入るためには、UTSスワイプカードが必要となります。

<2021年春のセッション>

  • ・オリエンテーションをオンラインに移行(7月26〜30日)
  • ・春のセッションの最初の数週間(8月27日金曜日まで)の授業をオンラインにシフト

⇒一部の例外(キャンパス内でのみ提供できる一部のクラス〔ラボやスタジオなどを使用する授業〕を除き、この期間中、クラスの大部分はオンラインモードに移行します。

※その後は、政府の最新の決定に従い、状況に応じて多くのクラス、課外活動、学生サポートサービスが対面モードに戻る予定(講義といくつかの非常に大規模なクラスはオンラインのまま)です。

  • ◆学生向けのリモート学習オプションとオンラインサポートが利用できます。
  • ◆UTSライブラリはオンラインで利用できます。

合格基準

【学部課程への直接入学・留学生の場合】

<学業要件>
オーストラリアの12年生の資格に相当する認定試験に合格していることが必要です。日本からの学生は、認定された大学または高等教育機関において、学士号レベルで少なくとも1年間(フルタイム)を修了していることが条件となります。
※一部のコースには、さらに特定の入学要件が設定されている場合があります。

<英語要件>
学部によって異なります。看護、コミュニケーション(優等)、アニメーションデザイン(優等)などの学士号など特定のコースを除く一般的な基準は下記の通りです。

  • ・IELTS (Academic): overall 6.5 〔writing 6.0〕
  • ・TOEFL iBT®テスト: 79–93 〔writing 21〕 など

入学要件を満たしていない場合は、UTSカレッジを通じてUTSパスウェイコースを履修することが推奨されています。

【UTSカレッジを経由する場合】

UTSカレッジはシドニー工科大学への唯一のパスウェイプロバイダーであり、UTS Foundation Studies(ファウンデーションコース)やUTS College Diplomas(ディプロマコース)、英語プログラムを提供しています。

【参考ページ】UTS College

■UTS Foundation Studies(ファウンデーションコース)の入学要件

  Standardコース(2セメスター・8か月間) Extendedコース(3セメスター・12か月間)
学業要件

高校の卒業資格

/高校の成績GPA2.5以上

高校の卒業資格

/高校の成績GPA3.0以上

英語要件 IELTS:全体で5.5(すべてのバンドで最低5.0) IELTS:全体で5.5(Writingで最低5.0)

■UTS College Diplomas(ディプロマコース)の入学要件

  Accelerated (2セメスター・8か月) Standard (3セメスター・12か月) Extended (4セメスター・16か月)
学業要件

高校の卒業資格

/高校の成績GPA2.8

高校の卒業資格

/高校の成績GPA2.8

高校の卒業資格

/高校の成績GPA2.8

英語要件 IELTS:全体で6.0(Writingで6.0) IELTS:全体で6.0(Writingで6.0) IELTS:全体で5.5(すべてのバンドで最低5.0)

オーストラリア最大の都市シドニーの中心部に、最先端の設備を備えたモダンなキャンパスを構えるシドニー工科大学。工科大学という名称ではありますが、オーストラリア屈指の多彩なコースを開講する総合大学であり、世界的な評価も非常に高くなっています。創立50周年以下の大学の中では、オーストラリアでNo.1といえる大学です。
素晴らしい環境で、最先端の学びを体験したい人にはぴったり。留学生が多いことでも有名で、大学の公式サイトには留学生向けの記事も充実していますのでぜひチェックしてみましょう。
ただ、一般的な日本の高校の卒業生だと直接入学の要件をクリアするのはかなり難しく、ほぼ不可能といっていいでしょう。それでもUTSにしかない学習環境は魅力的。大学付属のUTSカレッジでパスウェイプログラムを利用し、入学を目指してみてはいかがでしょうか?

ベネッセでは、グローバルな進路を実現する多様な学習プログラムをご用意しています。丁寧な個別カウンセリングをもとに、あなたの希望に合わせた、「あなただけの海外留学・進学」をプロの知識と経験でしっかりサポートします。

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※この記事でご紹介している内容は2021年7月16日現在の情報に基づいています。

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