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留学中に取得できる!グローバルに活躍できる「国際資格」は?〜専門職編

将来、世界で活躍したいと思っている方に、ぜひ視野に入れておいてほしい「国際資格」の取得。海外でも通用する国際的な資格は、自分の能力を客観的に証明できる武器として大きなアピールになります。留学中に取得しておけば、卒業後のキャリア形成にも有利になる可能性があります。

今回は、本連載企画の「専門職」編。ご自身が興味のある特定の分野で、グローバルに活躍したい人が知っておくべき「留学中に取得できる」国際資格をご紹介します。

留学中に取得できる「国際資格」_専門職編

世界で通用する!専門職系の国際資格

1. CFA協会認定証券アナリスト (CFA)

CFA協会認定証券アナリスト(Charted Financial Analyst:CFA)は、経済や産業、企業の動きを分析し、株式や債権の投資価値を評価する専門家を認定する資格です。アメリカ・バージニア州に本部を置く、CFA Institute(CFA協会)によって検定試験が実施されています。金融・投資業界においてグローバルに認知されており、全世界で通用する非常に高い権威を誇っている国際的な投資プロフェッショナルの資格といえます。
証券の分析や運用アドバイス・コンサルティング、資産の運用など国際的に金融ビジネスでの活躍を目指している方には有用な資格となっています。

CFAの試験はLevel 1からLevel 3まで 3つのレベルに分けられており、下のレベルに合格することで次レベルの受験が可能になります。試験科目は統計・数量分析、職業倫理基準、財務諸表分析、ポートフォリオマネジメントなど投資に関する幅広い専門的知識が求められます。4年制大学卒業以上もしくは卒業見込みで受験可能なため、大学で学びながら挑戦することができます。正式に資格を取得するには、試験の合格に加え、投資分析関連で4年にわたる実務経験などいくつかの条件をクリアすることが必要になります。

非常に難関と言われる試験ですが、そのぶん信頼性や評価が高い資格なので、銀行や資産運用会社、コンサルティング会社などでのグローバルなキャリアに繋がる可能性が広がります。

2. 米国公認貿易実務資格(CITLS)

米国公認貿易実務資格(Certified International Trade Logistics Specialist :CITLS)は、世界最大の国際貿易に関する証明規格プログラム団体IIEI(International Import Export Institute)が認定する国際的な貿易専門資格です。世界90カ国以上で認められる世界基準の資格となっています。
貿易業界や商社、運輸・倉庫業界でのキャリアを目指す方や、海外商品の輸入ビジネスの起業を考えている方などに有用です。

資格を得るためにはまず大学やスクールで3か月間のプログラムを受講することが必須となり、修了後の試験に合格するとCITLSが取得できます。原則として資格試験のみ単体で受験することはできません。

この資格プログラムでは、貿易実務を習得しながら輸出・輸入に関わるビジネスを始めるための経営戦略を学びます。単なる貿易知識だけではなく、 経営プラン、市場調査、流通システム、商品の仕入れや管理方法、保険など実際にインポートビジネスを開始するために必要なノウハウを学ぶので、国際水準での貿易の知識を持つスペシャリストになれます。

3. 英国IFA認定アロマセラピスト

IFA(International Federation of Aromatherapists:国際アロマセラピスト連盟)とは、アロマテラピーの普及・教育を目的として世界で初めて発足し、臨床とホリスティックアロマセラピーを展開している国際機関です。アロマテラピーの本場であるイギリスをはじめ、ヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ、カナダ、日本、香港、中国、シンガポール、南アフリカなど世界中に会員を持つ、非常に権威のある国際的な団体です。

アロマテラピーは主に、さまざまな種類の精油をブレンドしたアロマオイルを使ってトリートメントする仕事で、クライアントの症状に合わせて適切な対応ができる知識と技術が求められます。アロマテラピー界では、英国IFAが認定するアロマセラピストは世界最高峰の国際的な資格として知られています。資格取得者は世界各国の医療・介護施設やアロマテラピーサロンで活躍し、業界をリードし続けています。グローバルな医療現場での活動や、独立開業に活かしたいという人におすすめの資格といえます。

IFAの認定校で所定のカリキュラムを終了すると、受験資格が得られますIFAのアロマセラピスト試験では、精油の特性を幅広く理解しているのはもちろんのこと、人体への影響や脳や嗅覚等に関する生理学、病理学、機能解剖学、植物学など多岐にわたる分野の知識を正確に把握していることが要求されます。

4. 国際ヨガインストラクター

近年は世界的に健康志向が高まっていることもあり、健康や美容に効果があるエクササイズとしてヨガが人気となっています。インストラクターを目指すための本格的な資格としては、質の高いヨガインストラクターや教育者を養成することで世界的に高い認知度を誇る「全米ヨガアライアンス」が有用です。
全米ヨガアライアンスは世界70カ国で共通のヨガインストラクターの水準を定めた非営利団体で、世界的なヨガインストラクター資格であるRYT200やRYT500を認定しています。

RYT200 (Registered Yoga Teacher 200)は、全米ヨガアライアンスが認めた学校で200時間学んだことを認定する資格です。ヨガに関するすべての基礎と指導方法を学ぶことができ、ヨガインストラクターの資格としては世界で最も権威のある代表的なものの1つです。RYT500は、RYT200を取得していることが前提の上級資格となります。

RYT200を保持していると、ヨガインストラクターやヨガ教室の開業まで将来の選択肢は増加するでしょう。資格取得にはヨガの経験は必要ありませんが、専用のプログラムを提供する認定校で決められたカリキュラムを終了する必要があります。

5. NSCA認定CSCS

NSCA(National Strength & Conditioning Association:全米エクササイズ&コンディショニング協会)は、フィットネスの本場アメリカのコロラド州に本部を持つ、健康増進やアスリートの競技力向上を目指す国際的な団体です。
CSCS(Certified Strength & Conditioning Specialist:認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)とは、NSCAが認定するグローバルな「スポーツトレーナー資格」のことを言います。スポーツ競技における選手のパフォーマンス向上などを目的に、トレーニングを実施できる知識と技能を有する人に与えられる資格になります。

アメリカのメジャーリーグやNFLをはじめ、世界のプロスポーツの世界においては、多くのCSCS資格者が活躍しています。日本でも公営・民間の各種スポーツ施設などから、プロスポーツチーム・実業団・社会人スポーツチーム、病院・スポーツクリニック等の医療機関まで、CSCS資格が役立つフィールドは多様で、世界的にニーズが高まっている専門的なライセンスです。

CSCS認定試験は世界300か所以上で実施されており、理論的な知識のテストになるため、実技のスキルまでは評価されません。なお、資格取得のためには大卒以上の学歴が必要となります。

いかがでしたか?
海外留学で磨いた英語を活かし、日本を飛び出して仕事をしてみたい方は、世界で評価される国際資格を取得しておくと思い通りのキャリアに繋がる道が拓けやすくなります。大学での勉強と並行して、国際資格を取得するのはかなりの努力が必要ですが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


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※この記事でご紹介している内容は2023年12月5日現在の情報に基づいています。

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