海外大生体験談

海外TOP大に合格&入学するためにハズせなかった対策 〜カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) A.K.先輩〜

出願に必要な英語試験・エッセイの対策に課外活動。学校の成績も高いレベルでキープするなど、世界に名だたる海外大学の合格を掴むまでの道は容易ではありません。今年から海外大生活をスタートした先輩たちは、特にどのような対策が合格につながったと感じているでしょうか。カリフォルニア大学サンディエゴ校のA.K.先輩にお聞きしました。

 

大学別の対策はせず徹底して「自分」を伝えきる!やりたい研究や課外活動を通して表現しました。

 

今回の「ラボ協力隊」


A.K.先輩

アメリカ カリフォルニア大学サンディエゴ校 1年生、神経科学専攻。
中3の時に興味のある分野に関する海外論文を読んだことから海外大進学を考え始めた。幼少期からの空手・ダンス、高校時には研究論文を執筆するなど課外活動は多岐に渡る。

 


 

Q. カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)を志望した理由は?

 

奨学金を前提に、興味のある2分野を横断的にハイレベルで学べることが第一条件。

 

私はまず、ジェンダー学と神経科学を二重専攻して、2分野を横断する神経科学研究をしたいから、という理由で海外大受験に踏み切りました。

 

海外大受験に踏み込んだは良いものの、高すぎる学費と円安の為に、海外大に進学できる前提条件は奨学金に受かることでした。そのため、柳井正財団、笹川平和財団をはじめ大規模な支援を行っている財団の指定校の中から志望校をリスト化するところから始めました。

 

その際、1)私の興味のある神経科学に関する研究をやっている研究室があること(研究内容がマイナーなこともあり、ここで大体絞られる)、2)ジェンダー学と神経科学の2分野において世界ランキング上位の大学、そして、3)エンタメに関する情報が手に入れやすい都会に位置すること(ジェンダー学に関する研究が映画やドラマにその時は関連していたため)という三大条件で志望校を絞りました。

 

また、研究や将来的にメディカルスクール(学士取得後に進学できる、米国の医学部にあたる教育機関)への進学を志すにあたって、どうしてもLGBTQ+ Healthの授業を受けたいと考えていました。ただ、これまたマイナーなコースだったようで、ジェンダー学・神経科学ともに強い大学でも、そのコースがあればラッキーという感じでした。なので、LGBTQ+ Healthの授業を開講している教授がいた場合は、その旨を「なぜその大学に行きたいのか」を書くエッセイで伝えました。

 

実は、私は「これ!」という第一志望がなかったので、とりあえず受かってからどこに行くか決めようと思っていました。そうして合格した大学を並べた上で、UCSDに決めました。最後の決め手になったのは、海が近くてサーフィンができるという点でした。加えて、カリフォルニア州外生の学費の高さに頭を抱えていたところ、柳井正財団の合格型で奨学金が受けられることになり、進学を決めました。

 

 

Q. 大学合格に向けてどんな情報を集めた?その目的は?

 

やりたい研究ができるかが最優先。研究室のある大学を絞り込んで詳細リサーチ!

 

まず、私はアカデミックな情報を優先しました。高校の時点で、「脳の性差の研究をしたい」と自分のやりたい研究の方向性が確立していたので、自分がやりたい研究を思う存分やれる環境か調べる目的で、その大学の研究室の情報を調べました。

 

アメリカには、調べれば調べるほどいい大学がたくさんあります。土地勘もない私が、その一つ一つを調べて感動していては間に合わないと思いました。そこで、自分がやりたい研究がかなりマニアックなのを利用して、その研究に力を入れている研究室の有無を出願するかしないかの基準にしました。結果としてアメリカ・カナダ合わせて20校に出願したので、絞りきれたとは言えないかもしれないのですが。

 

「大学名、専攻、Lab」と検索し、片っ端からリンクをあたっていくこともあれば、興味のある研究内容について書かれた論文や論考の著者名欄にある名前を検索し、その教授らがどの大学で、どんな授業をしている人なのか調べたりもしました。

 

あと、大事だったのが寮の情報! 衣食住という言葉がありますが、住む場所も生活の一部です。生活が成り立たないと、勉強はできません。寮はどんな様子なのか、学食は食べられるレベルなのか、などなど、大学の特色が住居に表れる場合もあるので、本末転倒にならないようにちゃんと調べておくことをお勧めします。

 

私は絶対に1人部屋を確保したかったので、「大学名、single room acceptance rate」みたいに検索をかけたりしました。1人で住むことが一番のリフレッシュになる人間は、います。極端な例を挙げると、UCSDから近いUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)では3、4人部屋が当たり前で、1人部屋なんて滅多に入れないそうです。

 

UCSDに関していえば、学食はバリエーション豊かですし、1人部屋を希望する人は入居する寮の建物を選べば1人部屋に入れるかな、という感じです。

 

 

Q. 振り返ってみて、もっと調べておけばよかったと思うことは?

 

学生のリアルな生活環境や苦労を知っておけば、もっと心の準備ができたかも!?

 

やりたい研究をやれる環境に来られたことで、今後何をしていくか、具体的な策を練れるようになったのは嬉しいです。アカデミック面は事前にしっかり調べたかいがありました。

 

UCSDの図書館近くにある広場 UCSDキャンパス内のハンモック

図書館の近くにある広場。UCSDには地べたに座れる場所やハンモックが沢山あって、ここでピクニックをしている学生もいます。

ハンモックで勉強している人もいれば、寝ている人も。

 

しかし、大学近辺の街並み、学生にとって交通の便がいいか、学生はどういう場所で勉強から離れて一息ついているのか、大学外に関する情報はあまり深く調べずに大学を選んだところはあります。後悔はしていませんが、実際に大学に来る前に知っておけばよかったな、と思っています。

 

カリフォルニアは車社会です。大学まで車で来ている学生もいるほど、学生生活に車が浸透しています。そんな環境で車がない留学生や1年生がサンディエゴで日本食が恋しくなったときなどは、車を持っている人をその気にさせるか、車で15分の距離を電車・バス・徒歩を駆使して片道1時間かけて移動をする必要があります。

 

カリフォルニアは高速道路が無料で、車での移動が前提の都市設計になっているのがある意味面白いですが、上級生や同い年で車を持っている知り合いをうまく頼る技を習得しないと、なかなか大学の外で遊ぶのも大変だと思います。

 

UCSDとダウンタウンをつなぐ路面電車の駅

大学とダウンタウンを繋ぐ路面電車(トロリー)の駅です。整備されていてとても綺麗

 

週末のお楽しみのタコス

サンディエゴはタコスが有名。美味しいお店を発掘する事が週末の楽しみです

 

寮からキャンパスの中を歩き回ってバス停や駅までたどり着くのも、インフラが整備された東京に慣れきっている人にとって最初は大変だと思いますし…実際、私は毎日、授業に出席するのに必要最低限の場所を巡るだけでも1日2万歩くらい歩きながら、東京住まいを15年した自分への洗礼だと思いました。

 

広大なキャンパスを持つUCSDのバス停

校内が広すぎて、校内循環バスが通っています。バス停はイベントの張り紙が沢山

 

あとは履修登録の大変さはもっと調べればよかった…(涙)。当たり前かもしれませんが、この授業を受けたい!と思って大学に来ても、抽選に外れたり、フタを開けてみればコースの難易度や定員の関係でその授業を受けられるようになるのは1、2年先だったり、なんて事はザラにあります。

 

それに加えてUC系の大学は履修登録が先着順なのです。大人気アイドルグループのコンサートチケットを一般販売でもぎ取る感覚に近いですね。そして先着の順番が決まる基準は、既に取得している単位の順。つまり、AP (Advanced Placement:高校在学中に特定の科目を大学レベルまで学べて、大学の単位も得られる)がない高校から来た留学生なんて、履修登録の最後尾に並ばされたも同然な訳です。

 

自分の番が来るまでコースの残席数とにらめっこしながら、「埋まるな….埋まるな…」と唱える時間なんて、誰も過ごしたくないですよね。でも、留学生でなくともUC系に通う大学生に聞くと、大多数は履修登録が大変だと答えます。みんな1年生のうちは精神をすり減らしながらやっています。

 

神経科学の授業課題

今期奇跡的に取れた楽しいCognitive Scienceの授業の休暇中の課題は「ゾンビ映画に出てくるゾンビの分析」でした

 

履修登録に限らず、こういう不便な事に対しては通っている大学生の生の声みたいなものを調べれば、もっと前もって心の準備ができたかな、と思います。通っている大学生の正直な意見を聞けるコンテンツといえば、ネットに学生が上げている動画などがある程度参考になりました。

 

 

Q. エッセイや課外活動、面接など、志望校別に特化した対策は?

 

大学に合わせるのではなく、出願書類の中で自分自身を伝えきることに専念。

 

基本的にエッセイの書き分け、特定の大学に特化した課外活動はしませんでした。私は特定の大学を第一志望に掲げてそこに入れる自信はなかったし、大学のアプリケーションエッセイの差別化にこだわったら時間が足りなくなってしまうことが目に見えていたためです。

 

それでも、私のこれからやりたいことや、これまで好きでやってきた課外活動自分の色が十分表れているという確信はありました。とにかく私の仕事は「私」をアプリケーションで表現するまで。その大学に私が合うか合わないか判断するのは、大学側のアドミッションオフィサーの仕事だ!と思いました。だから、大学ごとに合わせるようなことはしなかったです。

 

エッセイは、GLC(ベネッセGlobal Learning Center)の先生に客観的な立場から分析してもらいました。他人に見せたい「自分」を表したエッセイを研磨できるというところに、出願サポートを受ける一番の意味があったと思います。

 

そして、面接について。結論から言うと、アメリカの大学を受験するにあたって、面接で落とされることはまずありません。受験における面接の位置づけは、その大学の卒業生に直接会えて、学生としての生の声や意見を聞ける美味しい機会、というところでしょうか。都内のコワーキングスペースに呼ばれて、フランクな会話を30分ほど続けて終了したこともありました。

 

出願後、面接の予定が複数決まって焦りましたが、ネイティブの留学アドバイザーの方に相談したところ、まずはアプリケーションにおいて大体は聞かれる「中高で自分が力を入れたこと」「大学に入ってやりたいこと」「大学を出たらやりたいこと」などの質問に口頭で答えられるようにオンラインで練習しました。

 

加えて、その大学に即した質問として「寮の生活はどうだったか?」「課題の量はどうだったか?」「どの学生団体、部活動が人気だったか?」なども複数用意しておきました。

 

SNSで卒業生とつながって直接連絡をすることは、私はありませんでした。

 

 

Q. カリフォルニア大学サンディエゴ校に憧れる中・高生へアドバイスを!

 

興味のあることにすぐ飛び込める瞬発力・対応力を今のうちに鍛えておこう!

 

UCSDに限らず、私の記事を読んでくれている人の目指す大学には多大なリソースが転がっていると思います。その一つ一つを追いかけているとパンクしてしまいますが、自分が興味のあることには参加できる“フッ軽”さを課外活動の段階から鍛えておくのをお勧めします。ここぞ!という時に発揮できる馬力を蓄えておくのは大事です。

 

あとは、UCSDに来るなら徒歩20分にビビらない事(笑)。そしてこれはどこに行っても変わりませんが、何事も先延ばしにしない癖をつけることです!課題もなんでも、今できるなら、今やりましょう!

 

いかがでしたか? 

大学が求める人物像に合わせるよりも、自分自身を十分に伝えることで、その大学に合っているかを大学側の判断に委ねたA.K先輩。海外大学を目指す理由にじっくりと向き合い、取り組んだ課外活動も振り返って「自分は何者か」を深めることが、合格を掴み取る一番の近道かもしれません。

 

【海外TOP大に合格&入学するためにハズせなかった対策:シリーズ記事をチェック!】

アメリカ / カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) A.K.先輩(この記事)

イギリス / ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン Toko H.先輩

アメリカ / ミシガン州立大学 Kai F.先輩

アメリカ / プリンストン大学 Tomoka O.先輩

カナダ / ブリティッシュコロンビア大学 K.S.先輩

アメリカ / ヴァンダービルト大学 Alisa H.先輩

 

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※この記事でご紹介している内容は2023年12月12日現在の情報に基づいています。
 

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