【2026年1月版】海外留学制度が充実している日本の大学TOP10|留学生数データで比較
将来、英語を活かした職業に就きたい方や、世界で活躍することを視野に進路を考えている方の中には、国内大学への進学を前提にしつつ、「在学中に海外留学できる環境が整っているか」を重視して大学選びをしている人も多いのではないでしょうか。国内のいわゆるグローバル系大学では、交換留学、短期・長期留学、ダブルディグリー制度など、海外で学ぶ機会を前提とした制度設計が進んでいます。そこで今回は、日本から海外へ留学する学生数が多い大学のデータをもとに、留学制度が充実している日本の大学TOP10と、それぞれの特徴を紹介します。

日本から海外への留学状況
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の「日本人学生留学状況調査」によると、2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)に海外の大学等へ留学した日本人学生は89,179人でした。前年度(58,162人)から約53.3%増と大きく回復しています。
留学先はアメリカ合衆国が最多で、次いでオーストラリア、韓国、カナダ、台湾、イギリス。欧米圏に加え、アジア圏への選択も広がっています。背景には、コロナ後の派遣再開と、交換留学・短期/長期留学・ダブルディグリーなど制度の多様化があります。
※出典:日本学生支援機構(JASSO)「日本人学生留学状況調査(2023年度実績)
日本から海外への留学生の多い大学TOP10(最新公表データ)
ここからは、日本学生支援機構(JASSO)が公表している「日本人学生留学状況調査(2023年度実績)」をもとに、日本の大学のうち、海外留学する学生数が多い大学TOP10を紹介します。あわせて、各大学がどのような留学制度を整えているのか、制度の特徴やサポート体制にも触れていきます。留学制度の「数」だけでなく、「学びとして組み込みやすいか」「在学中に挑戦しやすいか」という視点で見ていくことがポイントです。
※本ランキングは、大学等が把握している日本人学生の派遣人数に基づいています。派遣人数は各大学の公式資料およびJASSO公表データ(2023年度実績)を参照しています。
※変更になる場合があります。最新情報は各大学の公式Web サイトでご確認ください。
1位:立命館大学(私立)
<派遣人数:2,120名>
交換留学から共同学位まで、学びの深度を段階設計
海外留学を正課教育として位置づけ、留学と卒業を両立しやすい制度設計を行っています。代表的な制度として、協定校で学ぶ「交換留学プログラム」があり、1セメスター(約4~7か月)または2セメスター(約8か月~1年)の留学が可能です。留学先で修得した科目は、帰国後の審査を経て単位認定され、学部ごとに定められた上限(多くの学部で60単位まで)とされています。在学期間に含めた形で留学を計画できる点が大きな特徴です。
また、国際PBL型プログラムや共同学位プログラム(DUDP)など、留学の目的や深度に応じた制度も用意されており、段階的に海外での学びに挑戦できる環境が整っています。
【参考ページ】立命館大学 国際教育・留学プログラム(2025年度)
2位:関西学院大学(私立)
<派遣人数:2,081名>
交換留学で派遣可能な約200校以上の大学へ留学できる
海外留学を全学的に推奨し、学生の目的に対応した留学制度を整えています。代表的な制度である「交換留学」では、約200校以上の質の高い協定大学を対象に、1セメスターまたは1学年間の留学が可能です。留学先での学修内容は審査を経て単位として認定され、原則4年間での卒業を前提に留学計画を立てることができます。
また、外国語研修、中期・長期留学、海外インターンシップ、グローバルPBL、国際ボランティアなど、全学部生を対象としたプログラムが用意されており、語学力や目的に応じて段階的に挑戦できる点も特徴です。
【参考ページ】 関西学院大学 留学プログラム
3位:早稲田大学(私立)
<派遣人数:1,986名>
学部設計と連動した専門型留学が充実
400校を超える海外協定大学とのネットワークを基盤に、多様な留学制度を展開しています。代表的な長期制度として「交換留学(EX-R)」があり、1学期もしくは1年間の派遣が可能です。交換留学では、現地の授業を通常の学生とともに履修し、単位認定に向けた審査を経て卒業要件に組み込むことができます。
加えて、専門分野を重視した「カスタマイズド留学(CS-R/CS-L)」や、語学中心のプログラム、さらに早稲田と海外大学のダブルディグリープログラム(DDP)によって、学位取得まで視野に入れた学び方も可能です。短期の語学研修では2週間〜2か月程度の参加型プログラムも設けられ、学部・学年を問わず語学力の強化にも対応しています。
【参考ページ】 早稲田大学 留学センター
4位:東京大学(国立)
<派遣人数:1,935名>
世界の名門大学で専門科目を履修できるチャンスあり
東京大学では、全学交換留学プログラム(USTEP)を通じて、世界各国の協定大学に1学期または1年間留学することができます。派遣先には、世界大学ランキング上位に位置する名門大学も多く含まれており、現地の正規学生とともに専門科目を履修できる点が特徴です。
留学中に修得した科目は、所属学部・研究科の審査を経て単位認定の対象となり、在学期間としても扱われます。研究志向の学生にとって、専門分野と直結した留学設計が可能な制度です。
【参考ページ】 東京大学 全学交換留学プログラム
5位:千葉大学(国立)
<派遣人数:1,832名>
単位つき海外学修を大学全体で組み込んでいる
千葉大学では、グローバル人材育成の方針として「ENGINE(全員留学)」を掲げ、学生が在学中に単位修得を伴う海外留学を経験できる仕組みを整えています。短期プログラムから長期の交換留学まで選択肢が用意されており、海外での学修は正規の単位として認定されます。留学は特別な選択肢ではなく、大学の学びの一部として位置づけられている点が大きな特徴です。
【参考ページ】:千葉大学 留学支援サイト
6位:京都大学(国立)
<派遣人数:1,663名>
研究・専門分野を軸に自由度高く設計できる
交換留学を中心に、自分の研究分野や専門領域に沿って留学内容を組み立てられる制度設計が特徴です。海外の協定大学で正規授業や研究活動に参加し、留学中の学修内容は、所属学部・研究科の判断を経て単位認定の対象となります。在籍したまま留学できるため、研究計画と切り離さずに海外経験を組み込むことが可能な設計は、研究大学ならではと言えるでしょう。
【参考ページ】:京都大学 国際教育・留学
7位:明治大学(私立)
<派遣人数:1,656名>
短期から長期まで「留学ステップ」を組みやすい
短期→中期→長期と段階的に経験を積める設計が特徴です。交換留学では、1セメスターまたは1学年間、協定校で専門分野の授業を履修でき、学部のカリキュラムに応じて単位認定が行われます。加えて、夏季・春季休暇を利用した短期海外研修や語学研修も多く、初めて海外に挑戦する学生から、長期留学を目指す学生まで無理なくステップアップできます。
【参考ページ】:明治大学 海外留学を希望する方へ
8位:同志社大学(私立)
<派遣人数:1,330名>
欧州拠点プログラムを含む複数ルートあり
中心となるのは、37カ国(地域)170以上の協定大学で正規授業を履修する交換留学です。所属学部・研究科を問わず申請でき、現地で履修した科目は単位認定の対象となります。半年〜1年の派遣を通じて、専門分野を海外で学ぶことが可能です。
一方で、春季・夏季休暇を利用した約4か月間のセメスター型英語研修も用意。
さらに、ドイツ・テュービンゲンに拠点を置く「EUキャンパスプログラム」では、英語やドイツ語による地域研究に取り組むことができます。交換留学に限らず、複数のルートを組み合わせながら留学経験を積める点が特徴です。
【参考ページ】 同志社大学 留学プログラム
9位:東洋大学(私立)
<派遣人数:1,299名>
全学部対象で長期留学に挑戦しやすい
全学部生を対象とした交換留学制度を中心に用意されています。1学期または1学年間、協定大学で正規授業を履修することができ、留学中に修得した科目は単位認定の対象となります。学部や学年による制限が比較的少なく、長期留学を現実的な選択肢として検討しやすい点が特徴です。
あわせて、短期の語学研修や海外体験型プログラムも用意されており、段階的に海外経験を積むことができます。留学に広く開いている制度設計が、派遣人数の多さにつながっています。
【参考ページ】 東洋大学 国際交流・国際教育プログラム
10位:上智大学(私立)
<派遣人数:1,211名>
英語で専門分野を学ぶ留学に早くから取り組める
軸となるのは、海外の協定大学で専門分野を学ぶ長期の交換留学です。半年〜1年間、現地大学の正規授業を履修し、修得した科目は単位認定の対象となります。語学力を前提に、専門科目を中心に学ぶ設計が特徴です。
これに加えて、休暇期間を活用した短期語学研修や海外短期研修、さらに国際協力や社会課題をテーマにした実践型プログラムも用意されています。フィールドワークや国際貢献、インターンシップなど、学びの目的に応じて留学の形を組み合わせられます。
【参考ページ】 上智大学のグローバル教育
「海外に行く留学」だけではない学び方が、大学進学でも見えてきた
今回紹介した大学ランキングを振り返ると、日本の大学における海外留学制度は、交換留学や短期・長期派遣にとどまらず、単位認定、学部カリキュラムとの接続、共同学位やPBL型プログラムなど、年々多層化・高度化が進んでいます。留学は「特別な人の挑戦」ではなく、在学中の学びとして組み込みやすい選択肢へと変化してきました。
同時に近年は、海外に渡航する留学制度だけでなく、日本国内にいながら英語で専門分野を学べる学部・プログラムも増えています。近年の動きを象徴する例として、東京大学のCollege of Design構想や、東北大学の英語開講プログラムなどが挙げられます。進学段階から「英語で学ぶ」環境を選ぶことで、将来の海外大学院進学や国際的なキャリアにつなげるルートも現実的になりつつあります。
海外に出るか、日本で英語開講プログラムを選ぶか。進路の形は多様化していますが、いずれの場合も共通して求められるのは、英語を 「学びの手段」として使いこなす力です。
グローバルな学びを見据えるなら、大学選びと同時に、英語力をどう高めていくかという視点を、早い段階から持っておくことが重要になっています。
※この記事でご紹介している内容は2026年1月17日現在の情報に基づいています。
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