海外大生体験談

一見変則ルートの先輩たち、なぜその道を?vol.3 ~コミュニティカレッジからアメリカ4年制大学編入~

海外進学・留学の“王道”といえば、高校卒業後の直接進学や国内大からの交換留学という方法、そして中高生時代など早くから海外を目指していること。ですが、今回登場のYuji F.先輩はそのいずれにも当てはまらない、ユニークな進路を選んできたようです。先輩が海外進学に挑戦した理由、大学生活の中で見つけたマイルートとは?

 

意識の片隅にはあった海外留学。国内大受験に踏ん切りをつけ、新しい活路を見出しました!

 

今回の「ラボ協力隊」


Yuji F.先輩 

アメリカ ワシントン大学3年生。高校卒業後はサンタモニカの語学学校を経てショアライン・コミュニティ・カレッジに入学し、同じくシアトルにあるワシントン大学シアトル校へ編入。機械工学を専攻中。

 


 

Q: 高校卒業後、どのようなルートを選んできましたか?

 

国内大を諦め、かつて意識していた海外留学へ。苦手だった英語を克服しコミカレ進学!

 

そもそも私が海外進学を決心したのは、国内の大学受験に失敗してからでした。留学自体は小学生の時から意識していたものの、高校時代は定期テストで地を這う順位をとるほど英語は苦手で、海外進学は選択肢にはありませんでした。

 

大学のセンター試験が終わって日本の志望大学に受からないことがほとんど確定していたところ、母から海外進学について話をされました。ちょうどその頃、地元で開催されたベネッセの海外進学の説明会に参加したのも一つのきっかけになりました。

 

そんな時期の決断だったため、進学・渡航準備など急ピッチで進める必要がありました。でも、ベネッセのサポートを依頼したおかげで大きな心配事はなく、渡米までの期間はわりと気楽に過ごしていました。3月に高校を卒業し、4ヵ月後の7月22日に渡米しました。

 

はじめは12月までELS-Santa Monicaという語学学校に通い、コミュニティカレッジ(2年制大学、通称コミカレ)への進学準備と英語の勉強をしました。ELSでは飛び級をしたこともあり110というレベルまで進むことができたので(コミカレの条件付き入学に必要なのが109レベル)、コミカレ入学に必要な前準備は余裕をもって行うことができました。

 

その後、もともと通おうと考えていたワシントン州シアトル近郊のショアラインにある、ショアラインコミュニティカレッジに条件付き入学で通い始めました。コミカレでは今の専攻であるMechanical Engineering(機械工学)が含まれている学部を選択しました。

 

約2年半コミカレに通ったのち、Associate Degree(准学士号:2年制大学を卒業して得られる学位)を取得し、今はワシントン大学シアトル校のMechanical Engineering学部で学んでいます。

 

 

Q: もともと考えていた進路は? 最終的にそのルートを進んだ理由は?

 

進路指導で気づいた自動車開発への興味。海外進学時もそのまま機械工学志望に。

 

もともと中学生の時から医者になろうと思って高校に進みました。しかし、高校では勉強をせず部活ばかり行っていました。部活の弓道を頑張ったおかげで、全国大会で入賞をすることができました(結果的に大学編入時のエッセイにも役立ちました)が、その時には医学部に入れるほど成績が良くなかったです。

 

そこで、担任の先生から「他に何か好きなことはないのか」と聞かれ、思いついたのが自動車開発に携わることでした。小さい時から車に興味を持っていましたが、改めて自分の中で何が一番好きかを考えたところ、F1やSuper GTといった車のレースが好きだということに気づき、車関係にしようと思い立ちました。私が工学部もしくは機械工学部を選んだきっかけです。その目標のままコミカレに進んでいきました。

 

 

Q: これまでのルートをもとに、卒業後はどんな進路を考えていますか?

大学での課外活動を経て「自分に向いていること×学び」から新たなマイルートを発見!

 

これまでコミカレ進学、4年制大学の編入において、ずっと機械工学を専攻に選んできたきっかけになったのは自動車開発への興味でしたが、今は医療機器開発ということに興味があります。

 

この興味につながったのが、コミカレで行ったInternational Student Ambassador(イベントのポスター作りや新入生とのコンタクトを主に行う)と、Math Tutor(名前の通り数学を1対1で教える個別教師の仕事)のアルバイトでした。活動を通して人に教える、もしくは人を助けることに楽しさを感じたことで、やっぱり自分は人に関わることが向いているのだと思い至りました。

 

中学時代に医者を目指していたように何かしら医療に貢献したいという気持ちもあり、大学で学び深めたことと掛け合わせて今の医療機器開発という目標を見つけることができました。今後はまだまだ未定ですが、アメリカに限らず日本での就職も視野に入れて幅広く考える予定です。

 

いかがでしたか? 

国内大受験の失敗から進路を切り替え、海外進学に挑戦したYuji F.先輩。挫折のように思える経験を乗り越えて周りの提案や助言に耳を傾けながら新しい道を見つけ出し、最終的に自分らしい進路を切り拓いてきたしなやかさが印象的でした。

次回は、アメリカでの進学・就労を経てコミュニティカレッジに再入学、4年制大学への編入を目指すKotomi S.先輩にうかがいます。

 

【一見変則ルートの先輩たち、なぜその道を?:シリーズ記事をチェック!】

Vol.1 TAFEからオーストラリア3年制大学編入

Vol.2 コミュニティカレッジからアメリカ4年制大学編入/カリフォルニア州立大学

Vol.3 コミュニティカレッジからアメリカ4年制大学編入/ワシントン大学(この記事)

Vol.4 OPT(就労)・コミュニティカレッジからアメリカ4年制大学編入を目指す

Vol.5「自分に合った海外進学ルートの選び方」について中高生へアドバイス!

 

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※この記事でご紹介している内容は2022年8月16日現在の情報に基づいています。
 

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