海外大生体験談

一見変則ルートの先輩たち、なぜその道を?vol.5 ~「自分に合った海外進学ルートの選び方」について中高生へアドバイス!~

高校卒業後の直接進学や交換留学とは異なる形で、海外進学を実現してきた先輩たち。様々な選択肢の中から選び取って“マイルート”を進んできた経験や気づきをもとに、自分に合った海外進学ルートを選ぶヒントを教えてもらいました。

 

やりたい学びを追求!自分にピッタリの海外進学ルートを選び、進むためのポイントは?

 

今回の「ラボ協力隊」


Yuki K.先輩プロフィール写真

Yuki K.先輩 

オーストラリア ウェスタンシドニー大学を卒業。英語力だけでなく専門的な知識や技術を身につけるため海外大学に挑戦。TAFE(Technical and Further Education)に1年間通い、編入でウェスタンシドニー大学に入学。Bachelor of Tourism and Travel Management (観光学)を専攻した。

 

Lilia T.先輩プロフィール写真

Lilia T.先輩

アメリカ カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(California State University, Los Angeles)を卒業。コミュニティカレッジのフットヒルカレッジで芸術・コミュニケーション学部 音楽テクノロジー専攻で2年間学んだ後に、カリフォルニア州立大学へ編入した。文芸学部テレビジョン・映画・メディア学専攻。

 

Kotomi S.先輩 

アメリカ オレンジコーストカレッジを卒業後、1年間の現地就労を経て再度入学、在学中。かつてグローバル・スタディーズ、リベラルアーツ専攻だったが、現在は4年制大学への編入や今後の就職を見据えて会計学を専攻。

 

Yuji F.先輩 

アメリカ ワシントン大学3年生。高校卒業後はサンタモニカの語学学校を経てショアライン・コミュニティ・カレッジに入学し、同じくシアトルにあるワシントン大学シアトル校へ編入。機械工学を専攻中。

 


 

Q: 自分の進みたいルートに合う国や大学、どう選べばいい?

Yuki K.先輩プロフィール写真

Yuki K.先輩 

【Yuki K.先輩のルート】高校卒業後、4月に渡豪して語学学校へ。同年7月にTAFE(州立の職業訓練専門学校)に入学して1年間学んだ後、オーストラリア3年制大学に編入して観光学を専攻。通常3年間かかるところ、TAFEでの取得単位が認定されたため大学は2年間で卒業した。

 

まず国・大学ごとの特徴を調べよう!興味のある分野・学び方に合う道が見つかるはず。

 

国によって、また大学によって学部選択の仕方専門性の高め方が違ったりするので、そこから調べてみるといいと思います。私もいろいろ調べてみて、アメリカの大学は最初のうちは広く浅く総合的な学びをしたのちに専門的になっていく、と知りました。

 

一方オーストラリアだと、日本でいう高3の頃から、目指す学部の基礎的なことを学習した上で大学に入るため、初めから専門的である傾向とのこと。私は「専門性を高めていきたい」と思ったので、オーストラリアを選びました。

 

自分の興味のある分野深めたい学問に合う学校探しはもちろん、そこでの暮らしを想像してみて、雰囲気が自分に合いそうだな…というふうに絞り込んでいくのもいいかもしれません。

 

 

Q: コミカレから4年制大編入を目指す場合、いつ・どんな準備を進めればいい?

Lilia T.先輩プロフィール写真

Lilia T.先輩

【Lilia T.先輩のルート】高校卒業後、4月に渡米して語学学校へ。同年9月にコミュニティカレッジ(2年制大学・通称コミカレ)に入学し、音楽テクノロジーを専攻。コミカレ卒業後に4年制大学に編入し、その際にテレビジョン・映画・メディア学専攻に変更した。

 

入学後すぐカウンセラーと履修プランを立てよう!積極的にコミュニケーションを。

 

編入を考えている場合は、とにかく入学してすぐ学校のカウンセラーと編入までの履修プランを立てることが大切です。どの学期にどの授業を取るのかを明確にしておくことで、自分の予定通りのタイミングでの編入につながります。

 

また、編入先の学校・学部、特に専攻によって、編入までに履修しておく授業が示されています。それも参考にしながら履修プランを立てることが大事です。

 

編入前に専攻を変える場合や、編入後に大きく違う専攻に変えて入りたい場合も注意が必要です。例えば「英文学を専攻していて編入後も英文学専攻を予定していた。でも、1年経ってみて生物学専攻として編入したくなった」というように、変更したい専攻の分野が全く異なる場合は、編入するために履修しなければいけない必須科目も大きく変わってくるはずです。自分が取らなければいけない授業を確認し、早め早めに履修プランを立て直すことが大切だと思います。

 

私の場合は、文系から理系というように大きく専攻は変わりませんでしたが、元々映画やメディア専攻ではなかったので、編入準備の際に不明点や不安点が多かったです。こまめにコミカレのカウンセラーと話をしたり、学校で開かれるイベント「編入フェア」に訪れている4年制大学の担当者に質問をしたりして、積極的にコミュニケーションを取り、編入手続きに不備がないように気をつけていました。

 

 

Q: いざ海外進学!でも、もし途中で変更したくなったらどうすればいい?

Kotomi S.先輩 

【Kotomi S.先輩のルート】高校卒業後に渡米、4ヵ月間の語学学校を経て同年9月にコミュニティカレッジに入学。卒業後は帰国して国内大学に編入予定だったが、コロナ禍で留学生活がままならなかったことからアメリカ残留を決意。1年間現地で就労した後にコミカレへ再入学、アメリカ4年制大学への編入を目指している。

 

学校のアドバイザーは強い味方。進路変更や追加は早めに相談して動くのがオススメ!

 

私は専攻を変更するときや学校に戻るときなど、とにかく学校のアドバイザー連絡をして面談をしてもらっていました。自分では思いつかないようなこともアドバイスしてくれるため、とても助かりました。少しでも進路の変更や追加を考え始めたら、本決まりではなくても、そういったアドバイザーに相談することをお勧めします。

 

どのような進路にするとしても、コミカレに進学する場合は編入用のクラスは一応取っておくのがいいのではないかと個人的に思います!!

 

もともと私は国内大に編入する予定だったので、最初にコミカレに進学したときは編入用のクラスを取っていませんでした。一度コミカレを卒業して1年間働き、今後の就職などを考え4年制大編入を目指してコミカレに再び戻った今、それを後悔しています。

 

進学時点では絶対に編入はないと思っていても、本当にそうとは限りません。編入用クラスを取ることによって損はないし、のちのち幅広く選択できるルートを選ぶほうが良いと思います。

 

 

Yuji F.先輩 

【Yuji F.先輩のルート】海外進学は高校在学中に選択肢になく、国内大の受験終了後から検討して決意。高校卒業して約4ヵ月後に渡米した。語学学校を経てコミュニティカレッジへ入学し、卒業後にアメリカ4年制大学へ3年次から編入。

 

いつ何が進路選びに影響するかはわからない。焦らず自分と向き合って答えを出そう!

 

自分の進みたい道に合わせた対策などは、いつからでも大丈夫だと思います。まだまだ自分のやりたいことを見つけられていなかったり、大学に入ってからも、やりたいと思っていたこと以外に興味を持つ機会がたくさんあったりするはず。

 

今思い描いているのとは全く違うルート、想像もつかなかった学問に進みたい気持ちが出てくることもあるかもしれません。その都度自分と素直に向き合って、ゆっくりと答えを出していけばいいと思います。

 

いかがでしたか? 

先輩の一見変則的に見えるルートは、自分自身のなりたい姿や必要な学びを一つ一つ考え抜いて選択してきた結果のもの。自己理解を深めるとともに、視野を広げて多様な選択肢や方法があることを知り、想定になかった道も柔軟に受けとめて検討する姿勢をもつことが、自分にピッタリのルートを見つける手助けになりそうです。

 

【一見変則ルートの先輩たち、なぜその道を?:シリーズ記事をチェック!】

Vol.1 TAFEからオーストラリア3年制大学編入

Vol.2 コミュニティカレッジからアメリカ4年制大学編入/カリフォルニア州立大学

Vol.3 コミュニティカレッジからアメリカ4年制大学編入/ワシントン大学

Vol.4 OPT(就労)・コミュニティカレッジからアメリカ4年制大学編入を目指す

Vol.5「自分に合った海外進学ルートの選び方」について中高生へアドバイス!(この記事)

 

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※この記事でご紹介している内容は2022年8月30日現在の情報に基づいています。
 

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