海外大生体験談

現地で困った!乗り越えた!! 体験談 ~ニューヨーク大学 Mei T. 先輩~

文化も気候も国民性も異なる海外で一人暮らし。充実している反面、キラキラと楽しいことばかりではないのが留学生の現実です。異国の地で奮闘する先輩たちは、これまでにどんな「困った!」ことに直面して、どのように乗り越えてきたのでしょうか。演劇教育に情熱を見出してアメリカに渡ったMei T.先輩に、ニューヨークでの留学生活エピソードをお聞きしました。

 

現地の風習や食生活、友人づくり。戸惑いもあるけど、すべてが将来に活きる“留学の経験”!

 

今回の「ラボ協力隊」


Mei T.先輩

アメリカ/ニューヨーク大学 2年生、演劇教育専攻。
課外活動の一つとして打ち込んだ英語劇の経験が、大学での学びにつながる軸となった。

 


 

<留学生活で困った! 第3位> 体型の維持がきついです。

ニューヨークで生活していて思うのが、ヘルシーなオプションが少ない、またはヘルシーな食べ物は手に入れづらい、ということです。大学のイベントやテスト期間には何かとお菓子が用意されていたり、昼食を食べようと思ってもヘルシーなものは高かったり(サラダが10ドル!)します。

 

  1. Q.「体型維持がきつい」とのことですが…体型に変化が?

私は去年アメリカで過ごして10キロ太りました。ただダイエットするのも難しいんです!甘えだろ、と言われれば本当にそこまでですが、どこにでも誘惑が多くて…。そして、食費を抑えたいなと思うと、10ドルのサラダより1ドルのピザみたいな、ジャンキーでカロリー高めのものを食べることになってしまうのです。

 

  1. Q. 体型維持のために、工夫や改善したことは?

大きく変えたのは、自炊を始めたことです。自分で食事を管理して、外出して誘惑に負けた日は家では食事を抑えめにするなど、工夫するようにしています。あとはジムにも行くようにしています。学校が持っているジムがいくつかあって、学生証を見せれば無料で利用可能なので、運動して体型維持に努めています。

 

それでも、どうしても食べたいものがあったり、食べすぎちゃったなと思ったりする日は、それも留学の経験の一環だと思うようにしています!せっかく異国の地にいるので、異国の地で美味しいもの食べよう!とポジティブに捉えるようにしています。

 

 

<留学生活で困った! 第2位> 信号無視って当たり前らしいですよ…? 

ある日、街中を友達と歩いていたら、信号のある横断歩道にさしかかりました。赤になったので止まっていたら、友達はなーーーんにも気にせず歩いて行きました。「え?」と思ってもう一回信号機を見るとやっぱり赤。なんなら、車も遠くからですが普通に来ています。でも私の友達は、そして周りの人たちも、赤信号だろうと車が来ているその横断歩道を渡っていくのです。

ニューヨークの横断歩道で渡る人たち

ある日の横断歩道。よく見ると、どっちの方面でも歩いている人がいますね…片方は赤のはずなのに。
そういうことです。

 

  1. Q. 赤信号で横断するのを見て、どう思いましたか?

「え…?」と思いました。信号って従うものなのでは?と。そして、よくよく見ていたら、こういう風に信号を気にせず横断歩道を渡ることはこちらでは普通なのだと気づきました。びっくりしたし、戸惑いました

 

私は約20年間律儀に信号を守ってきたのに、ここではどうするべきなのだろうか。こちらの文化に従うべきなのか、友達と一緒にいるときに毎回私だけ止まっていたらだるいかな、とか。でも信号は守るものだから止まるべきかな、などなど。

 

  1. Q. いろいろ思い巡らせた結果、どうすることに?

今では赤信号で渡っています。ただ、これは信号無視に賛成しているわけではありません!!信号は歩行者と車がそれぞれ安全に道を通れるように作られているものなので、しっかり左右を確認して、車が来ていないときは赤信号でも渡るようになった、という話です。一方通行の通りが多くて車が来ないのが明確にわかるから、ここでは信号が赤でも渡ることが普通なのかなぁと思います。

 

ただそれで今困っているのは、日本に帰国したときに、赤でも車が来ていなかったら渡りそうになることですね。「郷に入っては郷に従え」を意識していきたいところです。

 

 

<留学生活で困った! 第1位!!> 友達づくりって大変!

クラスメートが「この歌手がさ~~!」とか「この芸能人がこれしてさ~」とか言っていても、「え、誰?」ということが多くあります。日本生まれ日本育ちで、大学からこっちに来ている私は、アメリカの文化に関して知らないことが多いです。そうすると、周りでは日常会話でよく知らないトピックが話されていて、会話に参加したいのに、なかなかそうできないことが多くて友達づくりに苦戦します。

 

  1. Q. 知らない話題に入るのは難しそう…何か工夫したことは?

友達をつくりたいので頑張って「それは誰?」「何のことについて話しているか詳しく教えて!」と聞いたりしています。けれど、私にわかるほど教えてくれなかったり、グループで話していると質問がスルーされたり、あとはもう、毎回聞いているのも面倒くさくなってきたり。

 

悔しさと、切なさと、あとは疲れと(笑)、もどかしいなぁという思いも強いです。たくさん話して友達つくりたいのに!

 

  1. Q. 結果的にどうやって乗り越えましたか?

私が対策として行っているのは、まずは焦らないこと。アメリカの文化を知っている人達って、そこに何年も住んでいるからわかるわけで。私がそんな数か月じゃ会話の内容が全部わかるわけないよな、少しずつ学んでいこう、というマインドセットにしています。これは結構最強。心が楽になりました。

 

あとは、グループじゃなくて一対一で話すようにすることですね。そうすれば、わからないこととか知らない人の話になったら質問できるし説明もしてくれるので。それに、一対一の方がお互いのことを知りやすいなぁとも思います!そうしていたら少しずつ友達が増えてきたので、今後も続けていくつもりです。

 


 

Q. 留学先での「困った!」ことに対して、どう考えておけばいい?

 

構えすぎる必要なし!どんな出来事も必ず将来に活きる経験になります。

 

とりあえず、オープンでいること。何に関してもそんなに難しく、覚悟してかかる必要はないと思います。私たち、まだ学生なので!たくさん経験を積める時期です。どんな出来事があっても、ネガティブかもしれない出来事でさえも、近い将来に経験として活かせたり笑い話にできたりします。

 

異国の地に行くので、困ることは絶対あります。そのたびに周りの人に頼ったり、落ち着いて自分の気持ちに耳を傾けたりすれば良いと思います。

 

舞台監督という思いがけない経験

入学する前に想像もしていなかったことの一つ、舞台監督という役職を経験!

これは衣装を着た役者たちと休み時間にパシャリ~

 

いかがでしたか? 

困ったこと、戸惑ったことの一つ一つに向き合って、自分はどう振る舞うべきか考え行動しているMei T.先輩。「オープンでいること」のアドバイス通り、日本の風習やこれまでのやり方を頑なに守るだけでなく、柔軟に対応したり試行錯誤したりするなど、あらゆる出来事をポジティブに受けとめる姿勢が印象的ですね。

 

【現地で困った!乗り越えた!! 体験談:他の記事をチェック!】

アメリカ・ニューヨーク大学 Mei T.先輩(この記事)

カナダ・トロント大学 Kosei U.先輩

アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校 Misato O.先輩

 

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※この記事でご紹介している内容は2022年12月6日現在の情報に基づいています。
 

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