海外大生体験談

留学中の先輩に聞いた「公式サイトには載ってないほうの」海外大学紹介 〜都会と自然が調和する メルボルン大学

憧れの海外大学はどんなところ?広大なキャンパスと充実した設備、名だたる教授陣、最先端の研究と授業…そんな各大学の公式サイトやパンフレットによくある情報ではない、リアルな大学の姿に迫るシリーズがスタート!シドニーと並ぶオーストラリア最大都市の一つ、メルボルンの名門大学で学ぶNatsume T.先輩に、実際に現地で学ぶ先輩だからこそ知る、ここだけの情報を教えてもらいました。

 

留学生が多く、サポートも充実。受け身だけでなく、環境や機会を上手に活かせる人にオススメ!

 

今回の「ラボ協力隊」


Natsume T.先輩

オーストラリア メルボルン大学3年生。南極・生態系について幅広く学びたいという気持ちから海外進学を決意。現在は進化・生態学を専攻。

 


 

Q. 入学前のイメージと実際のところ、何かギャップはあった?

 

海外大生は勉強熱心で積極的に発言する…人ばかりではない!

 

私は、海外の大学生は「みんな熱心に勉学に取り組んで、チュートリアルでは積極的に発言し、グループワークでは主体的に研究を進めていく」というイメージがありました。

 

しかし、海外の大学だからといって、誰もがみんな、その授業に対して熱心に取り組んでいる訳ではありません。もちろん、積極的に授業に取り組む学生もたくさんいますが、単位が取れたらいいと考えて、あまり授業に参加しない学生もいます。

 

学生によって、その授業を専攻としてとっているか(必修)、一つのサイエンス科目としてとっているのか(選択)も大きな違いだと思います。3年生になると、1つの科目の選択者も少なくなり、対面の講義に行ったら学生が私を含めて2人しかいなかったこともあります(笑)。ちなみに、後から講義の録画を見ることもできます。

 

授業には積極的に参加するべきですが、全ての科目を全力の“10”で取り組むのではなく、7、8くらいで頑張る科目があってもいいと思います。

 

 

Q. 実際に通ってみてわかった、メルボルン大学の特徴3選を教えて!

 

利便性がよく自然も豊か。生物多様性を日常的に味わえる素敵な環境です!

 

1. 都会と自然のバランス

メルボルン大学のパークビルキャンパスは、一番の中心地から歩いて10分くらいのところにあります。レストランや日用品を買うお店も揃っていてとても便利です。

 

メルボルンの街に建ち並ぶ高層ビル

キャンパスから10分ほど歩くとたくさんの高層ビルが立ち並んでいます

 

その一方で、キャンパスから少し歩くと、広い芝のあるカールトンガーデンや(世界遺産です!)、木々が生い茂り、鳥がたくさん生息するロイヤルパークがあります。

 

世界遺産のカールトンガーデン

世界遺産のカールトンガーデン

 

また、車で1時間ほど走ると、自然公園がいくつかあるので週末はハイキングに気軽に行くことができます。

 

メルボルン大学のキャンパスから車で1時間ほどの自然公園の花メルボルン大学のキャンパスから車で1時間ほどの自然公園の木々

キャンパスから車で1時間ほどの自然公園では様々な植物を観察できます

 

私の専攻している生態学(Ecology)や植物科学(Plant science)の科目では、大学内や近くの公園、自然公園に野外研修を行いによく出かけます。大学内にも植物園や芝の広場がたくさんあり、都会の利便性がある上で、自然を感じることのできる大学です。

 

 

2. どこにでもカフェ

メルボルンは、街の中にも大学の中にもたくさんのカフェがあり、どこでもコーヒーを買うことができます。パークビルキャンパスには10?以上のカフェがあり、大学の周りにもたくさんお店があります。多くの人が片手にコーヒーを持ってキャンパスを歩いています。

 

ショップによって味も雰囲気も異なるので、お気に入りのお店を見つけてください!

 

 

3. 頭上に注意

メルボルン大学は木々に囲まれています。そのせいか、たくさんの動物がキャンパスに生息しています。

 

春の繁殖シーズンになると、攻撃的なマグパイ(白と黒のカラスのような鳥だが、カラスとは違うグループに属す)やマイナ(黄色い口ばしの小型の鳥)の攻撃をくらう人もいます。

 

また、夜一人でキャンパスを歩いていると、ふと木の上のポッサム(樹上性の有袋類)と目が合い驚くこともあります。自然科学系の学生にとってはとっても素敵な環境です!

 

 

Q. 大学による留学生のサポートや対応はどんな感じ?

 

留学生向けのイベントや生活サポートなどが豊富。多文化を知る機会も!

 

留学生がとても多いため、留学生向けの英語のクラス大学生活についての講義を大学が行っています。私が参加したイベントでは、週に一回集まって一緒に様々なゲームをします。このイベントがきっかけで、たくさんの友達をつくることができました。

 

また、留学生のコミュニティーもあり、他の留学生向けに様々な国の料理教室や、映画鑑賞会ビザの申請方法やメルボルンでの生活などについて様々なイベントを行っています。日本語クラブもあり、そこでは他の日本人と交流したり、日本語を勉強している学生と話したりすることができます。

 

就活においては、大学と提携しているマイナビ グローバルセンターが、留学生向けに日本での就職についてサポートしてくれます。しかし、参加企業はとても限られているので、自分でリサーチを行うことがとても大切です。

 

 

Q. メルボルン大学に憧れる中・高生へ、入試対策をアドバイスするなら?

 

高校の成績と英語スコアのクリアが必須。ルート次第では現地で英語力アップ可能!

 

日本の高校から入学する場合は、高校の内申点英語のスコアの提出が必要です。面接やエッセイの提出はありません。ファンデーションコースから入学する場合で、英語力が足りない場合は、付属の英語学校に通ってからコースに入学することもできます。

 

 

Q. メルボルン大学に合うのはどんな人? 入学前に考えておいたほうがいいことは?

 

人脈づくりやステップアップなど、様々な機会を積極的に活かせる人にオススメ!!

 

メルボルン大学は、大学が主催するイベント、クラブが主催するイベント、また外部の講師を招いた講演会、生活支援、奨学金制度、就活支援などなど、様々な機会を提供してくれます。

 

これらの機会をうまく使って、人とのコネクションを作ったり、自分のステップアップの機会にできたりする人は、メルボルン大学に合っていると思います。

 

なお、メルボルン大学には、大学が提供する大きな寮がありません。いくつか大学が持っている寮がありますが、そこまで大きなものではなく、ほとんどの留学生が大学の近くの学生アパートに住んでいます。アパートは、完全一人部屋からキッチンとバストイレ共用、食事付きなど、様々なオプションがあります。

 

シェアハウスやホームステイのオプションもあるので、入学前に自分がどのような環境に住みたいかを考えておいた方がいいと思います。

 

いかがでしたか? 

進化・生態学を学ぶNatsume T.先輩にとって、メルボルンは研究対象の宝庫。都会の便利さも、自然に囲まれる気持ちよさも捨てがたいという人は、メルボルン大学の恵まれた環境が魅力的に写ったのでは? 留学生のサポートやコミュニティが充実しているのも、大きな安心につながりますね。

 

【留学中の先輩に聞いた「公式サイトには載ってないほうの」海外大学紹介:シリーズ記事をチェック!】

オーストラリア / メルボルン大学 Natsume T.先輩(この記事)
カナダ / ブリティッシュコロンビア大学 Miyu M.先輩

イギリス / インペリアル・カレッジ・ロンドン Hazuki Y.先輩

アメリカ / ワシントン大学 Yuji F.先輩

 

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※この記事でご紹介している内容は2023年10月3日現在の情報に基づいています。
 

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