海外大生体験談

留学中の先輩に聞いた「公式サイトには載ってないほうの」海外大学紹介 〜世界中に学び場を持つ ニューヨーク大学アブダビ校〜

ニューヨークのメインキャンパス以外にも、アジア、アフリカなど米国外にも分校を持ち、ひときわ国際的なニューヨーク大学。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ校に進学したEma H.先輩に、“リアルな大学情報”をお聞きしました。

 

留学生が8割を占める多国籍な小規模コミュニティ。中東からまた別の国へ留学機会も!

 

今回の「ラボ協力隊」


Ema H.先輩

アラブ首長国連邦 ニューヨーク大学アブダビ校 2年生、数学と哲学のダブル専攻。物心ついた頃から海外進学は選択肢にあったが、本格的に考え始めたのはRoute Hのセミナーがきっかけ。

 


 

Q. 入学前のイメージと実際のところ、何かギャップはあった?

 

リベラルアーツ=全く制限なく興味の赴くままに勉強できる…ではなかった!?

 

ニューヨーク大学アブダビ校は、リベラルアーツ教育で自由度が高く、最初の2年間は専攻を決めず自由に勉強できるというイメージでした。そのため、当初は自分の好きなように、まずは様々な分野に触れてみようと考えていました。

 

入学してみて、確かに3年生になるまで専攻を決める必要はないものの、実際は1年生のうちに専攻の方向性を決める必要性が出てくることがわかりました。例えば、工学部などは1年生の1学期から必修授業が始まるので、2年生で工学部に専攻を変えようと思い立ったとしても、取らなければならない授業が多いので4年で卒業することが難しくなります。

 

けれど、専攻を変えたいという強い意志があれば多少の融通は利くので、「専攻に縛られず自由に勉強できる」というのはある意味本当です。縛りはあるけれど、専攻を変えた人も周りにたくさんいます。

 

いろいろな授業をとっていくうちに興味のある分野が広がるのも、リベラルアーツ教育ならではの魅力です。むしろ、入学後、一度も専攻を変えない人は珍しいかもしれません。

 

 

Q. 実際に通ってみてわかった、ニューヨーク大学アブダビ校の特徴3選を教えて!

 

近代的なキャンパスに少数精鋭の学生たち。濃密なコミュニティです!

 

1. 施設が綺麗で充実している

2010年に開校したニューヨーク大学アブダビ校は、まだ築10年くらいのキャンパスなのでとにかく綺麗です。ジムなどの施設も充実していて、オリンピックサイズのプールもあります。寮も2人に1つバスルームが必ずあったり、電子レンジが4人に1つあったりと、非常に充実しています。

 

 

2. キャンパス中が一体感ある人間関係

全体で2,000人程度のキャンパスなので、話したことがなくとも見たことがある人が多いです。キャンパスのほとんどは友達の友達かなと思ってしまうほど、濃密な人間関係が築けます。

 

また、ニューヨーク大学アブダビ校は、現地UAEの人は学生全体の2割程度、その他は世界中から留学生が集まってきています。ほぼ全員がマイノリティの環境なせいか、何か困ったことがあったらすれ違う人が手を差し伸べてくれるようにお互いを助け合う雰囲気です。

 

 

3. 留学が身近

専攻によって1学期か2学期間、誰でも留学することができます。ニューヨーク大学は世界中にキャンパスを持っているので、ガーナやアルゼンチン、フランス、スペイン、ドイツ、中国、アメリカ、オーストラリアなど選択肢が無数にあります。大学自体が留学を大変推進しており、学生のほとんどが一度はアブダビを離れることになります。

 

また、1月か6月に3週間の短期授業プログラムがあるのですが、それも世界中で開催されています。抽選で好きなところに行けます。

 

 

Q. 大学による留学生のサポートや対応はどんな感じ?

 

大多数が国外からの学生。みな共通の悩みはありつつ、大学のサポートは十分。

 

留学生が約80%を占める大学なので、留学生であることを日ごろ意識させられることがありません。学生のほとんどが家を離れ、はるばるアブダビで学んでいるので、言語の壁やホームシックなどの悩みは共通です。今まで海外経験がなかった私にとっては、非常に過ごしやすい環境でした。

 

大学が提供する学生サポートとして、メンタル面のカウンセリングもありますし、アカデミックに特化したカウンセリングも無料で利用することができます。留学生が大多数なので、ディスカッションやエッセイに慣れていない学生にも教授は寛容だと感じます。

 

出身が近い人同士での交流イベントも毎月のようにたくさん行われています。ただ、日本からの学生は年々減っていてコミュニティが寂しくなってきているので、未来の後輩の皆さん!待ってます!

 

 

Q. ニューヨーク大学アブダビ校に憧れる中・高生へ、入試対策をアドバイスするなら?

 

多種多様な受験生が集う2次試験。新しいつながりを得る場として楽しんで!

 

コロナ禍前は対面での2次試験が現地のアブダビで行われており、今年は再開される見込みもあったようですが、残念ながら取りやめになったようです。もし現地実施が再開されていたなら、アブダビまでの往復の飛行機は無料で、大学のキャンパスライフや、街としてのアブダビを実体験できる機会となるはずでした。

 

南インドのドーサとたこ焼き。ご飯もグローバルで美味しいです。

 

私が受験したときはオンラインでの2次試験で、模擬授業が20名くらいで行われ、ひと足先に大学の授業をバーチャル体験してみようという感じでした。

 

対面実施が中止になったことで、アブダビでの学生生活が垣間見られるチャンスはお預けにはなりますが、オンライン試験を通じて、未来のクラスメートになるかもしれない、世界中の人と友達になれる貴重な機会であることは変わりません。また、今後の世界情勢の変化などに応じて、試験の方式も変わるかもしれません。受験生のかたは、ぜひこの機会をとことん楽しんで、異文化交流や国際的なつながりを築くことにチャレンジしてみることをお勧めします!

 

 

Q. ニューヨーク大学アブダビ校に合うのはどんな人? 入学前に考えておいたほうがいいことは?

 

新しいワクワクすることが好きな人向け!ローカルの生活ぶりを知っておくと◎。

 

ニューヨーク大学アブダビ校は、新しいワクワクすることが好きな人にはぴったりだと思います。私自身、一度きりの人生、困難があってもワクワクできる道を選びたいと思ってアブダビを進学先に決めました。欧米だったら大学進学でなくても仕事などでいつでも行けるし、せっかくならあまり馴染みのない中東に行ってみたいという想いがありました。

 

入学前に考えたりやったりしたほうがいいというのは特にありませんが、アブダビ、アラブ首長国連邦がどんな場所なのか、どんな人々がどんな生活をしているのか事前にリサーチしておくと、大学生活が想像しやすくなると思います。

 

私自身はあまり詳しく下調べすることなく渡航したのですが、大学のSNSなどをのぞいてみると、より具体的な大学生活のイメージが湧いて、受験期や入学前もワクワクした気持ちでモチベーションを保てると思います。

 

いかがでしたか? 

世界各国から優秀な学生が集まるニューヨーク大学アブダビ校。Ema H.先輩が「留学生であることを意識しない」というほど、みな国籍がバラバラで全員がマイノリティの環境は、思いきり興味関心を広げて伸び伸びと学びたい、たくさんの刺激を受けたいと意欲あふれる人に最適な一校といえそうです。

 

【留学中の先輩に聞いた「公式サイトには載ってないほうの」海外大学紹介:シリーズ記事をチェック!】

オーストラリア / メルボルン大学 Natsume T.先輩
カナダ / ブリティッシュコロンビア大学 Miyu M.先輩

イギリス / インペリアル・カレッジ・ロンドン Hazuki Y.先輩

アメリカ / ワシントン大学 Yuji F.先輩

アラブ首長国連邦 / ニューヨーク大学アブダビ校 Ema H.先輩(この記事)

 

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※この記事でご紹介している内容は2023年11月21日現在の情報に基づいています。
 

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