海外大生体験談

海外大合格した先輩の英語勉強ラストスパート全部見せ!やったこと/やめたこと ~ブリティッシュコロンビア大学 Miyu M.先輩~

海外大受験において求められる英語外部試験。その高い目標スコアをクリアするために、先輩たちは英語学習にどう取り組んだのでしょうか。高校生活と受験対策の両立が求められ、多忙な直前期は特にやること・やらないこと一つひとつの選択が重要。カナダの名門、ブリティッシュコロンビア大学に進学したMiyu M.先輩の“戦略と選択”についてうかがいました。

※ここでご紹介している内容は個人の体験です。実際に準備する際は、必ず最新の情報をご確認ください。

 

演習重視×短期集中でTOEFL®+20を実現。専門講座で効果的な対策を学び、一気に実践力アップ!

 

今回の「ラボ協力隊」


Miyu M.先輩 

カナダ ブリティッシュコロンビア大学4年生、管理栄養士学部で栄養学を専攻。
高1のオーストラリア留学をきっかけに海外大進学を意識し始めた。学びたい分野の授業内容、教授の厚さなどが進学先の決め手に。

 


 

Q. 海外大に向けて受けた外部英語試験・目標スコアは? テストごとにどう対策した?

 

TOEFL®とIELTSに挑戦。形式に大きな違いは感じられず、TOEFL®に絞って対策。

 

  1. 【目標にした外部英語試験・スコア】
    TOEFL iBT®:100点超え

    IELTS:オーバーオール 7.0以上

▼選んだ理由と行った対策

アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアの4ヵ国の受験にあたり、TOEFL iBT®・IELTSどちらも受験しました。また、IELTS とTOEFL®はSpeakingの形式が大きく異なる(対人か対機械か)ため、点数の伸びが違うかもしれないと思ったことも、両方を受験した理由です。

 

対策としては、TOEFL iBT®に向けてのみ行いました。Reading、Listening、Writingは両者ともあまり違いがわからず、IELTSで求められるような対人のSpeakingは得意としていたため、とりわけIELTS用の準備は行いませんでした。

 

 

Q. ラストスパート前、英語の勉強にどう取り組んでいた?

 

論理的に理解する、正しさを意識して話すなど、留学で得た英語力を意識的に強化。

 

私は高1の時に10ヵ月間オーストラリアに留学していたこともあり、もともと英語には慣れていた方だと思います。その上で、帰国してからはそれまで何となく使っていた英語を論理と共に落とし込むために、高校の英語文法の授業を大切にしていました。

 

また、月に2回ほどオンライン英会話の時間が学校として設けられていて、そこでは授業で学んだ正しい文法で英語を話すことを意識しました(例:現在完了形、三単現、冠詞などの詳細に気を配るなど)。TOEFL®のために行っていたわけではないですが、学校の英単語・熟語の小テストにも真面目に取り組んでいました。

 

 

Q. 「ここからラストスパート!」と本気で勉強し始めたのは?

 

きっかけはTOEFL®初回の結果。自己流の限界を感じ、対策講座を受けることに。

 

高校2年生の11月頃に初めて受けたTOEFL®の結果が思ったより低かったことが、海外大に向けて本気で英語を勉強し始めるきっかけになりました。

 

外部機関に頼らず私なりに手探りで対策をしていたものの、自分の力だけではどのように対策したらいいかも曖昧でした。目標に向けて自分を律することも難しかったので、ベネッセ Route G(当時はGlobal Learning Center* / 以下、旧GLC)のTOEFL®対策講座を受け始めました。

 

*Global Learning Center:現在のRoute Gの前身

 

 

Q. TOEFL®対策講座を受けながらの直前期、勉強法にどんな変化があった?

 

講座で学んだコツを自習時も実践!公式本で問題傾向、模範解答もしっかり分析。

 

効率よく問題を解くポイントや、スコアアップにつながる解答のコツなどを、対策講座によって学ぶことができたのは大きかったです。自習でもそれらのコツを意識して、テスト本番でも実践できるように慣れるまで問題演習を繰り返しました(例えば、文章読解では各段落でどのような内容が書かれているのかを、問題文の横に記載するなど)。

 

演習ではETS(TOEFL®の開発・実施機関)から出ている分厚い公式問題集を使って問題の傾向を把握し、WritingやSpeakingなどでどのような解答が求められているかを研究しました。

 

またTOEFL ®やIELTS では、大学の授業で使われるようなアカデミックな語彙が使われることが多いです。普段見慣れない語彙は、特に意識して覚えるようにしていました。

 

 

Q. 日常的なスケジュールに英語の勉強を組み込む工夫は?

 

本格的な受験期前の短期集中型。毎週の授業と講座外の演習でコツコツ積み上げた!

 

私の場合、短期集中型で対策期間も短く、また出願書類など他の準備に翻弄される前だったのが幸いでした。学校の勉強などとの両立については苦労した覚えがなく、あまり考えていなかったと思います。

 

毎週のベネッセ Route Gの講座がペースメーカーのようなもので、毎回の授業を真面目に取り組み、講座外でもコツコツと演習を行っていました。もし一時的に学校の課題や勉強が忙しい場合は、そちらを優先していた感じです。

 

 

Q. 4技能の得意・苦手のバランスは?それぞれの対策方法を教えて!

 

苦手で億劫に感じるからこそ演習を習慣に。数をこなして解くカタが身についた!

 

4技能の中でも、Writingに関しては特に苦手意識がありました。そのせいか取り組むことに対して億劫になってしまうことが多々あったため、何日に一回は必ず演習を行うなどの習慣づけをしていました。

 

TOEFL®のWriting問題は2問ありますが、そのすべてを一日でやるのではなく、一日一問といったようにハードルを下げて取り組みました。また、最初は時間制限などもつけず、どうしても思い出せない単語は調べても良いことにして、数をこなしました。

 

そうして繰り返すうちに、Writingで使いやすい語彙や、文章や段落の構成がスムーズに出てくるようになって上達が感じられたことを覚えています。

 

一方でSpeakingは、特にTOEFL iBT®は人との対話ではなく機械とのやりとりのため、まずは形式に慣れることができるよう反復して練習しました。また、TOEFL®のSpeakingはListeningのスキルも併せて試される作問のため、問題の要点を瞬時に把握してメモに残すことにも気を使って練習していました。

 

こういった練習を重ねたおかげで、初受験の時より苦手意識がなくなり、スムーズに取り組めたと思います。スコアにおいても、相乗効果でSpeaking、Listeningの2つとも伸ばすことができました。

 

 

Q. あえて直前期にやらなかったこと・やめたことはある?

 

単語帳での暗記よりも、演習を通した試験慣れを重視。頻出単語も自然と習得。

 

基本的に対策講座に沿って勉強していたので、特別に意識してやめたことは無いのですが、強いていうとTOEFL®用の単語帳を使った暗記などはやっていなかったです。テスト自体には、大学で使われるようなアカデミックで、普段はあまり見ないような単語が出てきますが、問題演習をしながら覚えていきました。

 

なぜなら、知らない単語は膨大にあるため、それを一個ずつ単語帳で覚えるよりも、演習を繰り返して問題形式やタイムマネジメントに慣れたほうが効率が良いと思ったからです。また、演習を繰り返すうちに、頻出単語も複数個あたりが付くようになるかなと思います。

 

また、これは勉強法ではありませんが、目標点数を超えた時点で、それ以上の良いスコアを求めて受験を繰り返すことはしませんでした。

 

最初の受験が高校2年生の11月頃。それから約半年後の高校3年生の4月に受験したスコアをもって対策を終了しました。自分の志望校や出願する奨学金に必要な点数を満たしていたためです。

 

私は対策すればするほど、受験する際に緊張やストレスを感じるタイプだと自覚しています。これ以上続けても、スコアアップの期待値よりもマイナスな面が大きいかもしれないと思い、早い段階ではありますが、潔く対策を終了しました。

 

 

Q. 英語力が“伸びた”と感じた瞬間は?

 

初回スコアからジャンプアップ!特にSpeakingの対応力が高まったのを実感。

 

2回目のTOEFL®でスコアが20点上がったことで、明らかに英語力が伸びたと感じられました。4技能ともスコアは伸びていましたが、特に上がったのはSpeakingです。

 

1回目からの違いとしては、問題に対してアンサーが思い浮かぶスピードが上がっていたと思います。たとえ最初に答える内容がすべて決まっていなかったとしても、話しながら次に何を言おうか考えたり、その場で良い解答を思いつき言語化したりできるようになったと記憶しています。

 

 

Q. 今まさにラストスパートという皆さんへ、ぜひアドバイスを!

 

外部英語試験は独特。短期間で成果を出すには外部の力を借りるのもオススメ!

 

TOEFL® もIELTSも、他の英語技能試験や学校で習う英語とは違って独特です。私の場合、それらの特徴や押さえるべきポイントを分析し、対策を専門とする外部の力を借りることで、短期間で効率よくスコアを上げることにつながったのではないかと思います。

 

また、演習の数をこなし設問形式に慣れることで、何を求められているかをつかみ、それを意識しながら解答できるようになったことも点数アップにつなげられたと感じています。

 

もしスコアが伸び悩んでいたりで英語勉強の行き詰まりを感じる人は、外部の力を借りてみるのも一つの手段としてオススメします。その上で演習量をしっかり積むことが大事です!

 

いかがでしたか? 

受験直前期の限られた時間で最大限の効果を出すには、試験の特徴に沿った勉強法だけでなく、自身の特性や現状に合った工夫が必要です。Miyu M.先輩は、専門講座を活用して戦略的に演習を重ね、TOEFL®スコアを着実に伸ばしました。地道な積み上げに裏打ちされたその実践力は、受け身ではなく「自らつかみにいく」姿勢そのもの。海外大進学を目指す皆さんにとって多くのヒントが得られたのではないでしょうか。

※この記事でご紹介している内容は2025年6月10日現在の情報に基づいています。
 

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