海外大生体験談

先輩教えて! 英語力で進学も大学の学びも、こんなに広がった ~ペンシルベニア大学 Yuta M.先輩~

英検やTOEFL®などの勉強をしていると、英語はつい「受験に必要な科目」「出願に必要なスコア」に見えがち。けれど、その先には進学できる国や大学だけでなく、専攻、将来の仕事まで想像もできないほど広がっていく可能性があります。世界屈指の名門、アメリカ・ペンシルベニア大学で学ぶYuta M.先輩も、かつては海外大学を遠い存在と感じていました。「試験のため」に培った英語力が、進学後の学びや未来へどうつながったのか、これまでの歩みを振り返っていただきました。

※ここでご紹介している内容は個人の体験です。実際に準備する際は、必ず最新の情報をご確認ください。

 

地道な積み上げが大きく、確かな英語力に。海外で学ぶ“今・未来”の可能性を拓いてくれた!

 

今回の「ラボ協力隊」


Yuta M.先輩

アメリカ ペンシルベニア大学 3年生、国際関係学部、アフリカ地域・安全保障専攻。模擬国連の活動を通して国連安保理に興味を持ち、大学で国際関係を学び深めることを決意。

 


 

 

Q. 海外大学への進学を意識し始めたきっかけは?

 

英語で議論する同世代との出会いが、海外大学を「自分の進路」に変えてくれた。

 

高校1年の6月、課外活動として参加した模擬国連の全国大会が、大きなきっかけになりました。

 

私は長野出身で、周りに海外進学を目指す同級生がいない環境で育ちました。そのため、海外大学という進路は、自分にとっては遠いテレビの中の話のように感じていました。

 

その模擬国連大会では、東京の学校に通う生徒たちと英語で議論する中、彼らが当たり前のように海外大学や国際的な進路を視野に入れて準備している姿を目の当たりにしました。最初は気後れもありましたが、話していくうちに「彼らも自分と同じ高校生なんだ」と感じるようになり、地方出身の自分にも、もしかしたら選べる道なのかもしれないと思うようになりました。

 

それまでは国内大学の進学を漠然と考えていましたが、この経験を機にTOEFL®などの外部英語試験の対策にも力を入れ始め、海外進学について情報を集めるようになりました。

 

 

Q. もともと英語は得意だった?

 

スピーキングが弱点。練習を重ね、英語のまま考えて話す感覚をコツコツと。

 

  • 将来国際的に働きたいという夢があったため、英語の勉強は小学校から続けていました。また、単純に英語が好きだったというのもあります。

     

    中学3年の時に英検1級を受け、1次試験には合格したものの、2次試験では不合格となりました。小・中学校までは読書や映画を通じて英語に触れることが多く、リーディングやリスニングは得意な一方で、スピーキングだけが極端に弱いという偏りがあったためです。

     

    そこで、高1で2次試験合格を目標に、毎日何時間もスピーキングの練習を重ねました。

     

    当時は、文法や単語は分かっていても、とっさに英語で自分の意見を組み立てて口に出すことに強い苦手意識がありました。何度も練習する中で、頭の中で日本語を一度介してから英訳するのではなく、英語のまま考えをまとめる感覚を少しずつ掴んでいきました。

 

 

Q. 英語力が伸びたことで、進学先の選択肢や気持ちはどう変わった?

 

TOEFL®100点超えで自信! 憧れだった米大トップ校が現実的な選択肢に。

 

  • 英語力がつく前は、主に一般入試による国内大学進学を考えていました。高1で海外大学を意識し始めたものの、当時はまだ「本当に自分に手が届くのか」という不安の方が大きかったです。

     

    その気持ちが大きく変わったのが、高2の7月にTOEFL®で107点を取得できたときでした。それまで「憧れ」の域を出なかったアメリカのトップ大学が、急に現実的な選択肢として視界に入ってきた感覚がありました。

     

    単に出願できる大学の数が増えたというだけでなく、「地方出身で、周りに前例がなくても、自分にもこの先の未来を選べるかもしれない」という自信につながったことが、自分にとって一番大きな変化でした。

     

    その後、高3の4月には113点まで伸ばすことができ、米大トップ校の受験をより本格的に視野に入れられるようになりました。

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Q. TOEFL®の他に、海外大学への出願に向けて取り組んだ英語学習は?

 

SAT®対策講座で重点的に語彙力を強化しつつ、全体的な英語力アップに。

 

  • 米大出願のためにSAT®を受験するにあたり、Route GのSAT®対策講座を受講しました。講座では、個人的に弱点であった語彙力を重点的に学習することができ、アメリカの大学に進学した今でもリーディングやエッセイライティングの際に当時の学習が役立っています。

     

    また、SAT®対策講座では、試験の点数に限らず、自分の全体的な英語力を上げられたと感じています。

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Q. 「試験のため」だった英語学習。海外大学ではどのくらい役に立っている?

 

地道なスピーキングの練習が、臨機応変に英語で議論できる力につながった。

 

私が専攻する国際関係学部では、毎週膨大なリーディングが課せられます。ニュース記事やアカデミックジャーナル、何十ページにも及ぶ研究論文など多岐にわたり、学術的な専門用語も多いです。

 

しかし、高校時代にTOEFL®対策やRoute GでのSAT®対策を通じて、語彙力や読解力を充分に訓練できていたため、それらにもついていくことができていると感じています。

 

また、発言が重要な少人数授業では、準備してきた内容とは違う方向にディスカッションが進むこともあり、臨機応変に対応するための高い英語力が求められます。中高時代に地道な練習の積み重ねでスピーキング力を養うことができたからこそ、そういった授業にも積極的に参加して自分の意見を英語で発言できていると感じています。

 

当時は「試験のため」だと思って必死にやっていた練習が、実は今の自分の議論する力そのものにつながっていたのだと、大学に入ってから強く実感するようになりました。

 

 

Q. 大学の授業で、「中高で英語を頑張って良かった!」と特に感じたことは?

 

まさかの役どころで、模擬国連や試験対策で培ったスキルを発揮!

 

高校までの学びが最も直接つながっていると実感したのは、「アフリカ地域の安全保障」をテーマにしたゼミ形式の授業で、国連安全保障理事会のシミュレーションを行ったときのことです。事前課題として実際の国連決議案の原文やアフリカ連合(AU)の政策文書を読み込み、私は一国を代表する大使役を担当しました。

 

本番では、予想もしていなかった国の大使に抜てきされるという急展開があり、その場で修正案を組み立てて発言しなければならなくなりました。このとき、中高時代の模擬国連やTOEFL®・SAT®対策で培った国際政治の専門用語や、とっさに英語で立ち回る発言力がなければ、その場で黙ってしまっていたと思います。

 

授業後に、教授から「あの場で自国の立場を守りながら、他国との絶妙な落としどころを探っていたのが良かった」と好評価なコメントをもらえたことを、今でも覚えています。

 

 

Q. 英語力を伸ばし海外進学を実現、そして未来へ。英語を学んで人生はどう変わった?

 

想像もできなかった環境、人との学び合いを通して、選択肢がグンと広がった!

 

中高時代に英検1級、TOEFL®、SAT®などの英語資格試験の対策を通じて英語力を向上させたことで、海外大学を進学先の候補として考えることができました。

 

そして現在、アメリカの大学進学を実現することができ、多様なバックグラウンドを有する学生との交流を通じて、毎日刺激的な生活を送れています。少人数授業などを通じて高い交渉力を養うこともできており、将来の仕事にも活きてくるはずです。

 

あらためて、今の大学での友好関係、学習内容や課外活動は、すべて高校で英語の学習を頑張ったから成し遂げられたものだと感じています。

 

さらに、「アフリカ地域の安全保障」という、長野の高校にいたときには想像もしていなかった専門領域を、自分の将来の選択肢の一つとして真剣に考えられるようになりました。

 

実際にケープタウン大学へ交換留学に行ったり、ケニアやナイジェリア出身の同級生・教授と日常的に意見を交わしたりする中で、外務省や国際機関、NGOで働くという、以前の自分だったら思いもよらなかった進路も、現実的な選択肢の一つに加わっています。

 

交換留学で訪れたアフリカ大陸の南西端にて

 

もし英語力を身につけていなければ、こうした専門領域に出会うことさえなかっただろうし、地域や分野を問わず世界中の人と対等に議論できることも、自分の人生の選択肢には入っていなかったと思います。

 

長野の高校生だった自分には想像もつかなかった場所で、想像もつかなかった人たちと、想像もつかなかったテーマを議論できていること自体が、今いちばん大きく広がった選択肢だと感じています。

 

 

Q. 受験に向けて英語を頑張っている高校生へ、ぜひメッセージを!

 

目の前では「受験のため」でも、その英語は未来の選択肢につながっている。

 

海外の大学出願時に英語資格やスコアが必要だから、と学習を進めている方も多いと思います。でも、高い英語力をもって進学することができれば、課題や友好関係にさほど困らず充実した大学生活を送れるようになると思います。英語力があれば世界が広くなり、将来の選択肢も大きく広がります。

 

ぜひ、充実した刺激的な人生を送るためにも英語の学習を頑張ってみてください。

 

いかがでしたか? 

高校まで地道に英語学習を積み上げてきたYuta M.先輩。大学合格を勝ち取り、高めた英語力を手に学び深めた先には、さらに広い世界との出会いが待っていました。目の前では「受験のため」の単語やスピーキング練習でも、その力が身についた先に様々な選択肢が開かれています。「この力がついたら、自分は何を選べるだろう?」という視点でも、今の英語学習を捉えてみてくださいね。

※この記事でご紹介している内容は2026年9月25日現在の情報に基づいています。

 

 

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