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海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!カナダならではの常識・カルチャー

海外留学でまず悩みがちな国選び。このシリーズでは、留学先として人気の国の「文化」や「生活習慣」の特徴など、「この国、面白いな。行って体験してみたいな」と思えるような、その国ならではの情報をピックアップしてお届けしています。第3回はカナダ。知っておけば、実際に現地に行った時の「カルチャーショック」が少し弱くなるかも!?

海外進学・留学する人は知っておくべきカナダならではの常識・カルチャー

誰にでもフレンドリー、見知らぬ人にも気軽に挨拶

カナダの人々は総じてとてもフレンドリーです。見知らぬ人にも気さくに声を掛け合い、笑顔で挨拶を交わします。バスの乗り降りの際にも、必ずと言っていいほど運転手さんに挨拶をするほどです。バス停でバスを待つ間や、公園のベンチで隣に座った知らない人同士が会話を楽しむのもごく一般的なこと。街中で困っていそうな人がいれば、カナダの人はかなりの確率で声をかけてくれます。

細かいことは気にしない、時間にもルーズ

おおらかで陽気であるがゆえに、カナダの人々は良くも悪くも細かいことを気にしない国民性と言われることもあります。もちろん個人差はありますが、マイペースな人が多く、それが許される文化があるのは感じられるかもしれません。役所や銀行の窓口でも、人によって言うことが変わるなどということもあるようです。

また、カナダでは時間にもルーズな傾向が。約束をしていても時間通りに来ないことや、急にキャンセルをされることもよくあります。電車やバスも時間通りには来ないことがほとんどです。

喫煙や飲酒のルールがとても厳しい

カナダではタバコやお酒に関するルールが厳しく定められています。タバコであれば、レストランなどを含む屋内の公共の場での喫煙は禁止。お酒に関しては、決められた場所以外での屋外の飲酒は禁止されており、見つかると罰金の可能性もあるので注意が必要です。基本的に飲酒可能年齢は19歳ですが、天気がいいから友人と路上や公園、ビーチで缶ビールを飲む、などという行為はもってのほかということになります。そもそもカナダの場合、スーパーなどでお酒を買うことができず、お酒の専門店など購入できる場所が限られているのが日本とは違うところです。 そんなカナダですが、日本では違法薬物とされている大麻(マリファナ)は合法なのです。街中で嗅いだことのない匂いがすることも少なくないので、びっくりするかもしれません。

※カナダでは大麻(マリファナ)が合法化されていますが、日本では法律で大麻の所持・譲渡(購入を含む)等については禁止されており、処罰の対象となります。この規定は日本国内のみだけでなく、日本人が海外で行った場合も適用されることがあります。

交通ルールが日本と異なり、なんでも右側通行

カナダの交通ルールには日本と異なる部分がたくさんあります。基本的に、だれもが右側通行です。車は「左ハンドル右側通行」なので日本とは真逆になるのですが、自転車も歩行車も右側通行なのです。道を歩くときは、後ろから来た自転車や車にぶつからないように気を付けましょう。 ちなみに、カナダでは子どもたちが通学するための手段はスクールバスが最も一般的ですが、このスクールバスが停車して赤ランプを点滅しているときは、他の車は20m以上の間隔をあけて停車しなければならない、といったルールもあります。

飲食店で店員を大声で呼ぶのはNG

アメリカでも同様ですが、カナダのカフェやレストランではテーブルごとに担当の店員(サーバー)が決められています。注文からお会計まですべて席に座ったまま、担当の店員にお願いするのですが、大きな声で呼んだり手を挙げて振ったりするのはカナダではマナー違反とされます。店員を呼びたいときはアイコンタクトが基本。ただ、そもそも担当の店員が定期的にテーブルに来て何か必要か確認してくれるので、待っていても大丈夫です。アメリカと同じく、そうした店員のサービスに対するチップも忘れずに!

英語とフランス語の二言語表示

カナダの公用語は英語とフランス語(*)。そのため、食品パッケージの品質表示や商品の取り扱い説明書などは、英語とフランス語の二言語表記です。街中でも両方の言語で書かれているものもたくさんあります。地域によってそれぞれの言語が使用されているバランスは異なり、かつてフランス領だった東部はいまだにフランス色が強く残っています。

*) ケベック州では公用語はフランス語のみ

公共のトイレは少ない!

日本では公園や駅などに無料のトイレが設置されていたり、コンビニや飲食店には誰でも利用できるトイレがあるのが当たり前になっていますが、カナダには公共の空間にトイレがあることは珍しいです。駅であれば、トイレがあるのは大きな主要駅のみ。お店でもトイレを使うのにパスコードや専用の鍵が必要なケースが多く、トイレだけ借りるようなことはほぼできません。
ちなみに、公共のトイレは少ないのですが、街中に設置されているゴミ箱はかなり多いです。

コーヒーが大好きな国民なのでカフェ文化が発達

カナダの人々はコーヒー好きが多いです。通勤や通学途中にも、休憩時間にも、コーヒーを手にしている人がたくさんいて、もはやコーヒーは日常生活の一部。街中にも数多くのカフェがあり、コーヒーを飲みながら仕事や勉強ができる場として親しまれています。

国土が広大なため、国内にも時差がある

カナダの面積は日本の約27倍。世界第2位の広大な国土を誇るカナダは、国内でも時差が発生します。都市によって5つの時間が存在(サマータイムを入れると6つ)しており、東と西では最大4時間以上の時差があるので、長距離旅行の際は少し注意が必要です。

日本とは異なる習慣や文化の中での生活は、初めのうちは慣れないのも当たり前。ですが、カルチャーショックは異文化理解を深めるチャンスととらえてみてはどうでしょう?自分の視野や価値観を広げてくれる機会だと思って、新しい発見を楽しむのも良いかもしれません。

▼カナダの大学生活について知りたい方は!

【参考ページ】「カナダ留学について知っておいたほうがいい10のこと」

★アメリカならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
【参考ページ】「海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!アメリカならではの常識・カルチャー」

★イギリスならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
【参考ページ】「海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!イギリスならではの常識・カルチャー」


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※この記事でご紹介している内容は2024年2月12日現在の情報に基づいています。

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