海外大学進学情報

「英語で」学べる学部 2022年度最新情報⑤ 上智大学国際教養学部(FLA)

いまだ世界的なコロナ禍が終息しない中で、英語を軸にした進路選択を目指すのであれば、国内・海外を限定しないグローバル視点を持って考えるのがおすすめです。そんな大学選びの一助としていただくため、このシリーズでは「英語で学べる」ことに実績・定評がある日本の大学・学部の、コロナ禍の状況を含めた最新入試情報をお届けしています。

5回目となる今回は、日本の大学の国際系学部の先駆者として高く評価されている上智大学国際教養学部(FLA)を取り上げます。「比較文化」「社会科学」「国際経営・経済」という3つの分野を柱としたリベラル・アーツ教育を、「英語で」実践している学部として名高く、海外大によく似た入試も特徴的です。

【参考ページ】国際教養学部|上智大学 Sophia University

【参考ページ】Faculty of Liberal Arts|Sophia University(英語)

「英語で」学べる学部2022年度最新情報5_上智大学国際教養学部(FLA)

どんな学びができる?

FLAとはどんな学部?

FLA(Faculty of Liberal Arts)の略称で知られる上智大学国際教養学部。1949年創設の国際部をルーツとし、2006年の改組によって新しい学部名称が誕生しました。創設以来、半世紀以上にわたって幅広い教養と論理的思考力を育むリベラル・アーツ教育を英語で提供しています。高い外国語能力、卓越した専門的知見、異文化への繊細な感受性を身につけ、国際機関や多国籍企業などで活躍できるグローバル社会の担い手の育成を目指しています。

学科として設置されているのは国際教養学科のみ。学科内は「比較文化」「国際経営・経済」「社会科学」という三つの専攻分野に分かれています。学部課程のアカデミックプログラムは、柔軟で批判的思考や言語能力、現代の多文化かつ複雑な世界で違いを埋め、理解を促進するために必要な文化的スキルを身に付けるように設計されています。

FLAには、国内外の高校を卒業した日本人学生だけでなく、様々な国から集まる留学生など、多様な文化的背景を持った50を越える国籍の学生が在籍しています。おおまかに言うと70%が日本国籍、30%が外国籍の学生ですが、国籍が日本でも二重国籍や大半を海外で過ごしてきた学生も多いため、キャンパスは真に国際的な教育環境となっています。

FLAの主な特色(概要)

◇語学を除くすべての授業を英語で実施

FLAでは、語学を除いたすべての授業が世界共通語である英語で行われています。多様なバックグラウンドを持つ教授陣が指導にあたります。

◇「グローバル社会対応型」人材を育成するリベラルアーツプログラム

FLAの大きな特徴は、英語によるリベラルアーツカリキュラム。学生は学問分野を選択する前に強力な学問的基盤と知的志向を身に付けることができます。
初年度は基礎教育となりますが、学生は批判的思考スキルだけでなく、ライティングとスピーチのスキルを徹底的に訓練する「コアコース」を受講する必要があります。2年目以降、比較文化/国際経営・経済学/社会科学の3つの分野から専攻を選択しますが、隣接する分野と密接に関連してその分野を研究する必要があります。3、4年目も専攻以外の多彩な科目も幅広く履修し続けることで、専門性と多様性を獲得していく学際的なプログラムとなっています。

<FLAのカリキュラム>

≪1年次≫

■FLAコアプログラム
学士課程の学生に必要な一連のコースで構成されている。構成作文コース・パブリックスピーキングコース・批判的思考コースを含む。すべて新入生はプレイスメントテストを受け、プログラムのどの段階から始めるかを決定する。

■一般教育(GS)
専門分野を超えた幅広い選択科目を履修することにより、学問分野の学際的な理解と基本的な人間的および社会的問題についての考察を促進する

≪2年次後半~≫

■FLAカリキュラム
比較文化、国際経営・経済学、社会科学の3つの専門分野から専攻を選択。

  • ・比較文化(Comparative Culture)コース:美術史/視覚文化、文学、宗教と哲学の分野に焦点を当てた人文科学の学際的な専攻
  • ・国際経営・経済学(International Business and Economics)コース:単一の専攻でビジネスと経済学の両方を学ぶユニークな機会を提供する専攻
  • ・社会科学(Social Studies)コース:リベラルアーツカリキュラムの中心的な要素である歴史、政治学、人類社会学の3つで構成されている専攻

≪3年次・4年次≫

選択した専攻で上級コースを受講しつつ、専攻外のコースも受講し続ける。

2022年度の入試情報

2022年度入試制度の特徴・内容

FLAには、「書類選考入試」と「公募制推薦入試」の2つの入試方式があります。入学時期は春学期(4月)・秋学期(9月)で、いずれも1年次入学、3年次編入学を受け入れています。

※本情報は、書類選考入試については2021年6月時点、公募制推薦入試については2021年7月5日時点での公表内容となります。今後、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、実施方針(出願要件・入試日程・試験内容等)が変更される場合があります。変更が生じた場合はWebサイトにて随時公表されますので、出願にあたっては必ず公式Webサイトおよび募集要項にて最新情報を確認してください。

書類選考入試

多様な人材を広く世界から受け入れるため、書類選考のみで合否を決定する入試。出身学校の国や自身の国籍は一切問われません。

■入学時期・募集人員

入学時期 募集人員
2022年度春学期(2022年4月1日入学) ●1年次入学:63名
※他40名は推薦入試など別の入試制度で募集
●編入学(3年次):若干名
2022年度秋学期(2022年9月21日入学) ●1年次入学:82名
●編入学(三年次):若干名

※編入学を希望する場合、春入学は第1期、秋入学は第2期のみで出願が受け付けられます。

■出願資格
【1年次入学の場合】(下記のいずれかに該当する者)

  • 1. 国内外を問わず学校教育における12年以上の課程を修了した者、および入学までに修了見込みの者。
  • 2. 文部科学省により、高等学校相当として指定された日本国内の外国系学校を修了した者、および修了見込みの者。
  • 3. 入学前までに国際バカロレアを取得している者、および取得予定の者。
  • 4. 上智大学において、個別の入学資格審査により上記1-3と同等以上の学力があると認められ、入学時に18歳に達する者。

■出願書類
以下の必要書類(テストスコアを除く)を封筒に入れ、出願書類提出期限までに速達・簡易書留・国際宅配便等で郵送(締切日当日必着)。

  • 1)Application Formsおよび出願理由を述べたエッセイ(500ワード)
  • 2)学業成績証明書(厳封)
  • 3)高等学校の卒業(または卒業見込み/早期卒業)証明書  ※1年次入学のみ
  • 4)テストの公式スコア ※テスト実施機関より直送
  • 下記の試験結果のうちいずれかひとつ以上を提出
  • ・SAT®(Reading&Writing, Math)
  • ・ACT(Writing含む)
  • ・IB Diploma ※IB Certificateは認められない
  • ・GCE A-levels 3科目
  • 5)TOEFL®テスト(Special Home Edition含む)またはIELTS(Academic)の公式スコア
  • ※テスト実施機関より直送
  • ※直近の過去6年のうち5年以上英語を主要言語とする学校で学んでいる場合、または、ケンブリッジ英語検定でC2レベルを取得している場合、TOEFL®テストまたはIELTSを免除
  • 6)推薦状(2通)※最終出身学校の教員2名より
  • 7)パスポートコピー(日本以外の国籍保持者のみ)
  • 8)出願書類チェックリスト

公募制推薦入試

日本の教育制度に基づく高校卒業見込みの者が対象。入学者の多様化を図ることを目的とした入試方式。学校推薦型選抜として、高等学校長の推薦に基づき、「高等学校調査書」、「自己推薦書」等による書類審査と、「学科ごとの個別テスト」および「面接」によって総合的に判断し、合否判定が行われます。推薦を受ける高校は特定せず、全国から幅広く優秀かつ個性的な人材を募ります。

■募集人員:37名

■出願資格・要件
次の1~3のすべてを満たす者、または1および<国際バカロレア(IB)枠>の要件を満たす者

  • 1.2021年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者で、上智大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者 等
  • 2.全体の評定平均値4.0以上を在学全期間を通じて満たす者
  • 3.指定された外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者
  • ・TOEFL iBT®テスト 83
  • ・IELTS 6.5
  • ・TEAP 340(各75)
  • ・TEAP CBT 615

*国際バカロレア(IB)枠:IB Diplomaを取得見込みの者

■出願書類

  • 1)上智大学志願票
  • 2)写真(Web出願サイトでアップロード)
  • 3)高等学校長の推薦状
  • 4)高等学校調査書
  • ※<国際バカロレア(IB)枠>で出願する場合は、出願する場合は、調査書とIB Diplomaの取得見込証明書を提出
  • 5)自己推薦書 ※英語で記述
  • 6)外国語検定試験の試験結果を証明する書類(いずれか1つのみ・IB枠を除く)
  • 7)出願書類チェックリスト

■学科ごとの個別テスト・面接

  • ・個別テスト:English Aptitude Test(essay writing)(60 分)
  • ・面接:英語で実施

FLAで求められている学生像

上智大学ではカトリシズムの精神を基盤に、「キリスト教ヒューマニズム精神の涵養」「他者に仕えるリーダーシップの涵養」「グローバル・コンピテンシーの養成」「幅広い教養と専門分野の知識・能力の修得」の4つを柱とする人材養成を教育の目標としています。

上記を踏まえ、FLAでは十分な国際感覚、言語運用能力、及び柔軟な思考力を養い、グローバル化に対応し、多様な文化間の架け橋として活躍できる人材を養成することを目的に、以下のような学生を求めています。

  • 1.能動的にかつ責任を持って、グローバル化する社会の一員となる意欲を持ち、その維持と改善に欠かせない社会的・経済的・人文的な価値の創出にすすんで参画する。
  • 2.多様な社会文化的背景をもつ他者と建設的に交流するために欠かせない知的好奇心の旺盛さ、自らのコミュニケーション能力・分析力を改善する強い意欲を持つ。
  • 3.グローバルな問題を見極めアプローチしてゆくことができるよう、自らの知識を増やしてゆく覚悟がある。

入試関連イベント等の予定

<オンラインイベント>

◆FLAによるオンラインオープンキャンパス
FLAの教員・学生と参加者によるオンライントークセッションが、6月に開催されました。当日開催されたFLAのサンプル講義の動画は、下記ページで見ることができます。

◆English-taught undergraduate programsに関するウェビナー
上智大学の英語によるプログラム(FLAを含む)についての2つのウェビナーが、10月にZoomで開催されました。下記ページでウェビナーセッションの動画を見ることができます。

【参考ページ】Online Events and Contact Us|Admissions|Sophia University

<オープンキャンパス(全学)>

  • ・「SOPHIA OPEN CAMPUS 2021」として6月に開催
  • ・大阪サテライトキャンパスにおいて「ミニオープンキャンパスin大阪」を8月に開催
  • ※いずれもすでに終了

*上智大学では、過去のオープンキャンパスの学部説明会・体験授業を動画で公開しています。(普段の上智大学の講義や著名人の講演会なども見ることができます)

【参考ページ】Sophia University Open Course Ware|上智大学

*入学センター公式YouTubeチャンネルでは、大学説明動画をはじめ、学部・学科紹介や2022年度一般選抜概要の動画などが公開されています。

<キャンパス見学>

◆四谷キャンパス
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ガイド付きのキャンパス見学の受付は当面中止されています。
*ただし、2021年10月4日(月)よりアドミッションズオフィス(四谷キャンパス12号館1階)は運営を再開しています。事前予約なしで、入試に関する問い合わせや、学部・学科、学生生活に関する質問・相談に応じてもらうことができます。

◆目白聖母キャンパス
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、全てのキャンパス見学の受付は当面中止されています。

※その他、上智大学は全国で行われる様々な進学相談会に参加しています。

現在の学びのスタイル(新型コロナウイルスの影響)

上智大学では、11月5日(金)より対面を中心とする授業方針をとっています。11月以降は、ワクチン接種の普及に鑑み、東京都の感染者数の増減や緊急事態宣言の発出にかかわらず、原則として学期末まで対面授業を中心とした授業形態を継続する予定です。

※自身や同居する家族の健康上の理由等または日本への入国が適わないという理由により、11月5日(金)以降秋学期末まで対面授業をオンライン(Zoom 等)で受講することを希望する学生は申請が必要となっています。

<授業>

秋学期開始時点のシラバスに記載されている授業の実施方法で、予定通り再開されています。

<留学>

・外務省の海外危険レベル・感染症危険レベル2以上の地域への渡航は、引き続き原則禁止とされています。大学主催の留学プログラムは、当面、原則としてオンラインで実施されます。
・ただし、大学間協定に基づく協力体制がある交換留学については、大学で定める条件を満たす場合に、例外的に渡航を認める特例措置が設けられています。
・一般留学や休学中の海外勉学等の私費での留学については、引き続き渡航を伴う海外留学等は原則として禁止されています。ただし、所属する学部・学科/研究科・専攻が、交換留学で定める条件と同等以上の条件を満たす環境があると判断し、交換留学の場合の特例措置が適用される条件をすべて満たすものとして、大学が特に認める場合には、例外的に渡航が認められる場合があります。

*2022年春学期の海外留学についても、現行の方針を継続する予定です。

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※この記事でご紹介している内容は2022年1月7日現在の情報に基づいています。

※内容には変更等の可能性もありますので、必ず大学発表の「入学者選抜要項」「学生募集要項」等をホームページなどで確認してください。

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