海外大生体験談

先輩に聞く!Vol.5 海外大受験、わたしの体験談


Global Learning Centerで学び、日本の高校から海外の大学に進学した先輩たちの生の声をもとにした、特別コラム第5弾!海外留学を目指している皆さんが一番知りたいことの1つが、「どうしたら海外大学に合格できるのか?」ということではないでしょうか。海外留学をするために越えなければいけない様々なハードルを、先輩たちはどうやって乗り越えたのか…。海外大学への受験を成功させた先輩方に、リアルな受験体験談を聞いてみましょう。

海外大受験の準備に関する先輩体験談

SAT®やTOEFL®テストで思うようなスコアを取れずに苦戦
国内大の勉強はやめて、授業以外の全ての時間を海外大の受験準備に費やした!

羽鳥 静華 さん
ウェズリアン大学(Wesleyan University)
◆卒業生
◆受験タイプ:国内・海外大 併願

Q.海外大学と日本の大学、どのように受験しましたか?

国内大・海外大の併願です。日本と海外の大学を両方受験しました。

Q.そのような受験方法を選んだ理由を教えてください。

学校の先生や親族など、周囲の人たちが国立大学への進学を希望していたのと、海外大の受験を決断したのが高3の夏と遅かったためです。

Q.海外大学受験に向けて、どんな試験を受けましたか?また、課外活動やエッセイなど、英語のスコア以外で準備したことがあれば、いつ頃から、どのような準備をしたのかを教えてください。

高校3年生の8、9月にTOEFL®テストを受験。10、11、1月にはSAT®を受け、さらにSAT Subject TestsのMath1とWorld Historyを12月に受験しました。
海外大受験の準備として主に行ったのはTOEFL®テストやSAT®のスコア対策で、高3の9月頃から始めました。エッセイを書き始めたのは11月です。それ以外では、特別に何かしたということはありません。

Q.海外大学受験で、特に大変だったことはどんなことですか?また、それをどうやって乗り越えましたか?

一番大変だったのは、SAT®やTOEFL®テストで難関大学を受験するのに必要と言われているスコアを取ることでした。海外大の受験準備を始めるのが遅かったため、あまり納得のいく点数を取ることができなくて…。国内大との併願だったのですが、とにかく時間がなかったので日本の志望大学はレベルを下げ、9月からは国内大向けの受験勉強はストップ。授業以外の全ての時間は海外大への準備に注ぐようにして、毎日勉強しました。私は「繰り返すことで覚える傾向がある」と気づいていたので、模擬テストに何回も繰り返し取り組みました。SAT®のエッセイなどは、一日に2本は必ず練習するようにしていましたね。
結局、海外大受験に向けては3カ月間しか勉強しなかったので、疲れたり、辛さを感じたりはしませんでしたが、とにかく物理的に勉強時間が足りなくて、焦りを抑えるのがとても大変でした。

Q.受験を通して、成長できたと思うことがあれば教えてください。

海外大学の受験を通して強く感じたことは、自分の可能性です。「なんでもやればできる!」と思いました。

◆羽鳥先輩の詳しい合格体験記はこちら
ウェズリアン大学(アメリカ)進学「個人の弱みに沿った的確なティーチング。GLCでの学びが大学でも役立った!」

周囲のサポートで国内大・海外大の併願受験を乗り切った
自己分析を通して、自らを良く知れたことで、将来が明確に!

中谷 海渡 さん
東京大学→ハバフォード大学(Haverford College)
◆1年
◆受験タイプ:国内・海外大 併願

Q.海外大学と日本の大学、どのように受験しましたか?

国内大学と海外大学の併願です。国内・海外とも合格したため、いったん東京大学に入学した後、ハバフォード大学に入学しなおすという形になりました。

Q.そのような受験方法を選んだ理由を教えてください。

高校での文理選択の際に自分の将来を考えて迷ったこと、海外短期研修での経験が楽しかったこと、などから海外進学には興味を持っていました。ただ、様々なことに関心があったので、双方の選択肢を残しておきたかったためです。

Q.海外大学受験に向けて、どんな試験を受けましたか?また、課外活動やエッセイなど、英語のスコア以外で準備したことがあれば、いつ頃から、どのような準備をしたのかを教えてください。

海外大受験に向けた準備は、高2の4月から始めました。TOEFL®テストは高2の夏から受験していました。そのほかに、SAT®とSAT Subject Testsの Math、Physics、Chemistryを受けました。エッセイの対策を始めたのは高3の8月頃だったと思います。
そのほかの課外活動は、高2のときにハンドボール部や英語のディベートなど。高3ではHSD JapanやWorld Scholar’s Cup(WSC)などに参加しました。

Q.海外大学受験で、特に大変だったことはどんなことですか?また、それをどうやって乗り越えましたか?

一番苦労したのは自己分析です。それも含めて、海外大受験をクリアできたのは、周囲のサポートがあったから。両親・学校の先生・カウンセラーなど周りの人たちが、受験のプロセスだけでなく、自己分析なども客観的な視点を通して手伝ってくれました。国内大学との併願は大変でしたが、目の前のタスクに集中することで乗り越えることができました。

Q.受験を通して、成長できたと思うことがあれば教えてください。

自分について知ることができたのは、とても良かったと思います。自分が将来何をやりたいのか、自分がどのような人間なのかなど、日本の大学受験のプロセスでは考えないようなことをしっかり考えていくことで、将来やりたいことなどがより明確になりました。

◆中谷先輩の詳しい合格体験記はこちら
ハバフォード大学(アメリカ) 進学「受け身ではなく常にアクティブ姿勢が求められるGLCの授業で実力アップ!」

志望は海外大学に絞り高1の1月からTOEFL®テスト対策をスタート
GLCやベネッセのイベントで出会った先輩方が貴重な情報源に!

原田 雄生 さん
デポー大学(Depauw University)
◆1年
◆受験タイプ:海外大 専願

Q.海外大学と日本の大学、どのように受験しましたか?

海外大学を複数校受験しました。日本の大学は受けていません。

Q.そのような受験方法を選んだ理由を教えてください。

そもそも海外大進学を考え始めたのは、留学したいという思いがあるにもかかわらず、それを先延ばしにしたくないという思いが強かったから。そのため国内大と海外大の併願はほとんど考えていませんでした。高3の夏には国内大学の模擬試験を受けるのをやめ、海外大学の併願を正式に決めました。

Q.海外大学受験に向けて、どんな試験を受けましたか?また、課外活動やエッセイなど、英語のスコア以外で準備したことがあれば、いつ頃から、どのような準備をしたのかを教えてください。

高1の1月にTOEFL iBT®テストの勉強を独学でスタート。海外大受験に向けてTOEFL iBT®テストと SAT®を受験しました。
課外活動としては、高1の初め頃から、興味があった英語系、政治系のイベントに参加したり、企画したりしていましたが、受験を意識した活動を始めたのは高3から。ワールドスカラーズカップや、秋田の姉妹都市との国際イベントに参加しました。エッセイに関しては、高3の4月から自己分析を始めました。自分の人生を振り返り、過去の印象的なエピソードが今の自分にどのような影響をもたらしているのかについて考えることから始め、自分を見つめ直すことができました。

Q.海外大学受験で、特に大変だったことはどんなことですか?また、それをどうやって乗り越えましたか?

海外大進学や課外活動に関する情報収集です。私は秋田県に住んでいたので、周りには海外大受験を経験した先輩も先生もいませんでした。 秋田にいながら海外大進学の情報を得る方法を模索していた時に知ったのが、Global Learning Centerの存在です。どこに住んでいても活用できるのが魅力だったので受講を決意。Global Learning Centerでカウンセリングを受けたり、先輩の体験談を聞かせていただけたりして、貴重な情報を得ることができました。
もちろん、インターネットで大学の情報や先輩の体験談をたくさん読みこむこともしましたよ。さらに、ベネッセのイベントや大学説明会で会う先輩方とFacebook上で友達になり、メッセンジャーで個別に質問させてもらえたのは、情報源としてとても助かりました。

Q.受験を通して、成長できたと思うことがあれば教えてください。

自分について詳しくなったことです。エッセイや面接対策を通して、自分の生きてきた時間をしっかり振り返ることができました。自分のこれまでの人生と、自分の性格や将来の目標がどのように結びついているのか、自分が本当にやりたいことは何なのか、を深く考える良い機会だったと思います。

◆原田先輩の詳しい合格体験記はこちら
デポー大学(アメリカ) 進学「徹底的なライティング指導のおかげで、説得力のあるエッセイを書けるように!」

お話をうかがった先輩方は、3名ともアメリカのリベラルアーツカレッジに進学されています。とはいえ、海外大進学を目指して高1のころからしっかり準備を積み重ねてきた先輩もいれば、急遽、受験を決めて時間がない中で頑張った先輩も。海外大学を受験するのにも、いろいろなパターンがあるのがわかりますね。印象的なのは、3名ともエッセイの準備にかなりの時間を割いていること。アメリカの大学に進学する場合は、SAT®や大学独自の課題として英語でエッセイを書くことが求められることが非常に多くなっています。日本ではあまり書く機会がないため、エッセイという形式に慣れていない人にとっては、かなりハードルが高い課題なのが現状。緻密に自己分析を重ね、専門的なライティングのトレーニングをしっかりしていかないと、なかなか書けません。アメリカをはじめとした海外大進学を志すのであれば、TOEFL®テストなどの英語テストでハイスコアを取れることはもちろん、ハイレベルなエッセイを書けるよう、しっかりと準備をしていくことが大切です。

※この記事でご紹介している内容は2018年12月現在の情報に基づいています。

※この記事は、旧GLCウェブサイトの「グローバル海外進学コラム」2018年12月21日に掲載されたものです。

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