海外大生体験談

留学生の『いつもの』タイムスケジュール ~Imperial College London 2年生 Hazuki Y.先輩の平日~

海外大学に進学した先輩は、授業がある平日どのように過ごしているのでしょうか。今回登場のHazuki Y.先輩はイギリス2年目。入学初年度の授業はコロナ禍でオンライン・対面のミックスでしたが、最近の日常と日々心の支えにしていること、こだわりなどを教えていただきました。

 

バランスの良い食事・適度な運動、友達とのつながりを大切に、心身の健康をキープしています!

 

今回の「ラボ協力隊」


Hazuki Y.先輩

イギリス インペリアル・カレッジ・ロンドン2年生、生物化学専攻。生まれてからずっと海外で生活していたが、日本のことをよく知りたいと思い日本の高校へ進学。海外大進学は常に選択肢の一つにあったものの、中学3年生の時にスタンフォード大学のサマープログラムに参加した経験が大きな決め手に。

 


 

【インペリアル・カレッジ・ロンドン2年生 Hazuki Y.先輩の平日タイムスケジュール】

最近、寮を出て大学の友達3人と家を借りて住み始めました(ロンドンの大学では基本的に2年になると寮を出ます)が、毎日の生活は1年生の頃とあまり変わりありません。

AM 8:00 起床、朝食、身支度
AM 8:30 大学へ行く準備
AM 9:00 大学
PM 12:00 昼食
PM 1:00 午後の授業
PM 5:00 運動や散歩、ピアノなど
PM 6:00 夕食
PM 6:30 勉強
PM 10:00 シャワー、ストレッチ
PM 10:30 勉強あるいはキッチン
AM 12:30~2:00 就寝

 

AM 8:00 起床、朝食、身支度

朝起きて、共用のキッチンで朝ご飯を食べます。トースト、ヨーグルト、果物を食べて紅茶を飲みます。

 

AM 8:30 大学へ行く準備

日によるのですが、対面の授業は早くて9:00からなので、寮に住んでいた1年生の時は8:30に準備していました。寮は大学から徒歩3分でしたが、2年になって住み始めた新居は大学から徒歩で45分、バスで20分ほどのところ。

(家を見つけるのは結構難しいです。家探しが必要な場合は早めに動き始めるほうがいいかもしれません)

 

AM 9:00 大学

授業の時間は、毎日違います。一日に1時間しかない時があれば、一日中みっちり入っている時もあります。1年生の時は、コロナの影響でレクチャーが録画されたオンラインで、実験やQ&Aセッション、Problem Solvingの授業が対面でした。9時から対面のものがないときも、大体同じ時間にオンライン授業を見たりしていました。2年生からはすべて対面になる予定です。

 

授業の長さは、形式や内容によって異なります。レクチャーが30分~1時間半、Q&Aが1時間(質問の量によって前後します)、Problem Solvingが2時間(問題の解く時間によって前後します)、実験が2時間から3時間ぐらいです。

 

ちなみにProblem Solving Sessionというのは、授業で習った内容の問題を解く授業です。授業の初めに問題が配られて、近くの人とグループを組んで解きます。解いている間はTA(ティーチングアシスタント)や教授がクラスを回って、質問があればその場で答えてくれます。また、一定の時間が過ぎたら、教授と学生全員で答え合わせをします。答え合わせの仕方は先生によってまちまちで、教授自身が解説しながら解くこともあれば、各グループが問題を与えられ、それを白板で解くこともあります。

 

PM 12:00 昼食

お昼は学部の友達と大学のキャンパスで食べたり、お弁当を持っていったりしています。私は基本自炊しているのですが、大学構内にご飯が買える場所がいくつかあります。中でも、Kimikoという日本のカツカレーが買えるところがとても人気です。

1年の頃は大学と近かったので寮でご飯を食べることもあって、その時キッチンにいた人と一緒に食べていました。ただ、課題が多いときは、キッチンでご飯を作って部屋に持って行き、食べながら課題をすることもありました。

 

PM 1:00 午後の授業

午後は、実験が入ることが多いです。実験をするときは、長時間立ってなければいけないので、多めにお昼を食べたりしています。実験の待ち時間は友達と話して過ごしています。

授業がない日は、友達と出かけたり、課題を終わらせたりしています。課題は、レポートやエッセイが多いです。

インペリアル・カレッジ・ロンドンでの実験の様子

実験の教室の様子(待機時間)。ペアになって行います

 

PM 5:00 運動や散歩、ピアノなど

授業の終わる時間は、一番遅くて夕方6:00です。大体5:00までには終わるので、友達と運動に行ったり、散歩したり、ピアノを弾いたり、食料品の買い出しに行きます。

課外活動はこの時間に入ります。疲れているときは、15〜30分ほどの仮眠をとります。

ハイドパークの夕焼け

よく散歩に行くハイドパーク・ロンドンは夕焼けが綺麗です

 

PM 6:00 夕食

夕食はキッチンで作って食べます。自炊なので、日本食、中華、洋食など、自由に作っています。次の日にお弁当が必要な場合は、夕食を作るときに同時に作っています。

 

PM 6:30 勉強

レクチャーで見た内容を補填するために教材を読んだり、課題を終わらせたりしています。授業の復習などもこのタイミングです。

部屋で勉強するときと、図書館で勉強するとき、キッチンで勉強するときがあります。資料を読むときは部屋のことが多いのですが、試験前は、図書館やキッチンにいることが増えます。

また、学外のボランティア活動の仕事や、家庭教師のアルバイトの準備はこの時間に行っています。

 

PM 10:00 シャワー、ストレッチ

勉強の気分転換にシャワーを浴びます。また、長時間座っていることが多いので、ストレッチなどもしています。

 

PM 10:30 勉強あるいはキッチン

課題が多い場合はこのまま勉強を続けます。あまりやることがないときは、キッチンに行って、友達と映画を見たり、最近起こった面白いことなどの他愛ない会話をしたりしています。話が盛り上がると夜中の2時ぐらいまでキッチンにいたりします。

日本の家族や友達と電話をするのは大体この時間です。

 

AM 12:30〜2:00 就寝

寝る時間は少しばらつきがありますが、できるだけ2時は回らないように気を付けています。寝る30分前は本を読むことが多いです。

 

 

Q: 日常で特に楽しみにしていることやこだわりは?

 

友達と過ごす時間が楽しい!毎日の充実のためにも健康に気をつけています。

 

私は夜、みんなでキッチンに集まって話したりするのが好きです。寮生活していた頃は、木曜日に「The Apprentice」という番組を寮のコモンスペース(居間みたいな場所)に観に行くのがとても楽しみでした。自分のビジネスに出資してもらうために、候補者たちがいろんなミッションをこなしていくのですが、観終わった後に「あの人が残るのではないか」「あのプロジェクトはこうした方が良かった」など、やいのやいの言うのが楽しいです。

 

寮を出て大学の友達と住み始めた今も、みんなで家事を分担したり、一緒に集まって勉強したり、映画を見たりして、楽しく過ごしています。

 

日常生活のこだわりとしては、できるだけ健康に過ごすことです。自炊でも、できるだけご飯のバランスを考えたり(タンパク質、食物繊維、炭水化物など)、適度に体を動かしたりしています。ただ、睡眠時間は不足しがちなので要改善です。

 

 

Q: 日常で心の支えになっているのは?

 

楽しいことも困りごとも共有できる友達。中高時代の友達も大切な存在です。

 

ありきたりではあるのですが、友達が日常で心の支えになっているかなと思います。困っていること、楽しいことについて一緒に話せる相手がいると、とても心強いし、どんなことも笑い飛ばせるので楽しいです。

 

大学の友達はもちろんですが、高校や中学の友達とも近況報告をしたり、会ったりといまだに連絡を取り続けています。違う場所でも頑張っているんだなと感じ、私も頑張ろうと思うので、昔からの友達を大事にすることも大切だと思っています。

 

 

Q: イギリスでの食事ってどんな感じ?気をつけていることは?

 

手軽に買える食材で工夫しながら自炊。野菜多めのバランス良い食生活を心がけています!

 

人によって食生活はまちまちで、私は自炊しています。日本食を作るための食材は大体スーパーか中華街で揃います。ただ、薄切り肉がないので、ブロック肉を自分でできるだけ薄く切るか、ひき肉を食べることが多いです。あと、ピーマンがありません。

 

お昼ご飯は、寮で食べるときはパスタ、チャーハン、お好み焼き、リゾットなど炭水化物多めで、大体サラダと食べていました。お弁当の時は、ごはんとおかずの組み合わせです。和食の夜ごはんだと、味噌汁、ごはん、おかず3種類ほど食べることが多いです。野菜が安いので、野菜多めの食生活かなと思います。個人的には、あまり実家と変わらない食生活を送っています。

 

また、イギリスでは、ベジタリアン、ビーガン、アレルギー食品等の情報がスーパーやレストランで分かりやすく記載されているので、食べ物に制限がある人は楽かなと思います。

 

いかがでしたか? 

寮のキッチンが、健康的な食事を作るだけでなく、友達との交流の場、さらに勉強の場にもなっていたことから共同生活を楽しんでいる様子がうかがえました。ハードな毎日を過ごす2年生のHazuki Y.先輩ですが、運動や散歩など上手に気分転換する術を身につけているのは、コロナ禍をたくましく乗り切った賜物かもしれませんね。

 

【留学生の『いつもの』タイムスケジュール:他の記事をチェック!】

Brown University Y.M.先輩 平日編 / 休日編

Imperial College London Hazuki Y.先輩 平日編(この記事)/ 休日編

Wellesley College Michiru I.先輩 平日編 / 休日編

The University of British Columbia Natsumi T.先輩 平日編 / 休日編

メリハリをつけるコツ

 

【\NEW!/海外進学・留学ラボの記事が、さらに検索しやすくなりました!】

→Topページ海外進学・留学について知りたいキーワードを入力・検索できます

LINE公式アカウント  LINE公式アカウントはじめました!
無料の海外進学イベント情報
や、最新の留学記事の更新を逃さず受け取れます!
→海外進学・留学ラボのLINEアカウントを友だち登録する

※この記事でご紹介している内容は2022年10月18日現在の情報に基づいています。
 

ベネッセでは、グローバルな進路を実現する多様な学習プログラムをご用意しています。丁寧な個別カウンセリングをもとに、あなたの希望に合わせた、「あなただけの海外留学・進学」をプロの知識と経験でしっかりサポートします。

ベネッセの海外進学プログラムでは
「海外進学にチャレンジしたい」
中高生のためのイベントを随時開催中!
自分らしい進路実現に向けてぜひお気軽にご参加ください。

詳しくはこちら

 

 

 

 

LINE UP

海外、国内を問わず、グローバルな進路を実現する
学習プログラムをご用意しています